『タンゴ』

作/スワボミール・ムロジェック
翻訳/米川和夫 工藤幸雄
演出/長塚圭史
美術/串田和美
出演/森山未來
   奥村佳恵
   吉田鋼太郎
   秋山菜津子
   片桐はいり
   辻萬長
   橋本さとし

20101130日(火)14:00開演
大阪/シアター・ドラマシティ

2回目。



ドラマシティの椅子も可動式だとは知りませんでした()
今回も特設S席にしたのですが、
席番が120番代で、どんなところになるんだろうと思っていました。
そしたらたぶん101番からスタート?で、
上手側の角っちょでした。
前回とちょうど反対側だったので、
違った角度から見られて良かったです。

東京では舞台中央に透明の壁があり
その中にカーテンのように布が掛けられていたのですが、
劇場の構造上のものなのか演出の変更なのか
壁はなくなり、ただ布で覆ってあるだけになっていました。
見やすくはなっていたと思うのですが
あの、透明な壁の部屋って美術が素敵だったので
ちょっともったいない気がしました(^_^;

今日は長塚さんが出てくるのも分かってたので
余裕を持って観ることができました()
けど、やっぱ目で追ってしまいますw

未來くんの表情も前回よりよく見えた気がします。
ガーっと理屈を主張していて、ふっと素に戻るときとか
上手いなぁと思いました。
あと鋼太郎さんの間も絶妙でした。
菜津子さんのキュートさもキュンキュンきたし()
最後、泣きつく息子に「いい加減にしなさい!」と恫喝するところも
それまでの可愛らしさと逆でピッとしてて良かったです。

アルトゥールが、なぜ結婚式当日になって
主張を変えたのか、外で何があったのか気になります。
あれだけ酔うまで飲むだけの理由があっただろうから。

パンフを読んで、長塚さん(演出家)が舞台上にずっといて
小道具を出したりするのや
最後、ガラスを割るところまで、串田さんの美術プラン(?)
組み込まれていたというのは驚きました。
やっぱただの美術担当では無かったのですね()

ラストは二人のタンゴが捌けて暗転じゃなく
前に出てきたところで「ジャン」て感じでいきなり暗転でしたね。
あのいきなり感は好きです。
そのあと客電も点く中、大音量で音楽が流れて
そのままカーテンコールなく終了は千秋楽でも変わりなしでした。
1
回くらいは出てきてくれないかなって
ちょっと期待したんですけど(^_^;
てか、もうちょっとみんな頑張ったら・・・
て気もしないでもないw

東京よりは、大阪の方が笑いも多かった気がします。
アルトゥルがエーデックに殴られて死ぬ場面でも笑い起きてたし(^_^;
全体的に結構受けてたw
ホント、悲劇と喜劇は表裏一体だなと思いました。

3時間の長いお芝居で
難しい台詞の大洪水のような作品だったけど
ずっと集中して聞き漏らさないようにワクワクしながら観られたし
ちゃんと理解してるかっていったらできてないかもだけど
感覚的に「大好き」と思える作品でした。

せめてもう一回、正面の席から観たかったです。。
それだけが心残り()