現代と過去の二重構造からなる寓話的作品。
現代。
実業家の息子、ブルジョア階級の青年ユリアン(手塚)。
権力欲に燃える父クロッツや周囲の人々、
婚約者(イーダ)らに振り回されている彼は、
日々の豚小屋での豚とのセッ●スにのみ快楽を見出している。
ある日、クロッツは、ライバルであるヘルトヒッツェと
提携を結ぶことで合意し祝賀パーティーが開かれる。
ユリアンはその日もいつもと同じように豚小屋へと向かうのだが…
平行して描かれる別の時代。
飢えて荒野をさまよう青年(伊藤)は
通りかかる人々を襲い人肉を喰らい、やがてその仲間も増えていく。
しかし通報により町から討伐隊が出される。
捕まった青年は人食いの罪で処刑されることに。
あらためて、こんなストーリーだったのかと(笑)
でもすごく納得w
正直観ている時はよく解らなくて、
何となくこうかなって感じはあるのだけど、
結局なんだったんだ???て感じのが大きかったです(^_^;
でも、退屈とかは全然無くて、結構引き込まれて観てました。
セットなどはほとんどなく、
一面白い布が敷き詰められています。
その下にはさらに新聞紙が敷かれているのですけど。
そこに度々映像が流れたり文字が映し出されたり。
東北大震災後のACのCM映像が流れたり
誰かの詩?みたいのがデカデカと映し出されたり
いきなり大音量で派手なクラシック音楽が流れたり
天使がクルクル踊ったり
こおいうのを前衛的というのだろうか?とか思いながら観てました(笑)
ストーリーの部分でも個性的な衣装と髪型の登場人物。
動きとかも変わってて、ちょっと「変身」ぽいなと思いました。
手塚とおるさんが出演ということで観に行ったのですけど
まさに観たかった手塚さんがいました(笑)
黒くて怪しくて(笑)素敵でしたvv
伊藤キムさんて方のダンス?も惹きつけられるものがありました。
台詞は無くても良かったかなて感じですが(^_^;
ラストが結構衝撃的で
でも嫌いじゃないです。観に行って良かったなと思いました。
会場の京都芸術劇場は、京都造形芸術大学の中にできた劇場で
本来700席以上あるらしいのですが、
今回は舞台上にひな壇を作って特別の客席が作られていました。
ギュギュっとした空間になっていました。
整理番号付の自由席で、
開演30分前にロビー会場をして、10分前に整理番号順の入場
と言っていたのですが
20番ずつ呼んでごちゃっと入ってたので
ちょっとなんだかな(^_^;でした。
別に席を急いで選ぶようなものでもなかったのでいいのですけど(笑)
最寄り駅から10分くらい歩くのですが
まっすぐ進めばいいので迷うことは無かったのだけど
思いっきり住宅街で夜は真っ暗で、ちょい怖かったです(^_^;
でも、近くの川では蛍が見られたりもしたらしくて
いいトコロなんだろうなぁと思いました。
今までこおいう場所があることは全然知りませんでしたが
この後も気になる公演があったりして
もしかしたらまた来ることもあるかもしれませんw
お客さんはやっぱ学生さんが多そうでした。
芸術大学の学生さんはどんな風に感じたのか興味あります。
ただ、私の前の席に座っていた3人組くらいの人たちが
上演中もずっと喋ってて、椅子蹴ろうかと思いました、、、
声は聞こえてこないのだけど、
視界に入るので集中できないんですよね。。
なんとなく外国の人のような感じがしましたが
マナーは守って欲しいなと思いました。。
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