北九州芸術劇場Produce
『江戸の青空・弐~惚れた晴れたの八百八町~

脚本/千葉雅子
演出/G2
出演/坂東巳之助 植本潤
   松永玲子 戸次重幸
   朝倉あき 吉野圭吾
   柳家花緑 松尾貴史

2011126()1900開演
倉敷/倉敷市芸文館

江戸時代、湯屋の二階は、
今日も湯上がりの客たちが寄り合って騒々しい。
相撲をとるもの、義太夫の稽古をはじめるもの。噂話をするもの。
そんな噂話のひとつにこんなのがあった。
「白木屋の一人娘、おせつ(朝倉)が結納をするらしい」
それを聞いてがく然としたのは、徳三郎(坂東)である。
おせつは、自分と将来の約束を交わしたはずではなかったか。
奉公人と主人の娘ではしょせん叶わぬ恋か。
思わずカッとなって刀屋へ飛び込み「二人ほど切れるのを売ってくれ」
刀屋(柳家)は「事情を聞こうじゃありませんか?」
それまでのいきさつを話はじめる徳三郎。
ある夜、
たまたま別の理由で店から閉め出しを食ってしまった徳三郎とおせつは、
仕方なく徳三郎の叔父(戸次)の住む霊岸島へ。
「徳三郎が女を連れ込んだ」と勘違いした叔父夫婦は、
二人を二階へ押し上げる。二階にはふとんがひと組だけ。
ふとんに境界線を引いて、そこで眠ろうとする二人だが、
降りしきる雨とともに雷が鳴るに至って……
(略)
果たして、徳三郎の恋は成就するのか?
そしてそれは一体、どんな方法で?

公式サイトより





楽しかったです
いっぱい笑って、
最後はホントに心の中に青空が広がるみたいに
スッキリ気持ちよく終われるって感じで。
やっぱこーいうのいいなぁって思いました

脚本は私の大好きな千葉雅子さんでそちらも良かったです。
お話は、いくつかの落語を再構築して
ひとつのお話にしてあるのですが
私はまったく元ネタを知らなくて
知らなくても全然楽しめるのだけど
知っていたらもっと楽しめたんだろうなぁと思います。
パンフにそれぞれのお話のあらすじが書いてあって
うまく繋げたなぁって感心しました()
いつかそれぞれの落語も聞いてみたいですw

前回の江戸の青空には吉田鋼太郎さんや西岡コ馬さんが出ていて
引き締まった感じがありましたけど
今回は割と若い感じでw
坂東巳之助さんと朝倉あきさんがフレッシュ()でした。
朝倉さん、初舞台?みたいでしたけど
可愛いし、演技も良かったです

のお二人以外はみなさん何役も演じていて
特に花緑さんはおじいさんになったり女の人になったり
早替えとかもあって大変そうでしたっっ
松永さんも、色んな「女房」を演っていて
違いとか出すの難しそうだなぁと思いました。

吉野さんは「SHIROH」で観たことあったけど
元劇団季の方なんですね。
ミュージカルじゃないのも新鮮な気がしました。

前回戸次さんの肉体美()にドキドキしましたが()
今回はしょっぱなから見せてましたw
重さんファンやっぱ多そうでしたね〜
OL風な感じの人たちはたいてい重さんファンぽかったですw
カーテンコールでも「重vv」て声掛かってましたし。
花緑さんが話そうとしたタイミングだったのは
ちょっと、あぁ、、、て思いましたけど(^_^;
ま、カッコイイですよね
次のTEAM NACSの公演も行きたいと思ってるんですけど
やっぱ競争率高いかなw

植本さんは子ども役頑張ってました()
結構子どもの役とか多い気がしますけど、
(私の中ではやはりドングリ役が印象的)
やっぱずっと保つのはしんどいそうです(^_^;
わりと見るたびに印象が違う気がします。
お年寄りから子どもまで、こちらも器用ですよね。

松尾キッチュさんは、まぁ余裕って感じでしたね
昼間、関西?のTVの生放送に出演されて
そのまま倉敷に来られたそうで、
開演ギリギリの会場入りだったみたいですけど(^_^;
全然大丈夫でしたw

開演前と終演後のアナウンスも色んなものまねでやってくれて
ホント、器用な方だなぁと思います。
この度ついったーでも返信もらえたりして嬉しかったです

今回、落語家さんや歌舞伎役者さん、
小劇場系やミュージカルなど
いろんなタイプの方が集まっていて
ごった煮感がとってもおもしろかったです(^^)v

倉敷公演は他の会場より
チケ代がとても安くなっていてお得だったのに
結構空席あって残念というか申し訳なかったです。。
今回に限らず、やっぱ最近広島とかでも会場が埋まってないこと
多い気がするのですが、、、
なかなかお芝居観に行こうってならないのかもしれないけど
もっとみんな観に行って欲しいなぁと思いました。