『何千年の遥か大昔、
この地にはスサノオが築いた「かざかみの国」があった。
八雲が出る岬の宮より吹く風は、人々を永遠の幸福へと導き、
過ぎてゆく時間はすべてその礎となって、
盤石の繁栄を謳歌した。
だが、その国は今はもうない。
天空にそびえた神の御座も。
愛する者の手をとり、夢中で駆け抜けた真っ白い砂浜も。
黄金色に染まった夕暮れのさざ波も…
かざかみの国は今はもうない。
その国はある日突然なくなってしまった。
その残骸から吹く風は、一転傲慢な猛毒を帯びて、
長い時間をかけながら生き残った者を蝕み、
とうとうすべての人が、そのことを忘れてしまった…』
小劇団「ガッツリ店見せまSHOW」を主宰し、作、演出をこなす松川武太郎。
だが劇団は、様々な方向性や思惑を抱える劇団員達によって
分裂寸前の状況にあった。
そんな中、彼は、ある架空の格闘家を描く新作で起死回生を図ろうとする。
主人公の名は四角田和郎太。
必殺技“かざかみパンチ”をひっさげた
道場破りで名を上げた喧嘩名人も今や昔。
老いた彼は今までに自らの拳で倒したライバル達に
もう一度会うためのたびに出るのだった。
それは、かざかみへ、かざかみへと遡行する人生逆様の旅。
その果てには、はるか太古の風の源、
伝承に残る『かざかみの国』と言われる古代文明の影が見えた。
松川は大いなる野心で演劇的な『かざかみの国』の復活を目論む。
しかし劇団の分裂は着々と進行し…
一方、松川の故郷には、
松川の遠距離恋愛の相手、高校の同級生、美津がいる。
美津は市役所の戸籍係。松川からの手紙だけが楽しみな美津は、
ある日不可解な戸籍の消失事件に巻き込まれる。
公式サイトより
内容は↑とは変わってしまってる部分もありますが(^_^;
いっぱい笑って、めちゃめちゃ楽しかったです♪
特に八嶋さんと松村さんの掛け合いは
アドリブ?て部分も多くて面白かったです(^^)
開演前から、ホールに入ると舞台上にはすでに役者さんたちがいて
それぞれにウォーミングアップをしています。
あぁ、もうお芝居が始まっているのか、とちょいドキドキ
蜷川さんのガラスの仮面を思い出しましたw
途中、グッズができましたーってなって、
そのまま客席に行商に出ていました(笑)
マフラータオル500円は安いと思ったけど買いませんでした(^_^;
でもやっぱ売り切れるくらい売れてたみたいです。
話がどうなっていくのか全然読めなくて引き込まれました。
松川武太郎役の佐藤さんが、女性だけど男性役で、
台詞回しが松村さんぽいなーと思って見てたら
やっぱ松村さん演じる松河と対(同一人物?)て感じで
面白いなぁと思いました。
ゲストの久ヶ沢さんは久ヶ沢さんらしい飄々とした役で
やっぱカッコ良かったです♪
けど、松村さんや八嶋さんとの絡みがなかったのは残念でした。
もっと違った久ヶ沢さんも見てみたいなぁと思ってしまいます。
でも、アフタートークでも言われてましたけど、
来年で50歳とか全然見えないですよねっっ若いです(笑)
スーツで逆手?で腕立て伏せの姿勢から足を上げて腕だけで立つ
(うまく説明できないけどbb)とか凄すぎますっっ
最後は先の震災を思い出させるような内容にもなり…
さっきまで笑ってたのにとても悲しい気持ちになりました。。
劇団とは、自分とは、繋がりとはとか
いろいろぐるぐる考えました。
1回だけではついて行くのが精一杯でちょっと難しくて
できればもう2回くらい観たいなぁと思いました。
カムカム本公演を観るのは実は10年以上ぶりくらいで(^_^;
(「サイエンス・ジャンボ・ヨーグルト」以来)
役者さんも松村さんと八嶋さん以外は
藤田さんくらいしか分からなかったのですがbb
いろんなタイプの人がいて面白いなぁと思いました。
もう一人のゲスト、河野さんも知らなかったのですけど(^_^;
渋くて素敵な方でした☆
南河内万歳一座も、気になりつつ観られなかったんですよね。。
松村さんと八嶋さん、学生時代にここのお芝居観てなかったら
劇団やってなかったって言われてました。
2時間半以上のお芝居で、帰りのバスの時間ギリギリだったのですが
前から3列目のほぼ真ん中の席で
私の前の席もずっと空席だったので空けるのも忍びなく(^_^;
あと、やっぱり聴きたいって気持ちが強くて残りました。
したら久ヶ沢さんも一緒で、残って良かったですw
久ヶ沢さんの演劇遍歴も聞けて良かったです♪
と、なんだか久ヶ沢さんの話ばかりになってしまいましたが
(だって久ヶ沢さん出るから観に行ったようなものだし(^_^;)
いっぱい笑えて楽しかったので、行って良かったなと思いました♪
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