パルコ・プロデュース公演
『国民の映画』

作・演出/三谷幸喜
出演/小日向文世
   段田安則
   白井晃
   石田ゆり子
   シルビア・グラブ
   新妻聖子
   今井朋彦
   小林隆
   平岳大
   吉田羊
   小林勝也
   風間杜夫

2011416()18:00開演
大阪/森ノ宮ピロティホール

舞台は1941年のドイツ・ベルリン。
ヒトラー内閣がプロパガンダの為に作った
宣伝省の初代大臣パウル・ゲッベルス。
彼はすべての芸術とメディアを監視検閲する権利を与えられていた。
ある日ゲッペルスは映画関係者たちを呼んでホーム・パーティーを開く。
パーティーにやってきた映画人たちの前で
ゲッペルスは彼らを招いた本当の理由を発表する。
彼は最高のスタッフとキャストを使い、
自分の理想の映画を作ろうと考えていたのだ。
全ドイツ国民が誇れる映画、「国民の映画」を。
ナチス高官たちと映画人たち、彼らが一堂に会したその夜、
虚飾と陰謀に満ちた、狂乱の一夜が始まろうとしていた・・・・。

公式サイトより




私にとっては久しぶりの三谷作品。
いつの頃からか(たぶん12人の優しい日本人あたり)から
なんとなく違うな、と思い始め(^_^;
コンフィダントあたりからあまり好きじゃないかも、、、と思い
その後、あまり積極的に観ようと思う作品が無かったのですが
今回はコヒさん主役だし、面白そうかなと思ってチケ取りました。
というか取れて良かったという感じでしょうか。


森ノ宮ピロティーホールに来たのは2回目。
前回来た時はトイレとか行かなかったのですが(^_^;
今回開演前に行ってみると行列ができていて
女子トイレが臨時含め2箇所あったのですが、
入り口に係りの人がいて随時どっちに入るか振り分けていて
そういうトコロはあんまり無いのでビックリでした()
ここのホールは結構古そうな感じなのですけど
やっぱトイレ(特に女子)の数は大事だなと思います。
KAAT
とか新しいのにトイレがあんまりなくて
綺麗なホールだけどどうかなぁーと思いましたし(^_^;
ホール所属のスタッフさんが沢山いるところって
なんとなくすごいなって思ってしまいますw


実在の歴史を元に作られているので
その歴史を知らないと面白さ半減かなぁと思うのですが
私は歴史も映画も全然詳しくないので微妙でした。。
あと私はとにかく外国人の名前を覚えるのが苦手なので
もうそれだけであーーーーっ(>_<)っって感じでした()
あと、人がたくさんい過ぎて
それぞれの人の良さがあんまり出て無かった気もします。
一幕が人物紹介な感じではあるけど
それぞれ個性的なキャラなのだから
もっと色々エピソードがあってもいいのになと思いました。
結局あんまり「新しい映画」の話も出てこないのも残念。

一幕が1時間くらいで、上演時間3時間だからもっかい休憩あるのかな
と思ったらありませんでしたw

笑えるところもいっぱいあったけど
ツボはやっぱりちょっと違うみたい。。
世代の違いかもとも思うのだけど(^_^;

最後はどうしても悲劇になっちゃうのは仕方ないとして
ちょっとあっさりし過ぎてた感じ。
さっきも書いたけど、
たくさんの役者さんたちが出てきた意味あったのかな?
と思ってしまいました。。

最後、突き放されるゲッペルスは当然だけど切なくて
少し泣けました。
小日向さんがもちろん主役なのだろうけれど
小林さんが陰の主役て感じでカッコ良かったです。

んーやっぱり全体的に「勿体無い」て感じです。

三谷さんのやりたかったこと、
うまく受け止められなかったみたいで残念。。

最後だけ観れば、
だんだん好きな感じになってきてはいるんだけど・・・

やっぱり向いてないのだろうか、、、

一応次の「ベッジ・パードン」もチケ取れてるのだけれど。。