阿佐ヶ谷スパイダースPRESENTS
『荒野に立つ』

作・演出/長塚圭史
出演/安藤聖 中村ゆり
   黒木華 初音映莉子
   中村まこと 福田転球 横田栄司
   中山祐一朗 伊達暁 長塚圭史
   平栗あつみ 水野小論
   川村紗也 斎藤めぐみ 佐藤みゆき

201183日(水)1900開演
大阪/ABCホール

3回目。




2回はいずれも1列目真ん中の席だったけど
今回は少し後ろから。
でもこの舞台、みな様々な動きをしてたりするから
ちょっと俯瞰で観た方がいいような気もします。
前も書いたけど「画」がとても美しいと思うし。

で、今回は「玲音の話」として観てみる。
やっぱり朝緒は玲音の記憶に紛れ込んだんだなと思う。
最初、朝緒の妹だと思っていた音羽も
玲音の妹だと思った方が名前の文字とかからも自然だし。

アロママッサージ店のシーンも
乱入してきたのは朝緒の父だと思っていたけど
あれは玲音の父だったんだよね。
だからあの後あの台詞に繋がるんだろうし。

実家からお金を持って帰ったのも
朝緒では無く玲音。

やっぱ「代行」
がキーワードなんだな、と思う。
「誰が」「誰の」代行なのか・・・。

映画の話もやっぱ玲音の話なのかなぁ
あそこで出てくる先輩と
朝緒のだんなさんの「佐藤」が
どうしても同じ人物には思えないんですよね。
でも役名はひとつだし・・・
これは謎のままです。

美雲。
美雲は朝緒の目玉を盗んだと言っていたけど
もしかしたら
美雲は流産した朝緒のこどもなのかな
と今回ちょっと思いました。
だから、「名前をつけてくれた」ときに
なんか感動したっぽかったのかな、とか。
川の流れの話をするところとか
そんな気がしました。
流れるときに一緒に朝緒の目玉を一緒に持って来ちゃったのかな
とか。
朝緒の能力って、他人の記憶を視ることができることだったのかな
とか。

朝緒に何があったのかは分からないけど
あのお父さんとお母さんがいれば
きっと大丈夫だなて気がして
ラストはちょっと安心しました。

今回の客席が、私が観た中では一番ノリがよかったです。
というかよく笑ってました。
面白いシーンはたくさんあるのだけど
全体の雰囲気から、笑っていいのかな?て感じもあって
ちょっと探り探りな感じもしてたけど
今回はみんな結構笑ってたw
ただ、担任教師のスコップで妹を・・・てトコで笑うのは
ちょっと怖いよって思っちゃいましたが(^_^;

カーテンコールも今までは1回のみで
今回はそーいう感じなのかなぁって思ってたけど
この回はみんな粘ってて
もう1回出てきてくれて嬉しかったです
ちょっと遅れてきてた人いたけど()
千秋楽とかはもっと盛り上がるのかなぁって思うと
やっぱ千秋楽、行きたいなぁと思ってしまいます。。

あと1回、博多公演も観る予定なのだけど
もう何回か観たいです(^_^;
夜公演、観たかったなぁ。。