火の山が大好きな男(妻夫木)が、火山観測所に赴任する。
その赴任先で待っているのは、虚言癖の女(蒼井)。
やがて、大噴火の噂が流れる。流れるのは、噂だけか。
それとも、本当に溶岩が流れ出すのか・・・。
不確かな情報、予知、夢、噂、群がるマスコミ・・・。
「信」じられないものばかりで織りなされる、
まことしやかな火の山の物語。
公式サイトより
当初は、気にはなってたけど行くつもり無くて…
けど3月に別件で東京行くことになりそうだから
だったら行きたいかなと思い始め(^_^;
ギリギリ野田地図サイトの先行間に合わなかったけど
e+の先行でチケ取れたので行って来ました。
野田さんの作品はちょっと難しくて
言いたいことの本質はたぶん理解できてないのだけど(^_^;
でも、ぐぐーっと引き込まれて観ちゃう不思議さがあります。
台詞も早口でわーっという感じなんだけど
たぶんリズムが合うのか心地いいです。
今回、妻夫木くんを初めて生で見ましたがw
野田作品に合ってるなと思いました。
なんとなく。
作家さんや演出家さんに合う役者さんてありますよね。
妻夫木くんは凛々しくてカッコよかったです。
蒼井優ちゃんは以前蜷川幸雄作品で観たことありましたが
そのときは可憐な感じだったけど
今回はくるくるよく動いて台詞もいっぱいで
全然感じ違ってそれもまたよかったです。
短い髪の毛も似合うなと思いましたw
蒼井さんと対となる役をやっていた黒木華さんも
新人さんてことですがとても良かったです。
いっけいさんや聖子さんは安心の貫禄で。
チョウソンハさんは今までのイメージと全然違ってビックリでした。
(てそんな知ってる訳じゃないけど(^_^;)
今回も舞台上にはほとんどセットのようなものはなく
普通の折りたたみ椅子を使っていろんなものが表されていたり
ひとりで何役(過去と現在?)やったり
時間と空間もくるくる変わってホント忙しかったです。
最後はあの隣国のことや
「おまえは何者だ」という問いや
「日本人とは」ということに
なんだか鋭く突っ込まれたよ うな感じでドキドキしたのだけど
本当のところはやはりよく解りません。。
でも、たしかに心で何かを感じて
感情が動かされたのは事実で
観てよかったなと思いました。
野田さんはいつも思いますけどホントパワフルで凄いです。
※東日本大震災一週間前に観ています。
震災後に観ていたらまた違った感想があるんだろうなと思います。
(この文章は4月4日に書きました)
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