とある葬儀後。得意先の担当者の息子、というだけで
見ず知らずの青年の葬儀に出た帰り道。
自分が死んだら、書いていたブログなどはどうなるのか、
という話になる。
事前に手を打っておかなければ永遠にネット上に残るのかもね。
そんな話の中、一人がネットで見つけたあるブログを思い出す。
それは小説のようなブログで、
未来の銀河系の果てにある惑星アルテア65での出来事。
書いた本人はもう死んでいるのでは無いかと思われる。
アルテア65にはこの星を侵略から守るため
地球連邦軍が駐留していた。
しかし、この惑星に来た地球人兵士が幻覚に陥り
自殺を図るという現象が多発。
研究員、桜木真希(長野)が地球から調査に派遣された。
しかし本当はこの星が他の星に売り渡す価値があるかかどうかを
査定するためだった。
一方、記憶を失った神崎(筧)は、
アルテア兵の墓地の墓守をしつつ
革命家・キリアスとして
アルテアの独立運動を熱狂的に進めていく。
生きていくことは、
後悔と溜め息を重ねていくこと。
それでも、生きていくことを、
自分からは辞めてはいけない。
そして、彼は、
誰も味方になってくれなくても、
戦いを続けていく。
初・第三舞台、です。
でも解散公演です(^_^;
第三舞台の作品は、昔ビデオで観たことあると思うのですが
もう全然憶えていないし
その後も鴻上さんの作品自体観たことなかったので
どんな感じか楽しみでした。
会場に入るとロビーにはすごい人だかり
なんか行列が出来ていて何だろうと思ったら
鴻上さんが出てこられていて
お客さんと写真を撮られていました。
今日の席は12列目の真ん中辺りでとても見やすかったです。
このホールはあんまり席運良くなくて
今回一番いい席だったかもw
いきなりダンスで始まったのは驚きました。
なんとなく、繊細な会話劇、みたいなイメージだったので(^_^;
でも、そのダンスがめちゃめちゃカッコ良かったです♪
衣装も素敵でした♪
その他も、映像を使った演出もお洒落でした。
一瞬、平面から3Dみたく浮かび上がって来たときは
おぉー☆と思いました(笑)
映像ではなるしーさんとかも出てきてビックリ&嬉しかったです。
でも、やはり以前を知らないので、
昔からの定番ネタだろうと思われるモノとか
台詞などで周りが盛り上がるのにはついて行けず
若干アウェイ感ありました(^_^;
まぁでも、復活&解散公演だから
そういう昔からのファンの人へのサービスみたいなものは
いるのかなぁと思いました。
個人的には、ギャグっぽい部分は特に無くてもいいかな
て感じですが(^_^;
大人の役者さんばかりなので
シリアスなお芝居も観たいかなと思いました。
ストーリーが結構好きだったので余計思うのですけど。。
これが第三舞台です。と言われれば好みの問題ですね(笑)
軸になるストーリーは切なくて…
ラストはうるうるしてしまいました。
神崎が本当に好きだったのって…
役者さんは皆さん素敵でした♪
もうベテランの方たちが思いっきり馬鹿なことをやっている(笑)
ていうおもしろさはあったと思います。
小須田さんや大高さんて渋いのにねw
ひとり若者(笑)の高橋一生さんも素敵でした。
スタイルとか髪型とかかなり好みです(笑)
笑顔がまた切なかったり…できゅんときました。
ダンスもカッコ良かったです。
カーテンコールは4回?
みんな結構粘るんだなという感じ。
でも最後は大高さんが大高サンタになって出てきてくれて
嬉しかったです。
最後になんか残念だったこと。
劇中、斉藤和義さんの「ずっと好きだった」が流れるのですが
カーテンコールでも流れていて、
ストーリーもノスタルジックな部分の多いものだから
合っているかなと思ったのですが、
その後、例の原発事故についての替え歌に変わるんです。
何故?て思いました。
この曲、話だけで実際聴いたの初めてだったのですが
斉藤さんも元歌も好きだけど
こおいうこと歌っちゃうのはちょっと悲しい
(原発はやめた方がいいと思っているけど)
と思っていたので、
何故ここでこの曲を流すんだろうととても疑問でした。
それまでなんとなく温かい気持ちになっていたのが
一気に醒めるような気がしました。
鴻上さんの主張(メッセージ)なのかもしれないけど
この場でやらなくてもいいのに。。とまた悲しくなりました。
もしかしたら作品とも関係あるのかもしれないですけど。
ということで、
めちゃめちゃ好きかと言われれば
そうでも無かったですけれど(^_^;
今、観られて良かったな、と思います。
また何年か後に
劇団公演としてでなくても、
皆さん共演の作品を観られたらいいな
と思いました。
昔の作品も観てみたくなりました。
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