『朗読劇 少年口伝隊一九四五』

作/井上ひさし
演出/藤井康代
チェロ演奏/渕上恵子
出演/猪原庸加 占部祥世
    辻里菜 藤井康治
    藤岡詔雄 宮原仁美
「少年口伝隊一九四五」を福山で上演する会

2011731()13:30開演
広島/ふくやま文学館 研修室

昭和二十年八月六日、原子爆弾が広島の上空で炸裂した。
一瞬にして広島は壊滅、
かろうじて生き延びた英彦・正夫・勝利の三人の少年は、
やはり運良く生き延びた花江の口利きで
中国新聞社に口伝隊として雇われる。
三人の少年は、人々に新聞を口伝しながら、
大人たちの身勝手な論理とこの世界の矛盾に気がついていく。
やがて敗戦。
連合軍が広島に進駐し、戦後が始まろうとした。
しかし正夫が原爆症を発症、
ひょんなことから手榴弾を手にした勝利はある決意をする。
そこへ戦後最大級の台風が広島を襲うことになる





友人が出演するというので観に行きました。
一週間前くらいに広島で上演されてたし、
やはりこの時期はよく上演されているのでしょうか。
広島県民として、原爆についてのお話は色々聞いたりしたけど
このお話は全然知りませんでした。
口伝隊というのがあったことも初めて知りました。

冒頭で原爆投下時のことが描かれていて
それが結構リアルな感じでそれだけで泣きそうになりました。。
その後の展開も最後まで救いが無く、、、
終演後はちょっとしたはずみで泣きそうで
友人もお見送りに出てきてたけど
何も話すこと無く会場を後にしました(^_^;

舞台に立つのはほぼまったく初めて、
というような人たちが集まってやった公演だったようですが
公演自体はとても良かったです。
みな感情込めれてて上手かったです。
劇場では無くて文学館の研修室ということで、
ステージという程のものは無く
とても客席に近いところでやっていたので
緊張しただろうなぁと思いますw
チェロの生音が入ってくる演出も素敵でした
今回は、出演者を若者組と、熟年組とに分けての2回公演で
私は若者組の方だけ観たのですが
熟年組の方も観てみたかったです。

朗読劇は普通のお芝居よりも動きが少ない分
集中力と想像力フル回転て感じですが
それがとても面白くて
色々観てみたいなと思いました。