ブロードウェイミュージカル
『スウィーニー・トッド』

作詞・作曲/スティーヴン・ソンドハイム
脚本/ヒュー・ホィーラー
演出・振付/宮本亜門
翻訳・訳詞/橋本邦彦
出演/市村正親
   大竹しのぶ
   キムラ緑子
   ソニン
   田代万里生
   安崎求
   斉藤暁
   武田真治 ほか

2011618日(土)13:00開演
広島/広島ALSOKホール

19世紀末のロンドン。
好色なターピン判事(安崎)に妻を横恋慕され、
無実の罪を着せられ流刑にされた床屋のスウィーニー・トッド(市村)。
若い船乗りアンソニー(田代)に命を救われ、
15
年ぶりに街に戻った彼は、妻の自殺と、
娘ジョアンナ(ソニン)がターピンに養育されている事実を知る。
彼への復讐を期して、
ラベット婦人のパイ屋の2階に店開きをするスウィーニー。
その素晴らしい腕前から店は大繁盛。
素性を偽る彼は、その過去を知る人間たちのひげをあたるふりをして
喉をかき切っていく。
一方、ろくな肉を仕入れられないラベット婦人のミートパイは
ロンドン一まずいことで有名だったが、
スウィーニーが殺した人間の肉でパイを焼くことを思いついて
人肉パイはこの上もなく美味で、店は瞬くうちに大繁盛。
死体も隠滅でき、一挙両得と高笑いの二人。
一方アンソニーは偶然知りあったジョアンナと恋に落ちる。
二人は駆け落ちを企てるが取り押さえられ、
ジョアンナは精神病院に隔離される・・・
ターピンへの復讐を画策するスウィーニー、
彼の知らない秘密を握りながら彼を愛し始めるロベット婦人、
愛を成就したいアンソニーとジョアンナ、
ジョアンナに邪な欲望を抱くターピン、
スウィーニーの正体を疑う小役人ビードル(斉藤)、
ロベットを慕う頭が弱い使いっ走りの青年トビアス(武田)、
不吉な予言を吐く謎の乞食女(キムラ)・・・
それぞれの欲望が渦を巻き、物語は恐怖の終幕に突き進んでいく。

公式サイトより






前回とても良かったので待望の再演
しかも広島もあるってことで楽しみにしていました。
席は6列目てことでしたが、
前列潰してオーケストラピットになっていたので
実質は2列目でした。
わりと端っこの席だったので舞台はちょい遠い感じでしたが
それでも役者さんの表情などはバッチリ見えました

オーケストラピットが低くてというか高くて?
客席からそんな下がってなくて頭とか見えちゃう感じで
狭そうなのがなんかちょっと申し訳なかったです(^_^;
でも、結構ギリギリ(開演数分前)とかに楽器抱えてくる人とかいて
すごいなーと思いました()


オープニングの音楽がとても好きで
映画版で使われてなかったのがとても残念だったのですが
やはり今回も鳥肌モノでこの時点ですでに泣きそうでした()

考えてみたら、あのシーンに出てる人、
みんな死んでるんですよね。。
トビアスは微妙だけど…(^_^;


前回のをそう細かく憶えている訳ではなくて
イメージだけなのだけど
どうしても比べてしまって損だなと思いました。。
間違ってるかもしれないけど
前回よりコミカルな感じが増えてる気がしました。
客席も結構笑ってました。
殺された人が落とされるシーンで笑いが起きたのは
かなりびっくりしたけど(^_^;

個人的には、そんなコミカルにする必要はないと思うのですが
話が話だし(^_^;
逆にだからかもだけど。
あとなんかあっさり?さらっと?した印象でした。
とかいって演出そんなに変わってなかったらごめんなさい()


ジョアンナとアンソニーもただのカップルに見えた(^_^;
ジョアンナはただ煩いだけであんまり可哀想に見えなかったし
アンソニーも軽い感じがしちゃいました。。

ターピンもあんな、へんた、、、だったっけ?()
裸でチとか、、、いいのか?(^_^;
気持ち悪さはめちゃ出てましたw

ラベット婦人のスウィーニーLOVE()な気持ちは
ものすごくよく解って切なかったです。
身体に触れられてドキッとしてるとことか
目で追うとことか
大竹さんやっぱ巧いなって思いました。
なのにスウィーニーときたら、、、(^_^;

武田くんのトビーも可愛くて良かったです
後ろの席の人が誉めてて嬉しかったです()
武田くんて、最近あんまりドラマとか出ないから
演技巧いのたぶんあんまり知られて無いんですよね(^_^;
この前の時計仕掛けのオレンジでもそうですけど
最初「誰?」てなって、
そのあと「武田真治すごい」て感心する人多いみたいw
昔から好きな私としては嬉しいです()

緑子さんも良かったです。
最後ちょっとだけ正気に戻るところが切ない。。
それにしてもまたまたスウィーニーときたら、、、(^_^;

スウィーニーって、酷い仕打ちを受けて復讐に燃えて
それを成し遂げるわけだから
もっと応援?したくなってもいいと思うんですけど
全然そんな気持ちにならないところが面白いです()
だってホントだめだめなんだもの。。
ラビット婦人の気持ちにも奥さんにも気付かないし

市村さんはおちゃめでキュートで良かったですけどねw

カーテンコールもとても素敵でした。
最後、大竹さんのほっぺにチュッてしたのも可愛かったvv

あんだけ救い無しのエンディングの後のカーテンコールが
ニコニコで楽しげなのはやっぱりちょっと違和感ですが(^_^;

でも観に行けて良かったと思います。

パンフは最初買わないつもりだったけど
観終わったら欲しくなって結局買っちゃいました()
できれば日本語版のCDも出して欲しいなぁ