『時計じかけのオレンジ』

原作・脚本/アンソニー・バージェス
上演台本・演出/河原雅彦
音楽監督/内橋和久
出演/小栗旬
   橋本さとし 武田真治
   高良健吾 山内圭哉
   ムロツヨシ 矢崎広
   桜木健一 石川禅
   キムラ緑子 吉田鋼太郎 ほか

2011122日(土)13:00開演
東京/赤坂ACTシアター

近未来のロンドン。
少年アレックス(小栗)は、仲間たちと街で非道の限りをつくしている。
ある日、老作家(武田)宅に押し入ったアレックスたちは
老作家に猿轡をすると、目の前でその妻を殴りつけ強姦する。
さらに一人暮らしのブルジョワ婦人(キムラ)の家も襲撃し
はずみで婦人を殺害してしまう。
しかし、逃げようとしたアレックスを仲間たちは裏切り
アレックスだけ警察に逮捕され、禁錮14年の刑に処される。

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年後。
ドクター・ブロドスキー(橋本)のもと、
新開発の人格矯正法「ルドヴィコ療法」を受けることになったアレックス。
果たして彼の残虐な性格は治るのか





スタンリー・キューブリックの映画版が有名で
といっても私はその映画も観たことなく
タイトルぐらいしか知らなかったのですが・・・
最初はあまり興味無かったのだけど(^_^;
さとしーさんや武田くん、僧正にムロくんまで出るとなっては
そりゃあ観たいじゃないかと()
ちょうど別件で関東に行きたいと思っていたので
ハシゴ観劇することにしました。

赤坂ATCシアターは初めて行きました。
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階席でしたがステージは見やすくなかなか良い感じだなと思いました。
グッズもいろいろありましたが、
パンフレットが「舞台稽古場写真版」と「舞台写真版」の2種類あって
あこぎな商売wと思いました()
見本無いし(^_^;

開演前、1階席に誰か有名人が来ていたらしく酷くざわついていました、、、
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階から立ち上がって見ようとしている人までいて
その人たちは開演中も1階客席に下りての芝居があったりすると
やっぱり立ち上がって覗き込んでいたりして
ちょっと、なんだかなーでした。。

大音量の生バンド演奏からスタート。
やっぱり生バンドはいいですね。とてもカッコよかったです
ビジュアルや音楽なんかは映画版にかなり近くて
オマージュ?て思ったのですが
映画版では原作と変えた部分も多々あるようで
「原作に忠実に」作りました。という感じでした。
ただ、映画版を観たときもそうなのですが
どーしてもこのストーリーに感情移入することができず
「面白い」とは思えませんでした。。
どうしても笑えないんですよね(^_^;
例えばアレックスが飛び降りて死んじゃったりしてたら
少しは納得できたかもしれないけど。。
「若気の至りです」なんてまとめられても、、、て感じ。
不条理というか、それが皮肉で面白いのかもしれないけど。。

個々の役者さんはみなさん素敵でした。
小栗くんもさすがに上手かったし
意外と細いんだなぁと思ったりw
あとは吉田鋼太郎さんはじめ、おじさまたち()が素敵でした

特に武田真治くんは演技力はもちろん
歌もダンスもカッコ良かったです。
私はどうも井手さんの振り付けが苦手なのですが。。
武田くんは他の人と動きが違って滑らかでカッコよかったです
ラストの武田・橋本・山内のトリオはホント素敵でした
ムロくんと僧正はやっぱり面白かったですねー
細かい動きとか目線で笑いをとるのはさすがですw
石川禅さんとかも、
たぶんいつもは堅いミュージカルとか出てるんだろうに
ハジケてて面白でしたw
橋本さとしーさんは、
博士で出てくるまでどこに出てるか判らなかったけど(^_^;
博士はホントぴったりで素敵でした


女性陣ではキムラ緑子さんがキュートでしたvvv

正直みなさんの表情までは見えなくて
誰が誰やら(^_^;て時もあったんですが
みなさん何役もやって凄いなあと思いました。

途中20分の休憩が入るのですが
アレックス役の小栗くんは舞台に残される(ように見える)演出で
面白いなと思いました。
あと映像と電飾とを使った派手派手演出も面白かったです。
あれそばで見ると目がチカチカしそうだけど(^_^;

だけど入り込めなかった、、、んだよね。。
これはもう向き不向きと言うか
別に作品が悪いとも思わないただ「合わなかった」だけ。
残念ですけど(^_^;

カーテンコールでも武田くんとさとしーさんじゃれてたりw
そおいうのは本当に
楽しかったです

でも本当にあんな治療法?あったら怖い。
なんの解決にもなってないし。。