葛河思潮社 第二回公演
『浮標-ぶい-2回目/大阪)

原作/三好十郎
演出/長塚圭史 
出演/田中哲司 松雪泰子 
   佐藤直子 平岳大
   荻野友里 池谷のぶえ 
   大和田美帆 木村了 
   長塚圭史 高部あい 
   赤堀雅秋 深貝大輔

2012107()13:00開演
大阪/シアター・ドラマシティ

2回目。

初演は大阪とか無かったから来てくれて嬉しい♪
あの美術がドラマシティでもできるというのもビックリ()
でも、初演の時の、あの、劇場に入った瞬間に
白砂が浮かび上がって目に飛び込んできて
「うわぁ
」てなった感動は今回は無くって残念。
違うかもだけど前回は最初から砂に照明あたってたのかな?

東京では前列が座布団席みたいなのでしたが(^_^;
大阪は1列目からちゃんと座席ありました()
でも私は7列目で舞台全体がよく見えて良かったです。
ただ次の日も行くのにどっちも全く同じ席で
どうせなら違う席が良かったなとは思ったり。。
まぁ席によって見え方が大きく変わるような作品ではないので
いいのですけど。

今日の長塚さんの挨拶はビックリすること1つになってました。
席は低くないからね()
そろそろいいですか?て感じで役者さん見回すとき
赤堀さんが「やっやりますよっっ」て感じになってたのが
可愛かったです()

哲司さんは回を重ねるごとに台詞が台詞っぽくなくなって
もう五郎さんにしか見えない。
でもどんどんこどもっぽく見えてくるw
尾崎とのやりとりとか。
ほたるの墓の兄妹とかもだけど
もうちょっとうまく世当たれてたら良かったのにね。。
て思います。

高部さんの京子さんは小悪魔度がアップした気がしました()
でも恋愛や結婚に対するあの考え方は好きです。
わからないけど、あの時代にあぁいう考え方できる女の人って
あんまりいなかったんじゃないかなぁと思いました。

今回特に良かったのはやっぱり赤堀さんの尾崎さん。
初演の方と全然キャラが違うのもありますが
なんかとても人間くさいといいますか
いやらしさとかわいらしさと両方あって
なんかいいなぁと思いました。

松雪さんの美緒は
最初はちょっと強いかなと思ったのですが
どんどん儚げになっていって
最後のお見舞いに来た教え子たちへのまなざしとか
めちゃめちゃ切なかったです。。
京子さんと会ったあとに鏡を見る場面とかも切ない。
でもそのあとの小母さんがまためちゃ優しくて
全てを承知の上で明るく優しく接してくれて
やっぱり素敵でした。

今回は
1
幕はぎゅっと集中して観ていて
2
幕の赤井さんのあたりでちょっと睡魔に襲われ(^_^;
3
幕は涙はらはら
て感じでした。

この世にし、
楽しくあらば、来ん生(よ)には、
虫にも、鳥にも吾(あ)れはなりなむ。

この歌好きです。
全体的に「今を精一杯生きる」力が込められている気がして
悲しいのだけど観終わったあと嫌な気持ちにならないというか
観れて良かったなと思える作品でした。

明日も観られるしあわせvv

201210071231000