葛河思潮社 第二回公演
『浮標-ぶい-4回目/大阪)

原作/三好十郎
演出/長塚圭史 
出演/田中哲司 松雪泰子 
   佐藤直子 平岳大
   荻野友里 池谷のぶえ 
   大和田美帆 木村了 
   長塚圭史 高部あい 
   赤堀雅秋 深貝大輔

20121020()15:00開演
大阪/ワーナーマイカルシネマズ茨木
ライブビューイング

4回目。

初演を入れると6回目…
もしかしたら一番たくさん観ている作品かもしれません。

前回の大阪公演で最後のはずだったけど
新潟での大千秋楽の模様を
全国の映画館で生中継するとか言われたら
そりゃ行かなきゃですよね()
残念ながら一番近くて大阪・茨木で
広島でもやっておくれよー
て感じではありましたが。。。

そしてそのチケットを取ったあとに
CS
のフジテレビNEXTで同じく生中継すると知り
んじゃわざわざ大阪まで行かなくてもいいじゃん
とも思ったけど
大画面で観るとまた違うかもだし
と初めての地、茨木まで行ってきました。

映画館での上演だし、ギリギリの開場かなと思っていたら
30
分前には開場して
開場時間中に流れてた同じ音楽が聞こえてきたので
いい感じだなと思ったら
もうすでに中継繋がっていて
スクリーンには新潟のステージと客席が映っていて
まるで自分もその座席の後に繋がっている感じがして
もうすでに泣きそうでした()

長塚さんの挨拶もちゃんと流れて
今回のビックリ1つめは、やはりこの生中継の件で
すごい時代になったなぁと改めて思いました。
こおいうのがもっとたくさんあったら
東京だけでしかやらない舞台も
地方の人も観ることができていいのになと思いました。

生中継だしずっとひきの画かなと思っていたのですが
アップやオーバーラップとか色々凝っていて
やっぱりすごいなと思いました。
最初の五郎が砂の上を歩いて万葉集を見つけるシーン
足下のアップが映って
キラキラした砂が綺麗で
とてもいいなと思いました。

でもそのあと、結構松雪さんのアップとか多くて
いやいやここは相手の人も見たいのにっっ
とか思う場面もあって
DVD
とかでひきの画のみのと
マルチアングルだったらいいのになと思いました(^_^;
でも松雪さん、本当に美しかったです。
最期の子どもたちに声を掛けるところとか
やっぱり泣かずにはおれませんでした。

休憩時間はこっちも休憩かなと思ったら
長塚さんや哲司さんのインタビュー映像が流れて
休憩はできないけどお得だなと思いました。
考えてみればテレビでも流れているのだから
休憩中の客席とかはさすがに流さないですよね(^_^;

その中で哲司さんが、演出してるときの長塚さんが
「殺し屋のような目で見ている」
と言っていて()
そのあとの芝居でサイドから見ている長塚さん(比企)の目が
やっぱり鋭くてこれかって思いました()

そいえば覚えの無いシーンがというか台詞がいくつかあって
意識失ってたのかなと思いました(^_^;

あと、五郎と比企がプロバビリティーを連呼するとこ
ちょっと可笑しくなっちゃいました()

映画館だから座席もゆったりでふかふかだし
音も良いし
ライブビューイングいいな♪と思いました。
結構生で見ている感覚に近いものあったと思います。

ただ、やっぱり普段映画は観るけど芝居は見ない人たちには
3500
円とかのチケット代は高く感じるだろうし
お客さんもあんまりいなかったのは残念でした。

終演後拍手起きた会場もあったみたいだけど
茨木は静かなもので(^_^;
余韻にひたるという意味では良かったけど
ちょっと寂しかったです。

なにはともあれ
大千秋楽の雰囲気を一緒に感じられて
来て良かったなと思いました。

201210201441000