劇団☆新感線2012年春興行
いのうえ歌舞伎
『シレンとラギ』

作/中島かずき
演出/いのうえひでのり
音楽/岡崎司
出演/藤原竜也 永作博美
   高橋克実
   三宅弘城 北村有起哉 石橋杏奈
   橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと
   古田新太
   右近健一 逆木圭一郎 河野まさと
   村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
   礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ
   保坂エマ 村木仁 他

2012429日(日)13:00開演
大阪/梅田芸術劇場メインホール

「握りしめたその温かな手は血で汚れていた--

その頃、その国には二つの王朝があった。

北の王国・通称 幕府。
若く愚かなギセン将軍(三宅)を王とするが、
その実はモロナオ執権(粟根)が幕府を運営し
北の王国を牛耳っている。
王宮の警備には、侍所のキョウゴク官領(古田)と、
その部下で若くして守護頭を務める息子ラギ(藤原)があたっていた。
先代の王の十三回忌の日、王宮に敵国の刺客が忍び込む。
仕留めたのは、闇の任務を司る暗殺部隊の中でも
腕の立つ毒使いシレン(永作)。
キョウゴクに呼び戻され北の王国へ戻ってきたのだ。
「伝説の方にお会いできて光栄です。」
かつての功績をたたえ、
シレンへの憧れと好意を臆することなく口にするラギ。
伝説とも語られるその武勇伝は、
20
年前の任務で敵国・南の王国のかつての独裁者・
ゴダイ大師(高橋)の自然史に見せかけた暗殺であった。
しかし、キョウゴクが語った事実に、
再びシレンはラギと南の王国へと向かうことになる。
「ゴダイが生きていた。」
呼び戻されたシレンの任務は、
20
年ぶりに仮死状態から目覚めた南の国王の暗殺だったのだ。

かつてキョウゴクとモロナオらは、ゴダイ大師と共に、
同じ理想を抱き一つの国づくりを目指して戦っていた。
しかし南でゴダイ教の教祖となり独裁者となったゴダイと袂を分かち、
キョウゴクとモロナオは北の王国へ付く。
そうして北と南は2つに別れ敵対することになり、
シレンをゴダイの愛妾として潜入させ毒殺したのだった。

それから20年の月日が流れ、一時は衰退していた南の王国は、
ゴダイが目覚めたことにより勢いを盛り返していた。
そこへシレンと、シレンの従者として潜入したラギ。
シレンは、かつて国王の愛妾として南の宮廷にいた頃を知る
ゴダイの正妻モンレイ(高田)と、
幹部のシンデン(北村)に迎え入れられる。
そこで2人が目にしたのは
20
年前の独裁者の面影は一切ない、
赤子のようになってしまったゴダイだった。

その頃北の王国では、キョウゴクと娘のミサギ(石橋)が
モロナオによってありもしない謀反の罪をでっちあげられ
窮地に立たされていた。
そこへ南の王国一の武闘派ダイナン(橋本)が現れる。
かつての仲間であったダイナンによって
命を救われるキョウゴクとミサギ。
そこでキョウゴクはダイナンから、ゴダイとモロナオを倒し、
北と南を一つにしようという提案を受け

その暗殺行の中、シレンとラギは次第に惹かれあう。
しかし、この恋が2つの王国を大きく動かすことになる

公式サイトより



この公演が始まるって時に
次の「五右衛門ロック」続編の情報が発表されて
忙しいなぁと思いました(^_^;

いのうえ歌舞伎はそんなに好きじゃ無いと思っているのですが(^_^;
何気に劇団員の方々も揃ってるし
ゲストも好きな人いっぱいなので行くことにしましたw
FC
でチケット取れたものの結構後ろの方で
まぁでも取れただけラッキーと思うことにして()

当日は開場してから会場に着いたので
いつもの長でかい看板前も人だかりで
帰りに見ようって思ってたら違う出口から出て忘れてました(^_^;

席は1階席のほぼ一番後ろでしたが
舞台正面だったので全体がよく見えました。
あと、後ろの席にいのうえさんが座っててびびりました()
ドキドキしたけど
上演中ちょいちょい隣の関係者?さんと話すのが
若干邪魔でした(^_^;
後ろ向いて「静かにしてください」て言ったら
面白かったかなと思ったりw
言えなかったけど()

話の内容は思った以上に重たくて
出てくる人は殆ど病んでるなーて感じだし、、、
正直ずっと「嫌な話だなぁ」と思いながら観てました(^_^;
でも、ラストは号泣してました()
最初のタイトルバックもめちゃカッコ良くて鳥肌モンで
最後もカッコ良くて、
全部持ってかれて「いいもん観たー(>ω<)ノ」てなるんですよね()
これぞ新感線マジックw

「禁断の愛」がテーマ、なのかな?
敵味方がころころ入れ替わるし、
遠目で声もマイクだから違うところから聞こえてきて
誰が誰で今誰が喋ってるのかイマイチ分からなかったりして
最初の内は入りにくかったです(^_^;
粟根さんは声ですぐ判るけどw
最初古田さんが克実さんだと思ってた(^_^;
台詞の言い方で判るとか、、、
古田さん、やっぱ痩せましたよね〜()
さっきも書いたけど、本当にほとんどの人が病んでて
て肉体的では無く精神的に(^_^;
まともなのはユッキー演じるシンデンくらいか。
でも助けにはなってないし、、、
展開もどんどん悪い方へ転がって
最後●●しだし
ホンッとラストちょい前まで好きじゃ無かったです()

でも、ラストは救われた、のかな。
ご都合主義な気もしないでもないけど
救われないまま終わるよりは良かったかなと思います。
最後の三宅さん演じるギセンの台詞からもうダダ泣きでした()
ラストシーン、美しかったです。
観て良かったなと思いました。

藤原竜也くん。
新感線は初めて?結構合ってると思うけど。
でも永作さんの●●ってのは無理があるような、、、(^_^;
コドモだよなって感じはとても出てましたけど
この役で、てことならもっと若い人でも良かったかもとは思います。
身毒丸かよってツッコミもしたくなったりならなかったり()
あと殺陣をもうちょっと頑張ったらもっと素敵かもvv
あ、でも沖田でしたよね(^_^; あれ?

永作博美さん。
素敵でした
ちっちゃっって感じw
可愛らしいのに凜として強い女性
でもいっぱい辛いの我慢していて
守ってあげたくなる気持ち解ります()

高橋克実さん。
めちゃめちゃカッコ良かったです。
もっとたくさん舞台の克実さん見たいなぁ〜
迫力あって怖い克実さんとかあんまり見ること無かったし
でもすごく良かったです。
だんだん素敵になってこられてますよね

三宅弘城さん。
やっぱり可愛いと思ってしまいますw
でもやっぱこの役も狂ってて(^_^;
無邪気な怖さいっぱいでした。
ふと、山田のおじさんが三宅さんでもいいかもw
と思ってしまいました()
けど、ギセンのラストの台詞をきっかけに
そのあとずっと泣いてました。
みんな悲しい。。

北村有起哉さん。
なんとなくあるあるな役でちょい残念。
もちょっと、たとえばシレンへの想いとか
もっと溢れててもいいんじゃないかな、とか。

石橋杏奈さん。
ミサギもなぁ
純粋可憐なままならままでもっと貫いて欲しかったし
そうじゃなくなってもそれまた良かった
と思います。

橋本じゅんさん。
もーーー大好き(>ω<)vvv
ダイナンの登場シーンが一番カッコ良かったです!
拍手も起きてたけど鳥肌モノでしたvv
そのあとは可愛いじゅんさんもw
古田さんとの絡みが大いのはやっぱ嬉しいです。
途中から出てくるのに引き際もあっさりなのは残念なのですが。
なにはともあれやっぱじゅんさん出なくちゃね

高田聖子さんと、粟根まことさんは、
なんだかとっても勿体無かったです(>_<)っっ
聖子さん演じるモンレイは最後ちょっとカッコ良かったけど。
粟根さん演じるモロナオは
かつてキョウゴクやダイナンやシンデン達と
共に戦ったって人なのに一人蚊帳の外て感じで
キャラ的にもいつも同じような立ち位置なのは
やっぱ勿体無いと思います。。

古田新太さん。
最初誰か判らなかった(^_^;
古田さんがあの位置にいると思わなかったし()
キョウゴクてかなり複雑な人で
結局何考えてるのか、どうしたいのか解らない部分もあって
どうせならもっと悪くても良かったなぁ
ミサギを●●●しちゃうとかw
でもやっぱり最期はカッコ良かったです。
オーラ出まくりでした☆

あ、あと河野さんがいいキャラしてました()
さとみさんとかも可愛かったけど
なんか人いっぱいでそれぞれ追いきれなくて
勿体無い感やっぱあるんだよなーて感じです。。
周りのその他大勢みたいな人たちは
新感線の劇団員て訳じゃ無いんですね〜
今まで団員のみなさんだと思ってたので意外でした(^_^;

カーテンコールは4回?
1
回目から後ろの方のお客さんからバラバラ立ち始めて
ビックリしました。
周りみんなFCチケットの人たちだったからか
藤原くんファンが熱いのか()
私も立ったら後ろのいのうえさん達も立ってた(^_^;
途中からはオールスタンディングに。
そこでサプライズが☆
今日はユッキーのお誕生日だとか
あと、誕生日が近い右近さんと
もう一人ガヤの方(^_^;
3
人でケーキのろうそく吹き消してました
みなさんおめでとうございますvv
こおいうサプライズは始めて遭遇したので嬉しかったです

物販はパンフと岳蔵さん()の小道具セットてのを買いました。
小さなハサミとかテープとかが纏まってるやつ。
カバンに入ってたら便利かなと思ってw
パンフは写真はいつものようにカッコよかったけど
古田さん、じゅんさん、粟根さん、聖子さんとかの
インタビューが無かったのが非常に残念でした。。

これから東京公演千秋楽までまだまだ2ヶ月ぐらいあるから
きっともっともっと良くなるんだろうなと思います。
とにかくみなさん怪我無く無事最後まで演りとげられますように