パルコ・プロデュース公演 
『テキサス -TEXAS-

作/長塚圭史 
演出/河原雅彦 
出演/星野源 木南晴夏
   野波麻帆 岡田義徳
   福田転球 政岡泰志
   伊達暁 吉本菜穂子
   山岸門人
   湯澤幸一郎 河原雅彦
   高橋和也 松澤一之 

2012415()13:00開演
大阪/シアター・ドラマシティ 

東京から遥か遠く離れた田舎町。
生活臭漂う日本風の部屋には、造りの空気とは明らかに異なる
ウエスタン調の置物や絵画、壁掛けなどが飾られている。
ある日の夕暮れ、都会的で洒落た装いの男女ふたりが入ってくる。
男の名は遠藤マサル(星野)
訳ありげな大きな風呂敷包みを大事そうに持ち、
彼女である伶菜(木南)を連れて、6年ぶりに実家へ帰ってきたのだ。

家にいるはずの姉、遠藤聖子(野波)を探すも、姿が見当たらない。
隣の部屋から出てきたのはマサルの同級生、
沼田(政岡)と見知らぬ女。
見知らぬ女は、自分はマサルの姉、聖子だと言い張る。
次々と現れる友人・知人(長内/松澤・矢野/伊達・牛沢/福田)
であるはずのほとんどが見たこともない顔だった。
半年前に東京からやってきた比呂島先生(湯澤)の影響で、
村では整形が流行しているらしい。
そんなおかしな状況を訝しがるも、
マサルは帰省の目的を果たすことだけに集中する。
マサルの目的は町伝統の闘鶏で勝ち、町の男になること。
しかし、
「町一番の大きな形のいい卵を産む鶏を所有する」
というルールから、
「どちらかが死ぬまで闘う」というルールに変わっていた。
町で最も強い鶏を所有する男、
川島(高橋)によって自慢の鶏が殺られ、
身ぐるみ剥がされた上に伶菜まで連れて行かれ、
落胆しているマサルのもとに、
東京から借金取りの四ツ星(岡田)が追い掛けてきた。
マサルの帰りを待ち続けていた千鶴子(吉本)
マサルの幼馴染みである満彦(山岸)
田舎町に居つく四ツ星を
東京から訪ねてきた不穏な空気を持つ桂(河原)
一癖も二癖もある人々が、マサルの周囲に集まってくる。
すでに狂い始めていた静かな田舎町が、
大きな音を立てて崩れていく・・・・・。

公式サイトより




多分初めて見たのは「演技者。」
そのあと初演版をシアテレかなんかで観たと思う。
まさか生で観られる日が来ようとは()
初演版も河原さんが演出してたのかと思ってたので(^_^;
初タッグというのも意外でした。
そいえば長塚さんの脚本て
他の人が演出してるのて観たこと無いかも。
どっかの知らない劇団がやってるのは聞いたことあるけど。
あ、あと「桜姫」もあったけどあれはオリジナルじゃないし(^_^;
まぁどちらにしてもあんまり無いことみたいなので
どんな感じになるのか楽しみでした

冒頭の派手派手なシーンがパルコっぽいwと思いました。
あとやっぱ河原さんぽいなぁと思った。
具体的にどんな風?と言われると困るけど(^_^;
真心一座ぽいというか
これはキャストにもよるのだろうけどw

にわとりをどうするのかと思ったら
作り物で良かったです。
以前N川さんので本物使ってて非常に可哀想だったから、、、
でもロボットみたく動いて凄いと思いました
丸っこくて可愛かったvv

途中まで楽しく観ていたのですが
終盤、急に体調不良になって、集中して観られなかったのが
非常に残念です。
本当に急に。
頭痛と吐き気で手はしびれてくるし
もうどうしようって感じでした(>_<)
真ん中の方の席だったので途中退席もできないし
不本意ながら早く終わってーっっと祈っていました(^_^;
カーテンコールでも、河原さんが大阪千秋楽だからと
出演者の紹介をされていても
もういいよーて感じで、、、
ごそごそ挙動不審だったかもしれなくて
周りのお客さんにも申し訳なかったです。。
こんなこと初めてでビックリしました。

キャストについては出演者が多いので
ちょっと勿体無い感じもしました。
湯澤さんとかホントちょこっとしか出てこないし。。
村人たちも殆どが途中から顔出し無しですしね(^_^;

転球さんはちょっとキャラが違う感じで
可愛かったです()

伊達ちんは初演版と演技者。版と同じ役だったけど
今回は別の役で。
勿体無い人たちのひとりでしたね(^_^;

松澤さんも映像ではよく見る方ですが
舞台では初めてでした。
なのでもっと見たかったです。

野波さんは初めて見たのが「鈍獣」で。
あのとき初舞台だったからついついまだ若い印象で(^_^;
もう結構ベテランさんなんですよねw
泰志さんとの恋人同士役良かったです。
ほのぼのして。
東京タワーの置物のくだりがとても可愛かったです。

泰志さんはずっとパンツ一丁で大変ですね(^_^;
でもすごくいい役でした。

木南さんは最近よく見ますね。
わりと好きな女優さんです。
伶菜はもっとアホっぽくてもよかったかもw

高橋和也さんはギラギラしててちょっと怖い(^_^;
でも振り切れてていいなとは思いました。

吉本さんと門人くんは
演奏シーンもあったし良かったです。
千鶴子と満彦、この二人、めちゃ切ないけど好きなんですよね。
マサルひどすぎ、みたいな()

星野さん、こんなにちゃんと観たの初めてかも(^_^;
でも主役だけどそんなに目立ってないし。。

四ツ星の岡田くんも似合ってました。
てか岡田くんてどんな役でもハメちゃいますね。
やっぱ上手いんでしょうね。

河原さんはね〜まんまなんでね〜()

私の体調もあるかもですけど
なんだかストーリーがするすると上滑りして
あっさり終わっちゃった気もします。
スピード感があった、ということかもしれないけれど。
整形のこととか、葉っぱのこととか、闘鶏のこととか
それぞれ結構突拍子も無いエピソードなのだけど
案外ガッツリ来なかったというか。
さら〜っと終わっちゃった感じ。

キャストもキャラも濃い人ばかりなのに
残ってないというか、、、
んー色々ありすぎて自分がついて行けて無かったのかも。。(^_^;

本当はものすごく狂っていて怖いはずなのに
妙にコミカルで
それはそれでいいんだけど
もうちょっと不気味さというか怖さがあったら良かったのかな
とも思います。

今回は1回しか()観られなくて
ほんっと残念ですっっ

初演版と演技者。版、見直したいと思います。

とはいえ、長塚さんの昔の作品を
また生で観られたのは嬉しかったです。

パンフのサイズが小さめで読むトコいっぱいで1200
ていうのもいいなぁと思いましたw

フライヤーとかの長塚さんと河原さんの写真がカッコ良くて好きです