小林賢太郎演劇作品

K.K.P#8『うるう』(1回目/博多)

脚本・演出/小林賢太郎

出演/小林賢太郎

演奏/徳澤青弦

201219()14:00開演

博多/西鉄ホール

「ひとりになりたがるくせに寂しがるんだね。」

 

それは、おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。

うるう年のうるう日のように、

「余りの1」が世界のバランスをとることがある。

これはカレンダーだけの話ではなく、人間もそう。

世界でたったひとりの余った人間「うるうびと」。

彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは…。

小林賢太郎が贈る、大人のための児童文学。

 

(公式サイトより)

 

 

『その森に入ってはいけません。

うるう というおばけが出ますから。

高い高い木の上で

うるう うるう と鳴いている

うるう というおばけが出ますから。』

 

もう、最初から最後まで「好き」しかありませんでした()

最初の映像からもうカッコ良すぎて鳥肌モノでした。

お話も切なくて切なくて…

笑いもいっぱい盛り込まれているのだけど

ベースが切ないので笑い泣きというか

常に切ない気持ちいっぱいで うるう るしてました。

 

 

 

SPOT』の「うるうびと」がベースになっているけれど

うるうびとよりは救いがあったかも?

でも根本的な救いでは無いから逆に残酷なのかな。

わからないけど…

でもたとえ一瞬でも救われた気がしてホッとしました。

オチは先に読めちゃうのだけど

気づいた時点で「おぉ!」て思って

そのあとずっとワクワクして

その通りになってやっぱり!

て感動するというか。

賢太郎さんのやられてることって

結構オーソドックスなことだったりすると思うのだけど

見せ方が上手いというか

ツボをついてくるなぁといつも感心します。

セットも素敵で仕掛けも面白くて

本当に練りに練って作られているなぁと思いました。

 

あの、オチが分かっててもゾワゾワって感動する感じ

ホント凄いなって思います。

私もうるうるしましたが、隣の女性は号泣してましたw

ストーリーが解りやすい分

感情にダイレクトに響いてくるのかな。

 

それは青弦さんの音楽の効果もとてもあると思います。

今回は生チェロ演奏だし、さらに感動的で素敵でした。

私の大好きなあの曲も流れたし♪♪

でもあの曲とあの曲があんな風になるとは…w

 

賢太郎さんのビジュアルにもビックリでしたがw

かなり好きです(*^^*)

 

カーテンコールではお話的なものは無かったけど

満面の笑みが見れて良かったです♪

ちょうど成人式だったので

「新成人!(と挙手) おめでとう!」て言われてました(^^)

 

今回フライヤーのデザインにも一目惚れvv

初めてポスター買ってしまいました。

貼る場所も無いのに(^_^;

あと下敷き的なもの持って無くて

フライヤーが折れたら嫌なので

ソッコー下の文具屋さんでファイル買いました()

 

会場の西鉄ホールへ来るのは2回目ですが

天神のど真ん中で交通の便も良いし

周りにたくさんお店もあって時間もつぶせるし

ホール内の雰囲気もいいし

また来たいなと思いました。

ハイバイとかの公演もあっていいなーと思いました。

 

大阪でもう一回観られるけど

やっぱり閏日に観たかったなぁと思います。

あと、私の友達とか、絶対こおいうの好きな人多いと思うので

みんなに観て欲しかったな、

そんで語り合いたかったなと思います。

(ひとり友達チケット取れなかったみたいなんで…)

前回のKKPDVD化されていないし、

今回もならない可能性の方が高いと思うのですが

ぜひ再演&DVD化して欲しいですっっ

4年後に期待、かな(^_^;

 

今回ホントに好き過ぎて

しばらく浸っていそうですけど()

でも、たとえば今年の「ベスト演劇」という風に言うのは

なんとなくしっくりこない気がして不思議です。

「小林賢太郎」というまた別のジャンルな感じなのですね。

毎回思うことですけど。

独自のエンターテインメントってことなのかな。

 

あーでも早くまた観たいです()

 



201201091542000201201091328000