物語はとある拘置所の女性死刑囚と、
彼女らに携わる刑務官の話。
彼女らの犯した罪は、ありきたり過ぎるくらいの顛末かもしれない。
初めは、彼女らの扱いに翻弄されるが、
次第に明らかになる彼女らの背景に思いをめぐらせる刑務官。
その間には、言い知れぬささやかな交流が生まれる…
そして、やがて対峙せざるを得ない、
被害者家族や加害者家族の
今、ここにある情景-
加害者と被害者、それぞれの意識の連鎖、
そして共存せざるを得ないリアリティーを、
一滴一滴、きめ細やかに紡ぐ意欲作です。
すべてが曖昧な今日このときを共に生きる人々へ
わたしたちは、いつも「ボーダー」に立っている。
自らの生命と引換に罪を償う生命刑
フライヤーより
広島へお芝居観に行ってきました。
めずらしく地元の劇団?の公演です。
初監督した映画「その夜の侍」も注目され
先日「一丁目ぞめき」で岸田國士戯曲賞を受賞した
THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋さんが
この広島の公演のために書き下ろした新作
「ボーダー」を観るためです。
赤堀さんは以前から役者さんとしては見たことあったけど
シャンプーハット含め作品は殆ど観たこと無くて
次回公演も東京のみだし、ぜひこの機会に観たいと思いました。
会場は広島アステールプラザの多目的スタジオ
という小さいスペーズ
自由席だったので一番前の列に座ったのですがw
パイプ椅子に座布団置いてある感じで
2時間以上あったので最後の方は少しキツかったです(^_^;
お話は↑のモノとは全然変わっていたけれど
会話のテンポが好きな感じで引き込まれました。
ただ、広島弁にあえてしなくてもよかったんじゃないかな
とは思いました。
死刑執行て地方でも行われるのでしょうか
そこのところがあまりリアルに感じられなかったので
もう標準語でいいんじゃないかなと(^_^;
高校生(役)同士の会話はとても自然で良かったですけど。
人生には様々なボーダーラインがあって
越えたり越えなかったりしながらみんな生きているのだけど
越えるか越えないかは紙一重で
誰にでも起こりうることなのかなと思いました。
結局のところ何が言いたかったのか
ちょっと難しくてたぶん解ってないけど、、、
観に行って良かったなと思いました。
赤堀さんの書かれる文章、てか言葉、好きみたいなので
また観れたら良いなぁと思います。
シャンプーハットもせめて大阪公演あったらなぁ
私が行った回は満席で
他の回も結構売り切れたみたいですけど
やっぱあんまり観劇慣れしてない人も多かったのか
やたら携帯が鳴ってたのがイラっとしました、、、
ほとんどはバイブだったけど
1回は思いっきり着メロ鳴り響いて
一瞬効果かと思いました。
もう本気なんで携帯電源切るなんて簡単なことができないのか
2時間手放せないような人は観劇とか来ないで欲しい
と思いました。
あと、なんかビニール袋をがさがさがさがさしてた人
静かな芝居なので気になるし
飴とか出したいならさっと出してさっと食べなよっっ
て感じでもう振り向こうかと思いました(^_^;
役者さんたちはみなさん良かったです
でもカラオケのシーンがあって
わざとかも知れないけど微妙に音程ずれてて
それが好きないきものがかりの曲だったので
気になってしまいました(^_^;
まこれは関係ないことですけど(笑)
広島の演劇も、こんな風に本場の刺激をどんどん受けて
もっと盛んになると良いなと思います。
なかなかアマチュア劇団まで手は伸ばせないですけど
機会があればまた観に行きたいです。
公演前に出演されたラジオ番組で赤堀さんが
「広島のこの公演だけでは勿体無い良い作品ができた」
みたいに言われていたので
なんか贅沢だなと思いました(笑)
でもせっかくなので色んなところで上演されたらいいと思います。
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