シアターコクーン・オンレパートリー2012/2013
KERA×
蜷川『祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~
蜷川バージョン

作/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出/蜷川幸雄
出演/勝村政信 森田剛
   染谷将太 宮本裕子
   三宅弘城 中嶋朋子
   石井愃一 大石継太
   満島真之介 野々すみ花
   新川將人 冨岡弘
   渡辺真起子 伊藤蘭
   橋本さとし 村杉蝉之介
   原田美枝子 三田和代
   古谷一行 ほか

2013216()13:00開演 
イオン化粧品 シアターBRAVA! 

ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの脚本を
ケラさん自身と蜷川幸雄さんがそれぞれ演出する試みの
蜷川さん演出バージョンです。
ケラさんバージョンの時より席も前の方で良かったので
今度はしっかり内容見るぞっと思ってました()
(前回前の人に隠れて肝心な部分が全然見えなかったので)

ケラさんバージョンは上演時間が4時間10分だったのに対して
こちらは4時間20分とさらに長くなっていました。
けど休憩時間が長かったのかな?
「終演後はトイレを封鎖します」という張り紙がしてあってビックリっっ
今日は夜公演もあるから早く客出ししなくちゃかなぁと思いましたが
それは酷だよーて感じ()
パンフも200円高かったので買いませんでした(^_^;

左右の壁にはモニターが設置され
コロスの合唱の歌詞やト書きが映されていました。
何て言っているのか分かりやすくていいのだけど
舞台も見なきゃだしちょっと忙しかったです(^_^;

コロスの合唱隊が、和装の喪服姿の人たちで
ラップ調なのはビックリしました。
このままずっと和装なのかしらと思ったら
他の人たちは洋装でした(^_^;
でもあのラップ、どうなんですかね、、、
誰も上手く無いといいますか(^_^;
ただ読んでるだけと言いますか、、
ホントに上手くラップになってたらカッコ良かったかもですけど
繰り返し入ってくるとちょっと鬱陶しかったりして()

ケラさんの歌を使ってるところは面白いなと思いましたけど
狙いすぎな気もしなくもない(^_^;

役者さんは知らない方も多かったのですが
こちらも全体的にケラさんバージョンの方が
まとまりがあったというかしっくりくる気がしました。
若手のイケメンくんたちとかちょっと微妙で
他の方達とのバランスが、、、

森田くんは上手いなと思いました。
トビーアス、イメージと違うかもと思っていたのですが
すごく良かったと思います。

勝村さんがドン・ガラスなのも意外だったのですが
さすがって感じでした。
でもやっぱ生瀬さんのイメージ強かったかもです。。
途中、ちょっと高い位置から落ちてしまったシーンがあり
たぶんハプニングだと思うのですがヒヤリとしましたっっ
他の役者さん達が笑ってたのでホッとしましたけど(^_^;
カーテンコールで、最初厳つい顔で出てきて
途中から笑顔が見れたのは嬉しかったです

橋本さとしーさんと三宅さんの2人は
期待通りで良かったです
さとしーさん、メイク濃くて誰だか判らない人もいそうだけど(^_^;

あと知らなかった人だとレティーシャの野々さんて方が
いいなと思いました。


前回前が見えないこともあって、
所々意識が途切れてたのですが(^_^;
ストーリーはほぼ追えてました()
ここ見たかったなっていう人と人の繋がりとか
やっぱり飛ばされてて残念だったり。
エイモス家と、パキオテとか接点無いのに
パキオテの力によって町が滅びるとか
なんとなく、あとちょっと感があります。。

でももう一回、ケラさんバージョン観たくなりました。

こおいう風に、同じ脚本を違う演出・キャストで観る
というのが今まであんまり無かったのですが
それぞれのカラーが出ていて
とても面白かったです
これからも色々あるといいなと思います。

201302161237000