世田谷パブリックシアター+コンプリシテ共同制作
『春琴　Shun-kin 』

谷崎潤一郎「春琴抄」「陰翳礼讃」より

演出／サイモン・マクバーニー
出演／深津絵里　成河　笈田ヨシ
　　　立石涼子　内田淳子　麻生花帆
　　　望月康代　瑞木健太郎　高田恵篤
　　　本條秀太�ｶ（三味線）

2013年7月27日（土）13:00開演
兵庫／兵庫県立芸術文化センター大ホール

薬種商の娘、春琴は、9歳の時に失明。
以来、音曲を本格的に学ぶようになる。
春琴の付き添い人として仕えていた佐助も、
やがて弟子として春琴から三味線を学ぶようになり、
2人の関係はより一層密接したものとなっていった。
音曲の師匠として佐助とともに暮らす春琴はある日、
その美貌と高慢さゆえに、
自らの顔をひどく傷つけられる憂き目に遭う。
そして佐助はそんな春琴を見て、とある決心をするのであった。

ずっと観たかった作品です。
やっと関西公演があったので行きました。
席も結構前の方でよく見えました。
なのに…
途中何度か意識が無くなりました(^_^;
決して面白くなかったとかはありません。
ほぼ素舞台での見立て演出もおもしろかったし
人形を使ったところもすごかったし
少ない人数でスルスルと場面展開していくところも素敵でした。
話ももっと解りにくいかと思ったけどストレートで
深津ちゃんはじめ役者さん達もとても良かったです。

ただ前日2時間ぐらいしか寝て無くて(^_^;
舞台上が結構暗かったのもあって
睡魔に負けてしまいました。。
途中意識戻ったら子ども産まれててびっくりしたよ(笑)
話としてはドエスのお嬢様とドエムの奉公人の
不思議な純愛というか恋愛というかなんというか…
結構えろなシーンもあったりしてドキドキｗ
なかなか大人な作品て感じでした。
事前に内容とか全然勉強してなかったのに
来るときバスの中で同行者とエスとかエムの話してて
なんたるシンクロ！て思いました(笑)
普段そんな話全然しないのに、だったのでｗ

ただ大ホールだったので
音響がこのお芝居には合ってなかった気がします。
音が響いてしまってよく聞き取れず
やっぱ中ホールでやって欲しかったなと思いました。
コンサートやミュージカルならいいんでしょうけどね…

深津っちゃんは相変わらず細くて小さくて可愛らしかったですが
関西弁でガーっと悪態ついて
男たちを足蹴にしていくところとか
迫力あってカッコ良かったです(笑)

開演前、劇場内には何故かずっと山手線？
のアナウンスが流れていて
お芝居のラスト、ずっと暗い照明だったのが
後ろの壁がスーッとなくなってまばゆい光に満たされたり
なんかよく知らないけどＮ川さんを思い出したりしちゃいました(^_^;
あと、中で繰り広げられる春琴のお話は
ラジオドラマ？という設定で
ナレーションを読む現代の人が所々入ってくるのですが
わたし的にはあれは無くても良かったなぁと思いました。
特に間の休憩シーン
シーン自体は笑えるしほっこりもするのでいいのだけど
あの春琴の世界にどっぷりと浸かりたかったかな
て気もします。
途中寝たけど(^_^;
でも観に行くことができて本当に良かったです。

カーテンコールは4回くらい？
だんだんスタンディングオベーションになっていって
最後は殆どの人が立っていたから圧巻だったのではないかな
夜公演もちょっと観たかったです。