ハイバイ10周年記念全国ツアー
『て』

作・演出/岩井秀人
出演/岩井秀人 上田遥 永井若葉 平原テツ
   青野竜平 奥田洋平 佐久間麻由 高橋周平
   富川一人 用松亮 小熊ヒデジ 猪股俊明

2013616日(日)14:00開演
香川/四国学院大学 ノトススタジオ

多摩地区のある一家。
粗暴な父、忍耐強く耐える母、
父から理不尽な暴力を受けて育った4人の兄妹。
経済的に自立した長男、次男、長女は実家を離れ、ばらばらに暮らしている。
離れに住む祖母の認知症が進んだある日、
崩壊している家族は長女の提案で一同に会するが、
お互いの溝は全く埋まらず、大喧嘩が始まる。
大喧嘩のさなか、祖母は息を引き取り、
集まることがかえってよくなかったと長男は長女を非難する。
火葬場でもまとまりのない人々。
家族間コミュニケーションの乖離を
ハイバイらしい笑いでまとめた、岩井の自伝的作品。




ハイバイ2回目。
岩井さんが好きでハイバイもずっと気になってて
この「て」もずっと観たかったのですが
なかなかタイミングが合わず、、、
今回も、関西は平日&苦手なAIホールだし(^_^;
香川も行ったこと無い場所だから無理かなぁと思っていました。
でも、ある日夜中に久ヶ沢徹さんの「ほぼラジ」という
ネットラジオみたいのを聞いていて
以前あった久ヶ沢さんと岩井さんの対談がめちゃ面白かったのですが
その日も久ヶ沢さんがハイバイ観た方が良い的なこと言ってて
夜中のテンションも手伝って()ポチってしまいましたw
チケ取ってから、前日は大阪に別のお芝居観に行くことにしてたことに気づき
被って取らなくて良かったーと思いました(^_^;

前日は結構たくさん雨が降っていましたが当日は快晴
鈍行電車を乗り継ぎ乗り継ぎ行ったのですが気持ちよかったです。
香川は割と色々行っているのですが善通寺は初めて。
駅は可愛い感じでしたがトイレは綺麗でしたw
あと道路が広くて街が綺麗だなと思いました。
人通りはあまり無かったですが(^_^;静かで良いところだと思いました。
今回の会場は四国学院大学という大学の中で
何故?て思ったんですけど
演劇コースみたいのがあって、岩井さんも非常勤講師になってるんですね。
正門から一番遠い建物で暑さがジリジリきました(^_^;
途中看板が出てるのですがとてもシンプル()

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建物の周りとかあんまり人がいなくて
チケット完売のはずだけどと思ったのですが
中に入るとたくさんいました()
私開場時間ちょい早く着いたから
敷地の周りぐるっと一周したりしてたんですけどいつの間にっっ
大学が会場だからか学生風な人が多い気がしました。
ロビーで脚本やDVDを売っていて
結構リーズナブルだったのですが
超金欠でそれでも買えなかったのが残念です。。
脚本は公演会場のみの販売だそうなので
次回観に行くときはちゃんとお金持って行きたいです(^_^;
アフタートーク出演予定の本広監督が
普通に現れて受付でチケット受け取って
一応予約席?に案内されてたけど
一緒にお芝居観たのがなんか面白かったですw

会場に入ると舞台を挟んで手前と奥に客席が分かれていて
折角だから(?)と奥の席に(全席自由でした)。
舞台の上(布が敷かれている)を通って向こう側に行くのが
ちょっとドキドキ&嬉しかったり()
ほぼ素舞台で
ドアとかノブだけが棒に付いているのが面白かったです。
1
列目にしたので見えない部分もあるかなと思いましたが
途中で180度位置を変えて同じシーンが繰り返されるので
どこから観ても楽しめるなと思いました。
てかいろんな席から何度も観てみたいなと思いました。
立ち位置が入れ替わるだけじゃなくて
視点も変わってて最初は見えていなかったことが見えてきて
あぁそうだったのか、と思えたりしたのも良かったです。
特に長男の不器用さというか
思いとか解った瞬間涙腺崩壊て感じで()
DV
とか自分は経験無いので彼らの気持ちは解らないけど
家族だからって解り合えたりしないし
家族だからこそ難しいこともあるだろうなぁ
と思いました。
でも最後なんだかんだで仲良さそうな感じが出てて
ちょっとホッとしました。
みんなが集まったシーン
カラオケ歌ってるお父さんがいつキレて暴れ出すか
ヒヤヒヤしました(^_^;
長男役の平原テツさんは全回観た時から気になってます。
ちょっと怖いんだけど。
あと「桐島、部活やめるってよ」にも出てた高橋周平さんがいて
おっと思いました。
お父さん役の方と神父役の方は
最初同じ人かと思ってました(^_^;
なんか雰囲気似てて()
女優さんはみんな可愛かったです。
おばあさん役の方も全然お婆さんじゃ無いけど
あの「手」がやっぱお婆さんだなて感じしました。
お婆さんは家族のあれこれどう思ってたのかな。

岩井さんのお母さんはもう全く違和感無くてw
お母さんもお父さんには酷いこといっぱいされて可哀想だけど
同窓会からの電話とか結構楽しそうで
案外したたかというか強いのかなと思いました。

お父さんはもう理解不能です。。
寂しいんだろうなとは思うけど
それで暴力振るって良いってことにはならないし
みんなから見放されても仕方ないかなと。。

公演前に、会場の四国学院大学のついったーで
もうホントしつこいくらい「静かなお芝居なので遅れて来ないで」
て言っててちょっとうざかったのですが(^_^;
開演前に岩井さんが出てきて自ら音については言われていて
まぁそれは面白い感じで言われてたけど
アフタートークの時も
「あのカチカチって音は何ですか?」
て追求していて本当に気になるんだなと思いました。
その音はたぶんアンケートに付いてきたボールペンで
「たぶん僕です」て正直に名乗り出た男子がいて
いやいやって和んだんですけど
あれはペグシルとかにしなかった制作も悪いんじゃあ、、、(^_^;

アフタートークは笑いいっぱいで
一応客席から集めた質問に答えるって形だったけど
岩井さんがすぐ脱線するので殆ど答えられず()
でもそのお話がとても面白かったので良かったです
鳥の糞が降ってくる、というシーンがあるのですが
本当に白い何か(鳥の糞では無いらしいw)が上から落ちてきて
それが客席にも散ってきて
私の隣の隣の女子は足に掛かっちゃったみたいだったのですが
それをアフタートークで本広監督が言って
岩井さんが「ごめんなさいねっっ」て感じで謝ってたのですが
至近距離に寄ってこられるものだからドキドキしました()

でも岩井さん、終演後は普通に建物出たところで
お客さんと一緒に煙草吸いながら喋ってて
男子はいいなぁとか思いました()
いや、話したいことあるわけじゃってか話せないんですけど。
本広監督も終演後は外でお客さん?と話してました。
こちらは女子に囲まれてましたけどw

今回のは前回観た「投げられやすい石」よりはライトで
笑いもたくさんあるお芝居だったのですが
他の作品も色々観てみたいなと思いました。
思い切って行って良かったです。

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