昭和の初め。
東北の街道筋の旧家「だるま屋」の
当主である萬三郎(高橋)は、
明治このかた落ちぶれた家の借金に苦しんだあげく、
老母おかじ(白石)を残し、
南洋へ出稼ぎに出て、もう三年も戻ってこない。
そんな中、すでに抵当に入った家屋敷の処分が始まり、
同じ村の債権者である村人たちが集まってきて、
互いの欲をむき出しにして、
だるま屋の古畳までも争って剥ぎ取るありさまである。
おかじもいよいよ、家を追われ、
馬小屋へ寝るはめに陷るところへ、
おとり(鈴木)という、この家の先代の娘であり、
おかじには義理の妹にあたる女が、
虚飾に満ちた風情で現れた。
若い頃のおとりは、
村の人々に不義理を重ねたあげく出奔したのだが、
悪智惠と度胸を資本に各地をわたりあるき、
今では羽振り良く暮らしをしているらしい。
おとりを蔑んでいた村の人々も、
その出世を知って態度を変えはじめるが、
十年前に相続争いで騒ぎを引き起こしたことを
深い恨みとする義姉のおかじは、
義妹を「泥棒鼬」と罵り、
今度はどんなたくらみで戻ってきたのか、
と怒り狂うのだが、
当のおとりは、
「生まれ故郷ほど せいせいすっとこは ねえなあ」
と全く悪びれた気配はない。
おかじの怒りを冷笑しながら、
おとりは、じつの甥であり、この家の当主である萬三郎が、
まもなく南洋から帰国すると話し出した。
母親である自分も知らぬことを、
なぜ、おとりが知っているのか・・・・。
果たして、おとりの狙いは何のか?!
長塚さん演出なので東京遠征♪
最近毎年年末は東京行ってる気がしますw
本当は次の日も観たかったけど別件入ったので2回だけw
どちらも2列目でしたが昼公演は端っこだったのと
前の人の頭でステージ中央あたりが全く見えず、、、
途中意識が遠のいたりしてました(^_^;)
勿体無いっっ
でも夜公演はまん中寄りの席だったし
視界も良好だったので
ガッツリ集中して観られました。
こんなシーンあったのかっっ
てシーンいっぱいw(^_^;)
白石さんはやっぱり迫力がすごいです。
特に最後のおとりとのやりとり。
鬼気迫るものを感じました。
最後の最後はすごく切なかったです。
京香さんもカッコ良かったです♪
悪態ついてる中、ちょっと悲しさみたいのを感じたのですが…
おとりが昔何をやったのか分からないので
どうしてあそこまで言われるのかわからないけど
勘当?されてても実家だし
せっかく家が売られるのを阻止して
それを萬三郎の手柄のことにまでしてあげたのに
あんな言われ方したらなんか可哀想だなと思いました。
萬三郎はダメダメだし
村の人たちも欲丸出しだし
めちゃドロドロしてるはずなのに
でも、東北弁が耳に心地よくて(笑)
罵り合っててもなんか
リズムが気持ちよかったですw
今回の真船豊さんも全然知らなくて
こんな機会でもないと観ること無かった作品だと思うので
観られてよかったです。
戯曲が読みたいけど売ってないっぽいのが残念。
物販で出してくれたら嬉しかったけどな。
!["IMG_20141227_181722" IMG_20141227_181722](itachi.files/image001.jpg) ![IMG_20141227_130507](itachi.files/image002.jpg)
今回の貢物は…
漢字は違うけど「いたち」という名前のついたお酒にしました。
演出だけで出演ないとき持っていくか迷うんだけど(^_^;)
獺祭 飲み比べセット 180ml×3本 旭酒造
山口県(送料込み) http://www.amazon.co.jp/dp/B00P0VW4K8/ref=cm_sw_r_tw_dp_-EGYub1H5N0E7 @amazonJPさんから
![412EZrGX5mL](itachi.files/image003.jpg)
|