シスカンパニー
『鼬-いたち- 

作/真船豊
演出/長塚圭史
出演/鈴木京香
    高橋克実
    江口のりこ
    山本龍二
    峯村リエ
    佐藤直子
    塚本幸男
    赤堀雅秋
    白石加代子

20141227日(土)14:00開演/19:00開演
東京/世田谷パブリックシアター

昭和の初め。
東北の街道筋の旧家「だるま屋」の
当主である萬三郎(高橋)は、
明治このかた落ちぶれた家の借金に苦しんだあげく、
老母おかじ(白石)を残し、
南洋へ出稼ぎに出て、もう三年も戻ってこない。
そんな中、すでに抵当に入った家屋敷の処分が始まり、
同じ村の債権者である村人たちが集まってきて、
互いの欲をむき出しにして、
だるま屋の古畳までも争って剥ぎ取るありさまである。
おかじもいよいよ、家を追われ、
馬小屋へ寝るはめに陷るところへ、
おとり(鈴木)という、この家の先代の娘であり、
おかじには義理の妹にあたる女が、
虚飾に満ちた風情で現れた。
若い頃のおとりは、
村の人々に不義理を重ねたあげく出奔したのだが、
悪智惠と度胸を資本に各地をわたりあるき、
今では羽振り良く暮らしをしているらしい。
おとりを蔑んでいた村の人々も、
その出世を知って態度を変えはじめるが、
十年前に相続争いで騒ぎを引き起こしたことを
深い恨みとする義姉のおかじは、
義妹を「泥棒鼬」と罵り、
今度はどんなたくらみで戻ってきたのか、
と怒り狂うのだが、
当のおとりは、
「生まれ故郷ほど せいせいすっとこは ねえなあ」
と全く悪びれた気配はない。
おかじの怒りを冷笑しながら、
おとりは、じつの甥であり、この家の当主である萬三郎が、
まもなく南洋から帰国すると話し出した。
母親である自分も知らぬことを、
なぜ、おとりが知っているのか・・・・。
果たして、おとりの狙いは何のか?!


長塚さん演出なので東京遠征
最近毎年年末は東京行ってる気がしますw
本当は次の日も観たかったけど別件入ったので2回だけw
どちらも2列目でしたが昼公演は端っこだったのと
前の人の頭でステージ中央あたりが全く見えず、、、
途中意識が遠のいたりしてました(^_^;)
勿体無いっっ
でも夜公演はまん中寄りの席だったし
視界も良好だったので
ガッツリ集中して観られました。
こんなシーンあったのかっっ
てシーンいっぱいw(^_^;)

白石さんはやっぱり迫力がすごいです。
特に最後のおとりとのやりとり。
鬼気迫るものを感じました。
最後の最後はすごく切なかったです。

京香さんもカッコ良かったです
悪態ついてる中、ちょっと悲しさみたいのを感じたのですが
おとりが昔何をやったのか分からないので
どうしてあそこまで言われるのかわからないけど
勘当?されてても実家だし
せっかく家が売られるのを阻止して
それを萬三郎の手柄のことにまでしてあげたのに
あんな言われ方したらなんか可哀想だなと思いました。

萬三郎はダメダメだし
村の人たちも欲丸出しだし
めちゃドロドロしてるはずなのに
でも、東北弁が耳に心地よくて()
罵り合っててもなんか
リズムが気持ちよかったですw

今回の真船豊さんも全然知らなくて
こんな機会でもないと観ること無かった作品だと思うので
観られてよかったです。
戯曲が読みたいけど売ってないっぽいのが残念。
物販で出してくれたら嬉しかったけどな。

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今回の貢物は
漢字は違うけど「いたち」という名前のついたお酒にしました。
演出だけで出演ないとき持っていくか迷うんだけど(^_^;)


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