シス・カンパニー公演
『ロンサム・ウェスト-The Lonsome West

作/マーティン・マクドナー
演出/小川絵梨子
出演/堤真一
   瑛太
   木下あかり
   北村有起哉

2014510日(土)13:00開演
東京/新国立劇場小劇場

物語は、コールマン(堤)とヴァレン(瑛太)のコナー兄弟、
ウェルシュ神父(北村)、ガーリーン(木下)という少女の4人だけの登場人物で展開。 
アイルランドの西の涯の田舎村リーナンに住むコナー兄弟が、
父親の葬儀を終えてウェルシュ神父と共に戻った場面から始まる。
この兄弟はどちらも独身で、とにかく仲が悪い。
それも食べ物や酒のことなど些細なことが発端で壮絶な喧嘩を繰り返している。
この地に派遣され、まだ村の生活や人々になじめない神父は、
おろおろするばかりで仲裁さえできない始末。
しかも、父親の死にも平然としている兄弟どころか、
この村には、ほかにも肉親殺しがいるという噂
神父は村の殺伐とした現状に何もできない自分の無力さを嘆き、
何かというと酒を手にするようになり、今ではすっかりアル中気味。
そんな救いがたい男性たちに対し、
ガーリーンという少女は酒の密売で稼ぐしっかり者の17歳。
可愛らしい容姿なのだが、言動はがさつであばずれ風で、
何かと気弱な神父をからかったり、つっかかったりしながら神父にまとわりついている。
やがて、この最果ての地で、ウェルシュ神父は、
ある決意を秘めた手紙をガーリーンに託す。
コナー兄弟のもとへと届けられたウェルシュ神父の決意は、
このどうしようもない兄弟の胸に届くのだろうか・・・・。



マーティン・マクドナー作品は今までも何作か観ていて
とても好きだったので
今回もぜひ観たいと思いました。
別の予定と併せたかったので日にちが限られていて
チケット取れないかと焦りましたが
なんとか取れて良かったです。

ダメダメな人ばかりだけど憎めない感じもあって
最後救われるかなと思ったけどそうでもなくて(^_^;)
神父さん可哀想でした。。

小さな劇場で少ない出演者で
ぎゅぎゅっと濃い芝居、良かったです

マクドナー作品また長塚さん演出で観たいです。

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