こまつ座第112回公演
『十一ぴきのネコ』1回目/大阪)

作/井上ひさし(『十一ぴきのネコ』こぐま社刊/馬場のぼる原作)
演出/長塚圭史
音楽/宇野誠一郎
    荻野清子
出演/北村有起哉
    中村まこと
    市川しんぺー
    菅原永二
    金子岳憲
    福田転球
    大堀こういち
    木村靖司
    辰巳智秋
    田鍋謙一郎
    山内圭哉
    勝部演之

20151024日(土)13:00開演
大阪/シアターBRAVA!

「ご飯にありついたのは一体いつだったかな」
野良ネコにゃん太郎は、いつもお腹をすかせていた。
空腹だけど僕にあるものは何?と考えてみた・・・・・・
家、仕事、意気、お金、財布、親、子ども、それとも運。
どれもこれも、ないないづくしで何もない。
だから野良ネコなのだ。
ところが、ないないづくしのにゃん太郎が、
ある日手に入れたものがあった。
それは、十匹の野良ネコ仲間である。
さて、友情は手に入れたけど、
ないないづくしの野良ネコが十一ぴき集まったところで、
ひもじいお腹は満ちてはこない。
そんなとき鼠殺しのにゃん作老人に出会った。
「あの星の下に大きな湖があって、
そこには途方もない大きな魚がいるそうな」
また「その魚は十匹や二十匹じゃとても食べ切れぬ大きさじゃそうな」。
どうせみんなで肩寄せあって、
ここに居たって、餓死するか野垂れ死。
一大決心、にゃん太郎を中心に十一ぴきのネコが
大きな魚を求めて大冒険の旅に出た!
空腹すぎて眠れないけど、
夢にまでみた満腹感を味わうことが出来るのか?



1回目、というか5回目w

3
年前に、どんなもんだろと思いながら観に行って
もうもう本当に楽しくて大好きになった作品。
まさかの再演です
キャストもほぼほぼ一緒で
前回、もし次変わるなら見てみたいなと思っていた
菅原永二くんが入っていて
めちゃ楽しみにしていました
7
月にも東京に行ったので今回は東京公演は諦めましたが
大阪公演は全部観てw
北九州の大千秋楽も行くことにしています

会場が前回はドラマシティだったのに
今回はシアターBRAVA
そんなに入るのかなと思ったら
2
階席は使ってなかったみたいなので
やっぱドラマシティが良かったなーと思ったり(^_^;)

ロビーの物販コーナーの壁にもお魚の絵が貼ってあったり
なんだか可愛い
とりあえずパンフだけ買うつもりが
ぬいぐるみがめちゃ可愛くて買ってしまいました(^_^;)
トラ猫も可愛かったけどまずは青い子を。

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トイレに行こうと思ったら長塚さんが普通にいたっっ
たぶんあってると思う(^_^;)
フライヤーとか置いてあるところを見たりされてました。
もちろんお声は掛けられませんでした。。

僧正と長塚さん宛に「あさが来た」からお花が届いてました
長塚さんは一応まだ名前出てないから
知らない人が見たら「?」てなるかなw

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今回も開演5分前くらいから猫たちが会場内に現れます。
前回は半分ずつくらい回ごとに出てくる猫違った気がするけど
今回は最初からみんないる?
前の方の通路側の席だったので近くまで来られてドキドキ
まことさんが近くにずっといました
でもほとんど寝てた(^_^;)
今回は背中掻いてくださいとかないみたい?


通路挟んだ隣の席にかなり小さい男の子がいて
どの猫もちょっかい出してましたが
なんか怖いのか固まってました(^_^;)
劇中にゃん太郎さんからもお花差し出されたりしてたのに
嫌がっちゃってて勿体無かったです()

子供は3歳からOKになってたけど、
やっぱ小学生くらいの方がいいのかなーて感じでした。

でも、こないだのかがみのかなたはたなかのなかに同様
子供の笑い声なんかが響くのはなんか良かったです


本編はただただ楽しくて
歌も全部知ってるから一緒に歌ったしw
(マスクの下で声を出さずに/笑)

「動物づくしによる体をきたえようソング」
の中で色んな生き物のいいところを見習おう的な部分があるのですが
前回は無かった虫類が多くなってた気が
ゴキブリとか無かったよねたしか(^_^;)

にゃん四郎とにゃん吾だけ前回とキャストが変わっているのだけど
やっぱ最初に見た印象が強くて
ちょっと違うかなと思ってしまいました(^_^;)
「戦争にいかなくてもすむように」
の時の蟹江くんすごく色っぽかったからw
でも今回の四&五も可愛かったですけどね
菅原くんが北村ゆっきーと同い年って知らなくて
菅原くん若っってなりました()
前回公演時にゆっきーに「なんでお前入ってないの?
て言われて悔しかったそうなので
今回入れて良かったねーって思いましたw
今事務所もおんなじなんですねー

あと、鼠殺しのにゃん作じいさんが
右手を吊っていて
あれ、そうだったっけな?てなりました。
もしかしたら本当に怪我されてたのかな、、、
とちょっと心配。

にゃん六、にゃん七のやくざエピソードのところも
相変わらず遊んでて楽しかったです()
周りで見てるほかの猫たちも
絶対素で笑ってるよなーってところも好き

北村さんは前回より体絞ってきてるみたいで
ますます細くてルパンみたいでした()
でもとても軽やかで素敵でした

みなさんいいお年なのにw
走り回って大変だなぁと思いました(^_^;)
途中通路で歌う場面とか
すぐ隣に来られてたんですけど
みなさん汗だくでした。。
そういえば、前回のにゃん次さんの衣装って
もっとツギハギある感じだった気がするのですが
季節が前回より早いからまだ暖かいし
薄めの衣装になってたのかなぁとも思ったり
変わってないかもだけど(^_^;)
にゃん五の星条旗しっぽが可愛い

ラストはやっぱり悲しくて。
ただ前回は一回暗転してからのエピローグだったと思うのですが
今回は暗転しなくてライトがにゃん太郎に絞られて
そのままエピローグだったので
もう少し余韻があってもいいんじゃないのかなーと思いました。
ただそうすると、「ノラネコ天国ソング」で
終わりと思っちゃう人がいるからかなーとも思いつつ

前回はよそ事のようだった「徴兵制」とかが
3
年で身近に感じるかもしれなくなってきていて
40
年以上前のこの戯曲が今になっても全然古くなく
刺さってくるのが怖いなと思いました。

ついつい初めて観た時と比べてしまうのですが
でも本当に楽しい作品だから
もっとずっと観ていたいっっと思いました。

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