岩井さん自身のお父さんの死にまつわるお話。
かつてより自分や兄姉に暴力を振るう父。
母親も結婚するまでは「これからは女性の時代」
と言われていたのに結婚後はまったく違う扱いを受け
「釣った魚に餌をやるやつがいるか?」
とまで言われて
それでもなお連れ添い続け
亡くなる時にはそれなりに仲良くなっている
夫婦ってホント不思議。
子供たちも度重なる暴力に
「いつか寝てる時に…」と話すほど
恨んでいた父。
でも、いざ亡くなる時に
しなくてもいい治療をされて
まるで医療ミスではないかと不信感を抱いたとき
それについて憤りを感じている
家族って不思議。
とても痛々しいというか、理不尽なことだらけで
モヤモヤし通しだったのですけど(^_^;)
周りのひとたち(父親や医者やとある俳優のマネージャー)の
理不尽な言動に「何言ってんだよーーっっ」
て何度も突っ込みたくなりました(笑)
ともすれば暗く重くなってしまう現実を
コミカルにクスッと笑ってしまうように表現しちゃう
岩井さんはすごいなと思いました。
岩井さんの言うことってすごく納得できるというか
話し方もなんかいい感じだし
好きだなぁと思います♪
最後はなんか泣けてきて
でも、ずっとひどいことしてきた父親はやっぱ理解できないし
ここでいい感じになっちゃうのもなんかなー
とか複雑な感じでした。
なんだろう。難しいな。
いや、作品自体はとても解りやすくて見やすくて
笑いもあって面白いんだけれど
笑っていいのかなって感じもあって
ホント複雑な気持ちです。
私の父は殴る系の人ではないけれど
やはり怒鳴ってねじ伏せる系なところはあって
ここに出てくる父親は理解できないけど
なんとなく自分の家族のこと考えながら見ていました。
菅原くんが「岩井秀人役」で
元々似てると思ってたけど
やっぱりそっくりで
まったく違和感無かったのはもちろん
まさかの母親役の山内さんが
これまた全然違和感無かったのが
ビックリでしたw
父親役の猪股さんより大柄なのに
優しくて父親に言われっぱなしの母親を
違和感なく演じるってすごいなと思います。
カーテンコール後かつらを取って
大股でガシガシ歩いて帰っていく姿が
なんか素敵でした(笑)
いつも怖いイメージ(笑)の平原さんが
今回はそうでもなくて
でも声がすごくいいなぁと思いました。
好きです。たぶんww
終演後は平原さんと岩井さんがロビーに出てこられてて
ドキドキしました。
北九州芸術劇場の小劇場は今回初めてでしたが
なかなか素敵な空間でした。
当日券もホント若干数しか出ないくらい好評で
満席ですごいなと思います。
結構老若男女な感じの客層だったし。
今回東京と小倉でしか上演されなくて
ぜひ観たくて小倉まで来たのだけど
来て良かったなと思います。
ハイバイのお芝居なかなか観られないのですけど
またぜひ観たいです。
チケット販売などをやっているところに
乱鶯のポスターが貼ってありました♪
めちゃカッコ良かったですvv
これも北九州で観ることにすればよかったなぁ
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