『同じ夢』

作・演出/赤堀雅秋 
出演/光石研
   麻生久美子
   大森南朋
   木下あかり
   赤堀雅秋
   田中哲司

201638日(火)19:00開演
広島/アステールプラザ 中ホール

千葉県船橋市郊外。
精肉店の店主、松田昭雄(光石)は二代目。
初代である彼の父は、奥の和室に寝たきりで
娘・靖子(木下)との三人暮らし。
店には昔からの従業員・稲葉(赤堀)がいるが、
この男、身だしなみもなってないし
時々レジから売上金を盗むなどタチが悪い。
その他ヘルパーの高橋(麻生)が老父の世話に通ってくる。
近所の文房具屋で飲み仲間の佐野(田中)も、
大した用もないのに、この家に入り浸っている。
真冬のある日。昭雄の妻の命日。
10
年前、昭雄の妻は交通事故で死んだ。
その加害者である田所(大森)が、
毎年欠かさず詫びと焼香のためにやってくる。
とあるひと晩のできごと。


キャストが素晴らしく好みの人ばかりで
広島公演もあるというので是非行かねばっっと思いました。
地元テレビ局の先行で最前列
みなさんめちゃ近くてドキドキでした。
ある部屋が舞台のワンシチュエーションなのですが
こちらとあちらで別々に話たり
それぞれがバラバラのことをやってたり
あぁ目と耳が追いつかないっっ
て感じでした(^_^;)
お芝居というかリアルな会話を覗いてるて感じ?
赤堀さんの作品は以前に2回くらい観たことがあるだけですが
もっと、暗いというか(^_^;)
ぐぐっとインに迫る感じ(上手く言えません、、、)
なイメージでしたが
今回はわりとライトで
笑いも多いし最後もなんとなくほのぼのしていて
雰囲気変わったなぁと思いました。
劇団作品とはまた違った感じに作っているのかもですけど。
もっとドロドロぐちゃぐちゃ重い感じになるんじゃないかと
ドキドキしながら見ていたのですけど
なんともふわっとした感じで
特に何も起こるでもなく終わってしまったので
少し肩透かしな感じはしちゃいました(^_^;)
でも、それぞれの役者さんはやはり上手いし魅力的だし
十分に見ごたえのある作品でした。

大森南朋さんが序盤ずっとニコニコしていて
「あぁ南朋さんがニコニコしているww
と嬉しくなったり()
とか思ってるといきなり下ネタ言い出して苦笑いもあり(^_^;)

田中哲司さんもなんか可愛らしくて素敵だなぁとか
ちょっと太ったのかなぁとか思ったり()
鼻がグズグズしてるのはリアルで花粉症なのかな
とか心配になったりw

赤堀さんの役がどーしようもないんだけど憎めなくて
最後全部持ってっちゃうから狡いな()とか
いろいろ楽しめましたww

麻生さんは地味なジャージ姿とかも素敵だったし
セリフのない時の表情の演技とかも良かったです。
今回わりと陰のある役で新鮮でした

木下あかりさんは「荒野に立つ」で見たと思ってたけど間違いで(^_^;)
「あかいくらやみ」とか「冒した者」とか「ロンサム・ウエスト」とか
結構色々見てました。
カーテンコールの時すごくニコニコしてて
こちらもニコニコしちゃいました。

光石さんはあまり舞台をされないそうなのですけど
もっとやったらいいのになぁと思います。
アンチクロック〜の時も良かったし

というか、今回のキャスティングって
すごく映画ってか映像っぽくもあるのだけど
すごく長塚圭史作品ぽくもあって
(全員長塚さんと舞台やってるし)
あぁ、このキャストで長塚作品やってくれないかなー
と心から思いました()

少人数のワンシチュエーションの群像劇
だと思ってたけど
案外2人とかのシーンが多くて
ずっと出てこない方とかもあったりして
とても勿体無いなぁと思ったりもしたので(^_^;)

もう1回くらい観るとまた違ったことに気づけるかもとも思ったり
今回パンフ買わなかったのだけど買えばよかったかな

うーん、、、やっぱりふわっとしてたって印象です(^_^;)
とはいえ贅沢な時間でした


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