【四方山話】
Talking about all sorts of things
【飛行機雲】
<デジタル技術の活用(超望遠レンズ並)>
Ver.1.1 2006/01/29
2006年1月8日 快晴 気温も良く珍しく飛行機雲が見られた。羽田から飛びだった飛行機は一旦太平洋上に出て伊豆大島上空で旋回し西に向かう。直接西に向かえば燃料も節約できるが「米軍の横田空域」があり高度を高く保たなければならず、このような航路を取っている。従って、八王子上空では8,000m〜10,000m上空を飛ぶので中々肉眼では見えないか見えても極めて小さい。
14:07自宅天空南側ルートに太い飛行機雲が見えたが、距離が遠いためか機体が見えない。しかしこの例では飛行機雲が4本から成っているのが確認できる。従って、多分ボーイング747ジャンボジェット機である。写真の黒い線は高圧電線。
14:10今度は自宅天空やや北側ルートに飛行機の爆音と共に機体が肉眼で確認できた。飛行機の跡に2本の飛行機雲を引いている。これだけ機体がはっきり見えるのも珍しい。空気が澄んでいるので良く見える。双発機なので多分ボーイング777または767だろう。この時間帯は3〜5分間隔で大阪や福岡行が飛んでくる。
下の写真は320mm望遠レンズで撮影。(両方とも西に向かって飛んでいる)
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4発の旅客機(Boaing 747 Jambo JET) 14:07 自宅天空南側ルート(雲が陽で光っている) |
双発の旅客機(Boaing 777 or 767) 14:10 自宅天空やや北側ルート(機体が分る) |
これらをデジタルズーム風にトリミングすると以下のようにかなりはっきり見ることが出来る。
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4本の雲(4発)が確認できる 雲だけが輝き機体は見えない |
双発の旅客機(Boaing 777 or 767) 機体の跡に雲(エンジンまで確認) |
双発の旅客機 翼に「日の丸」を確認 |
【使用カメ ラ】 CANON Kiss Digital 6.3 MPixels
【交換 レンズ】 SIGMA ASPHERICAL IF 28〜200mm(35mm判換算45〜320mm)
《 解説 》
飛行機雲は巡航高度の大気の湿度が十分高く、気温が十分に低い(摂氏マイナス65度から40度)という2つの条件が重なった場合にのみ形成される。一度出来た飛行機雲が長時間消えないことも度々ある。この例ではすぐに消えてしまった。ロシア上空で旅客機の窓から自飛行機のエンジンのすぐ後ろに飛行機雲が出来るのを見たことがある。この時、上空温度はマイナス60以下だったようだ。通常は写真右のように機体の数百m〜数キロm後に出来るので旅客機の窓からは自飛行機の飛行機雲を見ることは出来ない。
府中〜八王子上空を飛行するフライトは大阪行きか福岡行きである。現職の頃は多い時には週2回ほど飛んで上から下を時々見ていた。
MT=3
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