うちの周辺には野良猫がいて、猫好きの方は可愛がりますが、猫嫌いの方は追い払ったりします。我家では、犬も猫も嫌いではありませんが老衰後を考えると、その後が悲しいので、犬猫をはじめとするペットは飼わないことにしています。
しかし、猫もよく観察していると可愛いばかりでなくその生態や性分までも分かるので面白いのです。
うちの近くによく来た(今も来る)母親猫についてお話します。この猫は体の模様があまり良くないので人間から嫌われてきたのか食にありつけず痩せこけていました。よく見ると顔は可愛いのですが模様が良くないので損をしてきたみたいです。我家ではこの猫の柄が斑なので「ブチ」と名付けました。
そのうちに、このブチが5匹の子供を産みました。その子供は柄が全て違っていて中々可愛いのです。あまりに飢えて可愛そうなので餌を与えました。その子猫に餌を与え喜ぶ様を見ていると心が和みます。
この母猫は空腹でペチャンコなおなかなのに、子供が食べているときには自分では食べません。子供達が残したときだけ食べるのです。しかも、子猫は甘えて母親のペチャンコなオッパイを吸っています。
「子供を思う母親の愛情」に感激しました。
子供のことを忘れて遊びに興じる最近の日本の若い母親に学んで欲しいくらいです。
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