連載 【うちの野良猫】
The stray cats in my home.


< 猫も屋根から落ちる >
Ver.1.1 2003/09/01
< 猫も屋根から落ちる >
 聞いたことのある言い回しで恐縮だが、うちの野良猫が屋根から落ちた。

 2003/08/30(晴)午後3時、突然、出窓の屋根から何かが落ちできて垣根に引っかかった。
 窓を開けてみると「ミー」が垣根の枝に引っかかって下に降りられないで困惑している。考えてみれば「どじ」な猫である。飛び降りようとすると枝が細いので揺らぎジャンプできない。「ミーちゃん」と声を掛けたら助けて欲しいような顔をして「ニャーン}と泣いてどうにか自力で降りた。
 将に「猫も屋根から落ちる」である。

<推測>
 冬は我家の車のボンネットが温かいのでこの上で休んでいるが、夏は暑いので出窓の上で昼寝をしている。ここは垣根で日陰となり風通しが良いので居心地がいいらしい。
 猫もよく観察していると、人間と同じで時々寝返りを打つ。多分この時も同じように寝返りを打ったら出窓の屋根が狭いので落ちたらしい。その上、眠っていたので本人(猫自身)何が起こったのか分からなく呆然としていたのだと思う。

 ← 出窓の屋根で昼寝をするミーちゃん

<それでもミーちゃんは可愛い>
 このような猫を見たらドジな猫と軽蔑するだろうが、このドジさがまた可愛い。将に、自然体で生きて誰に迷惑を掛けるのでもなく、人間の心を癒してくれる。

 人間も同じで、自分の子供にこのような場面があっても、けなすのではなくその子の良い面を見れば愛情が倍加するというものだ。

【諺】 「サルも木から落ちる」 「弘法筆の誤り」


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