連載 【第二の人生】
The 2nd life of salaried workers.


< 第二の人生は1/3 >
Ver.1.1 2004/08/22


 「第二の人生」とは夢のある言葉をつけてくれたものです。何となく「長いサラリーマン生活に終止符を打って、また同じような長さの人生(第二の人生)が待っている」ような錯覚をしてしまう。
 実際はそんな甘いものではなく、よく考えておく必要があります。さて、ご一緒に考えてみましょう

【第二の人生は1/3】
 「第一の人生」と「第二の人生」の長さを考えたことがありますか?
 単純に考えて、定年退職まで60年、それから健康に長生きできたとして80歳、即ち、残りは20年しかありません。ですから、「第二の人生」の長さは「第一の人生」の1/3しかないのです。
 しかも、人間は、1年の長さを[一年]÷「とった歳」と感じます。3歳で1年を感じられるとすると、3歳児の1年は[一生]と感じるので、次のお正月が来るのを大変長く感じます。同様に60歳の人の1年は1/60に感じます。
 従って、残りの20年は今までの1/2〜1/3と感じるので、残り10年位しかないと思わなくてはいけません。しかもこれは、「健康で80歳まで生きる」との仮定の話です。

 現在健康であったとしても、海外旅行などは体力的に無理となりますので、思うような夢の実現は益々厳しいものになってきます。
 既に、病気を抱えておられる方は、自分の人生を楽しむ時間をより大切にする必要があります。

 さぁ〜て、これから何をしましょうか?

 次回は「ソフト・ランディング」について考えましょう。


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