エキゾチックな横浜港 (港町十三番地)
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2009年7月16日(木)晴 は横浜・山下公園周辺の散策(吟行)に行きました。 と、言っても、実は「AT International 2009」(カーエレクトロニクスで進化する自動車技術の専門展)に行った帰り、久々の横浜を散策したくて、単独吟行のつもりで、俳句を頭に浮かべながら「港町十三番地」を中心に散策しました。
港町十三番地夏盛ん
【註】「港町十三番地」は昔美空ひばりさんの同名の映画とその主題歌があり、有名になったもので実際にはそのような場所は存在しません。
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この辺は海上自衛隊の港でもあり時により護衛艦が停泊します。今日は海上保安庁の艦船が停泊していました。
ここからは横浜ベイブリッジも見えて将に「横浜港」という感じのところです。夏の強い光に反射して横浜ベイブリッジはひと際存在感を明確にしていました。
海上保安庁の艦船 | 遠景・横浜ベイブリッジ |
またしばらく歩くと昔の赤煉瓦倉庫群が見えてきます。写真のような立派な建物なのでそのまま保存して、今では中が洒落たショッピング街となっています。今日は暑いので涼を求める買い物客が多く訪れ、店内は活気に満ちていました。そして、人いきれで蒸れているように感じました。
赤レンガ(旧倉庫跡) |
足も疲れたので「赤レンガ」の中にある洒落た喫茶店でコーヒーブレークして、また暑い外に出掛けました。正面に白い大きな客船が見え、船体には「Venus Cruise」と書いてありました。まもなくドラの音が聞こえて汽笛も聞こえてきました。「ああ、これが横浜だなぁ」と思いました。
いよいよ、この船は外国航路に出て行くのでしょう。「お金と暇をたくさん持つ方々がこの夏の世界旅行を楽しむのでしょう」と勝手に推測して、この大きな船が点になるまで見送りました。
Venus Cruise | 出航したビーナス号 | 船は点になっていく |
【註】「赤いくつの女の子の像」は実は静岡県の日本平にもあります。こちらのは作詞家の野口雨情が当時の清水村で聞いた悲しい娘の話を聞いてこの曲を作ったと云われています。日本平のものはお母さんに付き添われた女の子の像です。
一方、歌の舞台はやはり外国航路の港横浜をイメージしています。
山下公園名物のもうひとつは「氷川丸」です。この船は戦前は外国航路の豪華客船として、戦時中は負傷兵を運ぶ運搬船として活躍、戦後はこの横浜港に係留されホテル・レストランとして活用されてきました。昨年でしたか、内装を当時の豪華なものに改装されて、また豪華ホテル、レストランとして営業開始しました。ともあれ、この船は山下公園のシンボル的存在です。
山下公園と氷川丸 | 「氷川丸」全景 | 係留されている氷川丸 |
夜の帳が近づいたので、横浜中華街で夕食をすることにしましたが、昔来たきりで「よい店」の記憶もおぼつかず適当な店を選んで入りました。値段もリーズナブルでしたが店は豪華ではありませんでした。それでも「ヤムチャ・セット」を楽しむことが出来、満足できました。
横浜中華街は何時来ても異国情緒(中国)豊かです。
海側の入口 | 中華街夜景 | 派手で豪華な門 | 山側の入口付近 |
今日は計らずして、充実した単独「吟行」を楽しむことが出来ました。