「東京モーターショー2003」

第3回 「燃料電池車」


Ver.1.1 2004/03/13
Ver.2.1 2004/03/14
 第3回目は、「燃料電池車」をご紹介します。
 車は昔エジソンが電気自動車を作ったのが始まりといわれています。当時のバッテリーの技術が十分でなく殆ど実用にならないまま、今の内燃機関(ガソリンエンジン)による自動車が開発され、その後、フォードがT型Fordの大量生産に成功して、モータリゼーションの世の中になったということは周知の通りです。

 現在は、自動車が普及しすぎてそれによる公害が問題となってきました。そこで、エンジンと電気モーターの併用で走るハイブリッドカーをトヨタ初め数社が開発し、TOYOTA Priusのようにその効果を発揮しています。
 左の写真は「TOYOTAの最新ハイブリッドシステム」です。右下がモターですが思ったよりも小さいのに驚きます。従って、電池さえ良いものがあれば、原動力であるモーターは今のエンジンよりも簡単で小さなものに出来ます。
 TOYOTAの最新ハイブリッドシステム

 将来は内燃機関を使わずに、電気モーターを使った「電気自動車」が主流になるといわれています。最も難しい技術は電池であり、その最有力技術が燃料電池なのです。
 この写真でもお分かりのように、モーターは小型のため各車輪毎につけられ四輪のコントロールは電子制御されます。従って、今までの自動車のように。動力伝達のためのプロペラシャフト、ディファレンシャルギア、車輪を結ぶプロペラシャフトなど、大きく重い部品が不要で車の軽量化が出来ます。という事で、動力発生器(モーター)とその伝達部分は極めて簡単で小型軽量です。
 後は、電気を発する燃料電池の小型軽量化が「電気自動車」開発の大きな鍵を握っています。現時点での燃料電池は床下に収納されます。

 という事で、今回のモータショーでは燃料電池車が最新技術の象徴として展示されていました。

燃料電池車 モーターは車輪毎

 次回は「モデル嬢」をご紹介します。


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