Q.「ハト時計」はなぜ鳩なのでしょうか? あの「ハト時計」はスズメやカナリヤではいけないのでしょうか?どういう訳か「ハ ト時計」しかありませんね。なぜなのでしょうか? そんなこと考えたことないって! でも不思議だと思いませんか? A.いわゆる「ハト時計」は昔ドイツから輸入されました。 ドイツの時計は鳩ではなくカッコーなのです。ドイツではカッコーは「幸せを呼ぶ鳥 として好まれています。しかし、日本に輸入されたときにはなぜか「ハト時計」として販 売されたのです。 本当の理由は分かりませんが、時計の歴史に詳しい人の話によると、日本ではお店の開 店祝い等で、お祝品として昔はよく贈られたようです。しかし、カッコーは日本では「閑 古鳥」と書きましたので、閑古鳥ではお店の開店祝いには相応しくないということから、 日本では平和の象徴即ち「ハト」になってしまったらしいのです。 ですから、今日本で売っている「ハト時計」は鳩の形をしています。 カッコーを図鑑で調べると「鳩くらいの大きさの鳥」と書かれているようです。日本で は鳩が丁度都合の良い鳥だったのでしょう。 Q.ところで、「ハト時計」のハトの声は本当に鳩の声になっているのでしょうか? 日本の童謡に「ハトポッポ」という歌がありましたが、日本では鳩は「ポッポ、ポッポ」 と鳴くようなイメージがあります。ですから、「ハト時計」も「ポッポ、ポッポ」と鳴い ていると思い疑問にも思わないのではないのでしょうか? しかし、鳩は「ポッポ」とは鳴かず「グーグー」と鳴きますよね。 A.やはりハトではなくカッコー あの音は「カッコー、カッコー」という音に近いのです。本当のカッコーの声とハトの 声を録音してハト時計に合わせてみると、カッコーはぴったり合うのです。しかも、本物 と区別が付かないほどよく似ているのです。面白いでしょう! という訳で、元々はカッコーだったのです。 しかも、「ハト時計」はスズメやカナリヤでは具合が悪いのです。以上
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