「とんちんかん」は「とんまなこと」や「とんまなひと」を言いますね。「そんなんこと知っている」って。そうですね、普通に疑問もなく使っていますからね。でもちょっと面白い言葉と思いませんか? 何か、音のようだし言葉のようだし?
どうして出来たかを考えると納得できます。
そうです、実は鍛冶屋が鉄を打つ時の様子から出来た言葉です。相槌(あいづち)が交互に金槌で打って刃物などを作りますが、相槌が下手ですと一定に打てず色々なところを打つので音がまちまちになります。「トン」と打つと次は「チン」その後は「カン」という風に音が揃わないことから、「とんまなこと」や「とんまなひと」を言うようになったのです。
文字は「頓珍漢」と当てることがあります。この漢字も当を得ていて面白いですね。頓馬で珍奇な漢(男子/おとこ)とのことでぴったりですね。
広辞苑では
@物事の行き違い前後すること。つじつまの合わないこと。「−なことを言う」
Aとんまなこと。また、そういう人。
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