【言われてみると一寸考えてしまう】
田舎で生まれ育った人はすぐに分かる事ですね。
種を取るときには黄色く熟れていますね。
【理由は簡単】
私たちが食べているキュウリはまだ実っていない未熟の実を食べているのです。
「それは知っている」ですか?
それでは何故、緑なのでしょうか?
【結論】
話は簡単です。まだ実ってないので動物に食べられない様に葉の色と同じ緑色をして実(身)を守っているのです。動物から見分けにくい色「緑」、即ち保護色なのです。
【 キュウリという名前】
キュウリは漢字で「黄瓜」(キュウリ)とも「胡瓜」とも書きます。
キュウリは実って種が出来ると黄色くなるので「黄色い瓜」即ち「キ・ウリ」と呼ぶようになったと云われています。
それでは「胡瓜」は?
キュウリはインド地方が原産地です。中国では一般に「胡」とは異民族または外国を指します。外国から来た瓜「胡瓜」と書いたのでしょう。それが日本にそのまま文字も伝わり、上記の通り日本読み「黄色い瓜」即ち「キウリ」今では「キュウリ」という読みを当てる様になりました。
【註】外来のもの「胡」を冠する語。「胡弓、胡椒、胡麻」 出展:広辞苑