【私の趣味】 映画


Ver.1.1 2007/01/29
【見た映画とその感想】  見た映画の自分なりの感想を簡単に報告します。

映画報告
年月日 劇 場 題 名 ジャンル 概 要  &  (詳 細)
07/01/28 8市民会館 博士の愛した数式 ドラマ 05日 記憶障害の天才博士と家政婦母子の交流を描く感動作!!

<解説>
 小川洋子原作の同名小説。80分しか記憶の続かない障害を抱えた数学博士と、その家で家政婦として働くシングルマザーの姿を描く。
<内容>
 数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始め、数学の面白さを解いていく。ルートと言う愛称は頭が平らなことから博士が名づけてくれたものであった。ルートの母は、事故の後遺症で80分しか記憶できないという博士の家で家政婦として働き、多くの家政婦が辞めて行った難しい介護に上手に接する。母親は博士の優しさに触れ彼の力になっていく。博士と一緒に居る事を認められた息子ルートは博士から数学の面白さを学んでいく。そして今は数学の先生になり「難しい数学を生徒に楽しく学ぶ術を身につけ」生徒から人気の先生になった。
 2005年製作、上映時間 121分
 監督:小泉堯史 出演:寺尾聰 深津絵里 吉岡秀隆 浅丘ルリ子
<感想>
 この映画は家政婦の優しい心と博士の優しさがうまく織り成してほのぼのした幸せを感じる。また、このドラマは数式に始まり日常では馴染まない数学用語が沢山出てくるがその言葉に拒否反応を感じさせない。何気なく周りに存在する数の不思議は、人間同士の絆や生きる喜びさえも伝えてくれる。ルートの母の靴のサイズを「24」と聞いて「潔い数字だ」と微笑む博士。この物語のユーモアと、温かな人間の姿が見られる。寺尾聰は「記憶障害の博士」という難役を深みある人物として仕上げている。家政婦役の深津絵里も爽やかな演技で好感を持てる。


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