1、実 施 日 平成10年1月31日(土)〜2月1日(日)晴2、目 的 地 静岡県・川根町・愛馬苑
3、集 合 東名高速・海老名SA AM8:00集合
4、メンバー ST−21:SM (Snow Man) SUZUKI DJEBEL XC250 YMFrc:UM (Ultra Man) SUZUKI DJEBEL XC250 (オフロードバイク)
5、コ ー ス AM8:00集合 自宅ーーーー御殿山ICーーーー横浜ICーーーー海老名SAーーーー足柄SAーー 6:35 6:45 7:10 7:20--50 8:20-9:00
(昼食) 256km ーー富士川SAーーーー牧之原SAーーーー相良牧之原ICーーーー家山・愛馬苑 9:25-10:00 10:45-11:15 12:10 13:50
260km 家山・愛馬苑ーーーー相良牧之原ICーーーー掛川ICーーーー相良牧之原ICーー 11:15 11:50 12:00 12:10
ーー富士川SAーーーー足柄SAーーーー海老名SAーーーー横浜ICーーーー 12:50-13:20 13:45-14:30 15:00--45 15:55
521km 橋本ーーーー御殿山ICーーーーGASーーーーー自宅 16:40
6、費 用
ガソリン 2,233 (1080+1153) 有料道路 7,400 (2x(250+3450)) 飲 食 6,684 (1365+1500+3000+819) 宿泊乗馬 10,000 土 産 650 入 湯 料 400 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 合 計 27,367
7、走行記録
走行距離:521.0km 燃料:23.6L 燃費:22.1km/L ( DJEBEL ODO:2841 km ) (10.5+13.1)
8,今回ツーリングのポイント
「馬の試乗」にチャレンジ
9、状況・感想
今回のツーリングはJF(Jet Fighter)さんのお招きによる「乗馬・試乗ツーリング」である。
JFさんが、1年半香港で訓練した乗馬の仲間の集まりが、静岡県・川根町の愛馬苑で行われるという。そして、我々未経験者でも、試乗させてくれるというので、メンバー以外ではUMさんと私の二人だけがオブザーバー参加することになった。乗馬クラブの仲間の方々は金曜日から練習していて、我々二人は土曜日の早朝に出掛けて、午後現地で合流ということになった。
現地は東名高速の相良牧之原ICから真北に25km程上った位置にあり、東京・横浜からは片道250kmのところでかなり遠い。従って、「愛馬苑」の専用宿舎(ペンション)に一泊する計画である。
(1)現地への道のり
いつものツーリングのように、東名高速・海老名SAにAM8:00集合で途中ゆっくり走ることにした。バイクは場合により馬と一緒に走れる機会があっても良いように、オフロードバイクで行くことにした。
UMさんのオフロードバイクは私と同じ SUZUKI DJEBEL XC-250 なので、途中走行も同じペースで走れるので楽しい。
今回は天気もよく、富士川SAから見る富士山と富士川を渡る東名高速の赤い橋が美しく、絵はがきのような記念写真を撮った。
愛馬苑は川根町のすぐ入り口近く(家山)にあったのだが、最初道が分からず山奥まで行ってしまい、20km程余分に走ってしまった。
しかし、ハイカーや地元の方に道を教えていただき、何とか現地にたどり着いた。
(2)初めての乗馬
愛馬苑に着くと、JFさんが出迎えに来てくれた。暫く、JFさんとその仲間の方々の乗馬風景を眺めて、予めJFさんから依頼されていた「乗馬の写真」を撮った。
その後、UMさん、私の順で乗ることになったが、UMさんはあまり乗らずにやめてしまった。
今度は私の番である。最初、左足を鐙(あぶみ)に掛けるのだが、足が届かない。自分の両手で「よいこらしょ!」と足を持ち上げて鐙に掛け、左手で手綱と馬の鬣(たてがみ)を掴み、右手を鞍にかけて、「よいしょ!」と乗るのだが、最初はこれが出来ない。
二人懸かりでやっと乗れた。
あとは、調馬索(紐)をつけて、ベテランの方が引いてくれる。私は乗るだけだが、どうにか、馬場を廻ることが出来た。その後、「速歩」(はやあし)と「軽速歩」(けいはやあし)をやったが、見ていた皆様が上手だと褒めてくださった。
(3)温泉と夕食と懇親会
ペンションにはフロアーに共同風呂一つと、離れに檜風呂があるのだが、近くに町営の温泉があるというので、温泉にはいることにした。天然温泉で良い湯であった。
街へはJFさんの4WDで出掛け、夕食は、川根町内の店で焼き肉とビールを楽しんだ。帰路は酒を飲まないUMさんの運転なので、安心して酒を楽しめた。宿舎に帰る途中、スーパーマーケットでつまみと酒を買い込み、宿舎で乗馬クラブの方々(といってもこの夜は二人のみ)と計四人で懇親した。その後、愛馬苑のオーナーと乗馬の教官の奥様が加わって乗馬談義で話に花が咲いた。
UMさんはお酒を飲まないので早めに「お休み」、JFさんとその友人は明日早く出発するというので12時に「お休み」となった。私も休もうとしたら、オーナーは私の話が面白いからもっと話をしたいといって引き留め話が続いた。教官の奥様もつきあっていたが申し訳ないので休んでいただき、オーナーとはAM1:40迄一緒にお酒を交わしながら四方山話をして楽しんだ。
(4)翌日、スペシャルトレーニング
翌日は、早朝にJFさんとその友人が帰る計画で、その上他のメンバーの参加もなく、かつ、UMさんは乗馬せずにオフロードバイクで林道を走るとのことで、結局、私一人になってしまった。
昨夜遅くまで話をしたオーナーは朝早く食事をした後出掛けてしまい、教官の奥様と私の二人だけになってしまった。JFさんが前夜に話を付けてくれて、私一人が乗馬することになった。
しかし、誰も知った人がいない中で何か寂しかったが、教官の奥様が親切に指導してくださった。
最初から「一人で乗りますか?」といわれ戸惑った。お願いして調馬索(紐)をつけて誘導して頂き、「常歩」(なみあし)の練習をした。最初不安であったが、どうにか歩いたり方向を変えたり出来るようになった。暫くしてから、「もう大丈夫!」といって、調馬索を外してしまった。
そして今度は、「走ってみなさい!」という。昨日、出来ていたから大丈夫という。今度はもっと不安だったが、暫く一人で練習の後、これもできて、次は「障害の丸太を跳び越えよ!」という。内心「無茶な!」と思ったが「あなたなら出来るからやりなさい!」というので、ご指導の通り、直線コースで加速しチャレンジするのだ。
1回目は丸太の寸前でストップ。2回目は丸太の寸前で走りをやめて丸太を跨いただけ。奥さん曰く「一気に走り抜かなければだめ!」というのだが、そうはいかない。3回目ついに跳び越えた。しかし跳び越えてすぐ馬は立ち止まってしまった。「跳んだらすぐ首筋を叩いて褒めてやること!」を指摘されその通りにした。そして、4回目ついに跳び越えてその後も走り抜けた。成功! 成功!
いつの間にか乗馬の教官が来ていて、私の乗馬の様子を見ていてくださった。そして、教官曰く、「本当に上手だ!最初でこれだけ出来る人はいない」(昨日、JFさんからもいわれた)「次回は皆で大井川の土手を一緒に走ることが出来るよ」といってくださった。
自分では半信半疑でつい「本当ですか?」と信じられないという返答をしてしまった。
機会があったら是非やってみたいと思った。
最後に、今日は折角一人で乗れたのに、誰もいないので証拠写真が撮れない。そこで、厚かましく、教官の奥様にお願いして、バイクの荷台についているバッグの中からカメラを取り出してもらい、写真まで撮っていただいた。走っているところではないが、良いアングルで撮れた。
(5)帰路
教官夫妻に何度もお礼を申し上げて、一人で東名高速経由で250kmの道をひた走り、海老名サービスエリアで最後の休憩を取った。
帰り支度をしていると、若い二人(ZZR−400、CBRー400)が近くに駐車して、私に声をかけてきた。バイク仲間はすぐに友達のようになるからよい。
そこでバイク談義を30分して、「怪我防止のための完全装備の重要性」と「格好より安全走行テクニックの重要性」について話をしたら、大変真剣な顔で聞いていた。そして大変勉強になったと感謝された。
最後に、お互いのバイクツーリングの安全を祈念しつつ別れを惜しんだ。
今回も無事ツーリングを終了した。
ではまた。