伊豆・下田公園・紫陽花観賞


1、日  程  平成10年6月20日(土)晴

2、集  合  箱根新道・山崎IC   AM7:30集合

3、メンバー  ST−21:SM(Snow Man)    ;BMW  R1100-RS
              AB(American Bear) ;HONDA MAGNA-45
        YMFrc:UM(Ultra Man)   ;BMW  R1100-RT
              HC(Hardly Checker) ;HONDA VT-250
              PB(Pretty Boy)   ;HONDA  CBR-900RR

4、コース

自宅───御殿山料金所────厚木IC────平塚料金所────小田原料金所
5:50          6:00              6:30            6:35                6:45
              7:30 集合 66km                    濃霧
────小田原IC─────箱根新道・山崎IC────箱根IC────十国峠
              6:55--7:30

────熱海峠IC────韮山JCT────山伏峠────修善寺温泉───

                          160km       177km
湯ヶ島温泉────天城隧道────湯ヶ野温泉────下田────あじさい園
         9:10-25             10:00   10:30--11:30
                184km
────白浜────昼食────熱川・高磯の湯────天城高原料金所───
   11:50--  12:30--13:30   13:40--14:25     15:00 300km

亀石峠SA────熱海峠IC────十国峠────箱根IC────山崎IC
15:20-55    16:20-25                    15:50

────小田原料金所────平塚料金所────厚木IC────橋本────
    16:00        16:10      16:15 
                 366km
御殿山料金所────GAS────自宅
          18:00     18:05


5、費  用

  ガソリン   2,253 (1080+1173)
  高速道路   2,860 (250+300+300+200)x2+200+560
  飲  食   2,755 (120+430+1575+105+525)
  入湯料      500
──────────────────────────────
  合  計   5,508


6、走行距離

総走行距離:366.0km  燃料:19.7L 燃費:18.6km/L
   ( BMW ODO:25160 km )    (8.3+11.4)


7、今回ツーリングのポイント

  ・伊豆の踊り子で有名な旧道「天城峠」と「天城隧道」を通ること。
  ・伊豆下田の「あじさい園」の散策。
  ・定番の温泉めぐり:伊豆・熱川の「高磯の湯」

8、状況・感想

(1)集 合
 4:30起床、5:50自宅を出発。八王子バイパスを通り、橋本からR129を
南下し厚木市へ、そこから、厚木小田原道路を一気に走り箱根新道に向かう。
 今日もいつも通り、箱根新道・山崎ICに7:30集合で、予定通り6:55に到
着した。
 今回はST−21のメンバーはABさんと私の2人だけで、YMFrcは、UMさ
ん、HCさん、PBさんのメンバーの合計5人である。時間までに全員集合した。

(2)視界5mの濃霧
 箱根新道は順調に進み箱根峠に差し掛かる頃に霧が出てきて、箱根峠の分岐点から
十国峠迄の間は視界5mの濃霧で前を走る仲間のバイクが見えなくなる、道路は湾曲
しているのでセンターラインをよく見てないと危険である。時々、対向車線の車の
ライトが突然現れるので怖い。我々の前にビギナーらしい二輪車が2台、ハザードを
点滅しながらゆっくり走っている。その後に、小型トラックがやはりハザードを点滅
しながら走っていたが、少し視界が良くなった地点でこの遅い2台のバイクを小型ト
ラックが追い越し、次に我々が追い越した。センターラインが白(追い越しOK)で
もよほど自信がないと怖い。それにしても、この2台のバイクは気の毒なくらい怖そ
うに走っている。
 先方をUMさんとHCさんが走っているが全く見えない。かなり離れてしまったよ
うだ。我々の前の小型トラックが追い越せないためである。まあ無理をせずに霧の晴
れるのを待ってじっと我慢である。
 十国峠を越えた頃、急に霧が晴れ、前に走行していた小型トラックを追い越し、マ
イペースで走れるようになった。トップを走行していたUMさんが休憩地点の亀石峠
SAに到着した旨、無線の連絡が入った。我々も間もなく到着した。

(3)いつものウィンナーコーヒー
 この亀石峠SAのウィンナーコーヒーは、以前、UMさんから紹介されてからここ
に立ち寄る度にオーダーすることにしている「定番の飲み物」なのだ。私は最近はあ
まりコーヒーは好まないが、ここのウィンナーコーヒーは旨い。
 他の人への紹介が遅れたので半数の人だけがウィンナーコーヒーをオーダーした。

(4)今回のハイライトの一つ、天城峠と天城隧道
 いつも速く走る伊豆スカイラインを今回はゆっくり走行し、山伏峠から一般道に下
りて修善寺町から伊豆半島の真ん中(R414)を下田に向かって南下する。

 途中、天城峠の旧道に入り、天城峠を「伊豆の踊り子」が歩いた道なのだなぁと考
えながらゆっくり砂利道を走行する。そして、驚いたのは、この道は、何気なく自然
のままのように見えるが、石と砂利だけで作った溝がずーっとあるのだ。そう、古い
お寺によくあるような苔の生えた石の溝の様なものなので感性がないと気づかない位
なのだ。コンクリートのU字溝だったら興ざめである。この心遣いが本当に嬉しい。
こうやって本当に自然を愛する人達、そしてそれを管理する人達がいるのだと思った。

 そして、遂に「天城隧道」に到着。ここで、5台のバイクを並べて記念撮影をする。
ハイカーもここで休憩を取っている。
 このトンネルは「伊豆の踊り子」に出てくる「天城隧道」だ。なかなかの趣がある。
石川さゆりの「天城越え」の歌にも出て来るでしょう!「走り水 迷い恋 風の群れ
 天城隧道 恨んでも 恨んでも 躯うらはら あなた・・・山が燃える 戻れなく
ても もういいの くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え」
これですよ。地図には「天城トンネル」と書いてあるので、多くの人が「天城トンネ
ル」と云うけれど、やはり「天城隧道」と云ってほしい。トンネルの入り口上部の石
にも「天城隧道」と刻まれているではないか。
  天城隧道の中の照明器具も家の玄関灯のように「とんがり帽子」付きの洒落た形を
している。だからただのトンネルではないのですぞ。じっくり堪能してほしい。
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天城隧道
 この天城隧道を出るといわゆる「天城越え」をしたわけで、後はゆっくりした下り
坂で「下るだけ」(落ちるだけ)なのである。あの「天城越え」の歌はこの情景が「
恋の道」との掛詞(かけことば)になっていることがよく分かる。
 所々で、この「踊り子ルート」の散策を楽しんでいるハイカーを見かける。我々は
気を遣いながらエンジン音を出来るだけ小さくし、アイドリングに近い状態で走る。
そして、追い越すときには「申し訳ありません!」と云って追い越す。ハイカーは「
どうぞ!」と云ってくれる。嬉しい。しかし、ここは、単なるハイキングコースでは
なくもちろん自動車も通行できる道路なのだ。でも、本当に、人と籠くらいしか通ら
ないような雰囲気の道なのでバイクで通るのも憚るようだ。土日には、あのボンネッ
トバスもここを通り、踊り子風の黄色い絣の着物を着たバスガイドさんが乗務し、手
を挙げればいつでも止まって乗せてくれる。そういうバスも通る道なのだ。

(5)下田・あじさい園
 ここは、下田港が見下ろせる小高い丘の中腹にあり、紫陽花が山いっぱいに生息す
る公園だ。下田はペリーが上陸した地で有名でその記念碑や最近ではレーガン米大統
領が訪問したとの記念碑もある。
 紫陽花の見える丘の中腹からは松ノ木の間をとおして綺麗な下田港が見え、なかな
か絵になる所だ。ここでは紫陽花をバックに記念写真を撮り次のツーリングポイント
に向かう。
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下田港 あじさい園 紫陽花と下田港
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写真の人の像
(6)熱川・高磯の湯
 ツーリングの定番になっている温泉の訪問である。下田から東伊豆の海岸伝いにR
135を北上するが道路が狭く渋滞気味。横のすり抜けもままならない。
 高磯の湯は幹事のHCさんがインターネットで調べた温泉で、町から少し離れた磯
の脇にある温泉だ。いつものように、あまり知られてない露天風呂なので先客は3人
しかいなかった。この日は天気が良かったので温泉に入る大きな飛び石が太陽に熱せ
られ足の裏が熱く急いで温泉に飛び込む。浴槽の前は大きく広がる太平洋のみで、磯
の飛沫が時々飛んでくるそんな素敵な温泉だ。これでビールでもあれば云うことなし
だが、飲み物は何もなし。

(7)伊豆スカイラインを堪能
 熱川から城が崎までR135を北上し、大室山の南を通り伊豆スカイラインに入る。
ここからは、亀石峠までフリーランとなり、各自のペースで走る。やはり、UMさん
はホームコースのように知り尽くしているので走りが本当に速い。
 最初のうちはついて行ったが、そのうち前の車の追い越し寸前で黄色線(はみ出し
禁止)になり遂にUMさんから離れてしまった。その後、かなり挽回したものの最後
の熱海峠料金所までには追いつくことが出来ず、彼から熱海峠料金所に到着した旨の
無線連絡を受けたとき、遥か遠くに彼の赤い素敵なツーリングウェアを確認できた。

(8)解散
 亀石峠で最後の集結をした。トップ走者と最後に到着した人とはたったの5分しか
違わない。ここで軽食を取り解散とした。
 それでも、箱根新道・山崎ICまでは皆一緒に走り、ここで実質の解散となった。
私とABさんは小田原厚木道路を利用したので厚木ICまで一緒に走った。


今回も、何のトラブルもなく楽しく快適なツーリングを終えた。
以上



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