1、実 施 日 平成10年6月26日(土)〜27日(日)曇のち晴 2、目 的 地 静岡県・川根町・愛馬苑 3、集 合 静岡県・川根町・愛馬苑 AM10:00集合 4、メンバー ST−21:SM(Snow Man) BMW R1100-RS YMFrc:JF(Jet Fighter) NISSAN SAFARI 5、コ ー ス [1日目] 自宅───御殿山料金所────横浜IC────海老名SA────足柄SA 6:00 6:10 6:35 6:48(PASS) 7:10--30 208km 240km ───富士川SA────牧之原SA────榛原町GAS───家山・愛馬苑 8:05(PASS) 8:30-50 9:00-05 9:40 [2日目] 240km (無給油) 家山・愛馬苑────藤枝バイパス────焼津IC────焼津GAS─── 12:35 13:10 13:15--20 東名・焼津IC────富士川SA────足柄SA────海老名SA─── 13:25 13:50(PASS) (PASS) (PASS) 463km 横浜IC────橋本────御殿山料金所────GAS────自宅 14:45 15:20 15:30 15:35 [走行計画と実績] ・当初計画した時間と実際の時間は殆ど同じで、実績では10分早く到着した。 ・帰りはJFさんが利用しているルート(藤枝バイパス:金谷〜藤枝〜焼津)で無休憩で 帰ってきたが、これも、当初の計画より15分早く到着した。 (当初計画は2カ所のSAで合計55分の休憩が加算される) ・往路は240km、帰路は223kmであった。高速道路料金で50円の僅差。 6、費 用 ガソリン 2,270 (1088+1182) 有料道路 7,450 (2x250+3450+400+3100) 飲 食 3,460 (120+1240+2100) 宿泊乗馬 10,000 ───────────────────────────── 合 計 23,180 7、走行記録 走行距離:464.0km 燃料:22.3L 燃費:20.8km/L ( BMW R1100-RS ODO:25623 km ) (9.5+12.8) 8,今回ツーリングのポイント 「乗馬の練習」にチャレンジ 9、状況・感想 今回の乗馬は第2回目である。前回は1月31日であったので、ほぼ半年振りである。 今回はJFさんと私の二人だけでしかもJFさんは4WDで行くので、私とは行動を別に し、現場(愛馬苑)で集合することにした。 (1)ツーリング計画通り 前回のツーリング実績があったので、それを基に到着時間から大まかに決めて、各SA 等の通過時間を基準にしてツーリング計画を作成した。 出発後、2カ所のSAで休憩を取ったが殆ど計画通りで、しかも到着時間は9:50到 着予定の10分前、即ち、9:40に到着した。 (2)天気は曇のち晴 夜中時々、強い雨の音がしていたので今回の乗馬が中止になる可能性があった。しかし、 4時半に起床し、外に出てみると雨上がりの曇空。まあ大丈夫という事で準備をし予定通 り6:00出発となった。 足柄SAに近づいた頃、雨がぽつりぽつり降り出したが、SAで休憩中も問題なさそう なので合羽をつけないで走行した。しかし段々雨が多くなり高速走行しているとかなりの 雨が当たるのでとりあえず合羽の着られるSA迄走ることにした。 富士市にはいると急に空が明るくなり、雨は止んだ。ハッピー。 富士川SAは今回はパス。そのうち日本平の上は完全な青空となった。もう大丈夫、今日 は乗馬日和になりそうだ。 (3)相良・牧ノ原SAで休憩 このSAでもオンスケジュール。我ながらこの正確さに驚く。あとは、R147を北上 し、金谷を通り、川根町に向かうのみだ。 計画より10分早く、9:40到着した。 (4)相変わらず早めのJFさん 10:00集合であったので、JFさんは既に到着はしているとは予測していたが、既 に馬に乗っているのには驚いた。そして彼の第一声は「SMさんすぐに乗りますか」であ った。 私は少し休憩し、着替えをしてから馬に乗ることにした。 (5)親切な先輩、JFさん 10:20に厩に行くと、JFさんが鞍の付け方、手綱の付け方、鐙を上げてから馬を 連れ出すこと等々を事細かく手を取って教えて下さった。 乗り方は、前回JFさんに教えて頂いたので要領は分かり、手助けはしてもらったもの の、自力で乗ることが出来た。 (6)常歩、軽速歩 前回教わった常歩(なみあし)、軽速歩(けいはやあし)について、何度も何度も自力 で走り身体で覚えることを教えられ、それを続けた。軽速歩がなかなか出来ない。ほんの 少し出来ても、すぐにタイミングが合わなくなってしまう。 するとすかさず、JFさんの大きな声が飛び「だめだめ出来てない」と注意される。足 の締め(バイクで云うニー・グリップ)が甘いという。これはバイクより難しい。そのう ち、足のふくらはぎや、お尻がこすれて段々痛くなってくる。 そのうち、H教官の奥様が見に来ていて、軽速歩を気にしないで速歩の練習をそのま ま続けなさいとのアドバイスがあり、続けることにした。 H教官も軽速歩よりも速歩の方が重要で次の駆歩につながるとのことだった。 (7)馬場の馬達への解放 午後、2時過ぎになると気温も湿度も高くなり乗馬には適さないので、休憩することに なり、その間、馬場を馬達に解放することになった。いつも厩に閉じこめられている馬達 はよろこんで馬場の中を跳び廻っている。馬同士でブルーミングのようにじゃれあったり 喧嘩したりしてストレスを発散させている。本当にうれしそうだった。 (8)馬の脱走 最後に厩に戻すときはどの馬も嫌がって抵抗する。順番に一頭ずつ調馬索をつけて誘導 するうちに、私が8ミリビデオカメラで撮影中だったこともあり、柵の棒を戻すのが遅れ 子馬が逃げ出してしまうハプニングが起きた。それを捕まえてどうにか厩に戻したと思っ たら、今度は足の短い気の荒い馬が大きな馬に喧嘩を仕掛けそのうち自ら柵を飛び越えて 外に逃げ出してしまった。これがなかなか捕まらずそうこうしているうちに馬に乗る観光 客が来てしまい子供が車から降りだした。これは危険である。馬が道路を駆け出したら子 供など跳ね飛ばされてしまう。お客様には車に戻っていただき、ようやく暴れ馬を捕まえ た。 (9)観光客を乗せる 時々観光客が来るらしく、今回もワンボックスカーで8人くらいの子連れの家族が来ら れた。当然お客様優先で、その家族のお父さんと子供がペアで合計3ペアが試乗した。馬 場内を2回廻って1,000円也である。即ち、3,000円の臨時収入となった。 (10)障害の練習 私は午後30分くらい練習してこの日は終わりとした。(実はお尻が痛くて) この愛馬苑のメンバー達は丸太をバーにして障害跳びの練習を始めた。色々面白いのと 勉強になるので8ミリビデオカメラで撮りながら観察することにした。メンバーの皆さん は馴れていて上手だ。 特に20歳代の若い銀行勤めの女性はフォームも美しくうっとりしてしまう。「JFさ んも障害跳びをトライしなさい」と愛馬苑のオーナーが勧めたが固辞された。 (11)和風の炉端で酒盛り オーナーが食料と酒の買い出しに行ってくれて、その間にJFさんと私はシャワーを浴 びてすっきりしさせてもらった。そして、オーナーが買い出しから戻ると宿舎から少し離 れた処にある洒落た和風の炉端で酒盛りが始まり、今日の乗馬の話で盛り上がった。その 上、オーナー、教官を含めた今日のメンバーすべてが割り勘で、本当に「みんな友達」と 云った最高の雰囲気である。愛馬苑はいいな! (12)カラオケもできる愛馬苑 宴たけなわとなった頃、今度はカラオケをやろうと云うことになった。当然、車で町に 繰り出し「カラオケボックス」に行くのかと思ったら別棟にカラオケが出来る部屋がある のだという。それも、カラオケボックスよりもずーっと広く、立派な部屋だった。勿論、 立派なレーザーカラオケシステムがある。 十分アルコールも廻っているので、皆代わる代わる自分の持ち歌を歌い、女性とデュエ ットをするものもいる。12時に解散となり、JFさん、オーナー、私以外はそれぞれの 自宅に帰ったらしい。今回もオーナが私ともう少しやろうとの誘いに、私は素直に従い午 前1時過ぎまでカラオケと話が続いた。 お陰で翌朝はややアルコールが残ってしまった。 (13)早朝の乗馬訓練 JFさんが「SMさん乗馬の練習をやりませんか?」との声を7時に掛けて下さった。 「こんな早くに?」と聞くと、「朝食前がいいんです」とのことで、この先生の云うこと を聞くことにした。 早速支度をして厩に行くとJFさんはもう支度を終えて練習できる状態になっている。 そして、昨日教えてくれた通りのことが私に出来るか確かめながら、また昨日と同じよう に懇切丁寧に教えてくれた。ありがとうJFさん! 8時から練習が始まり、JFさんは数回馬場を廻ると馬場の外に出て農道を廻り直線コ ースで駆歩をして楽しそうに廻って帰ってきた。私も外周をやりたくなり、JFさんに同 行をお願いした。しかし、彼の答えは「ノー」であった。 なぜなら、馬は自分で走りたくなると勝手に走るのでそれをコントロールできないと大 変なことになってしまうとのこと。私の乗った馬が万一走り出したらそれを止めるだけの 自信がないという。即ち、各々が自分の馬をコントロールできないと人の馬まで面倒みれ ないのだという。なるほど、そういわれれば大変なことだし、彼の慎重さは尤もなので納 得した。私は単純に、「ゆっくり歩き、彼が伴走してくれるだけでよい」と考えていたの で、自分の考えの浅はかさを知った。 JFさんは1時間ほどで疲れたと云って練習を止めてしまった。私はまだ疲れをそんな に感じなかったのでそのまま継続し9:30頃、1時間半の練習で止めることにした。疲 れの度合いからはまだ余裕があったのだが昨日からの練習でお尻の皮がむけたらしくこの 痛さから解放されたかったからだ。 (14)シャワー、朝食、そして、くつろぎ 汗をかいてからのシャワーは本当に気持ちがよい。すっきりしたところで、オーナーが 用意をしてくれた朝食(Pizza+Bread+Juice+Milk)を頂いた。これは料金外で全くのサー ビスである。本当に恐縮してしまう。 暫くするとオーナーの友人が訪ねてきて、その方と今の経済状況等について互いに語り 楽しいひとときを過ごすことが出来た。丁度そのとき、TVで三菱自動車といすゞ自動車 が経費削減のために土日操業に切り替えるとのニュースだった。これで両社はそれぞれ年 間4億円、2億円の電気代の削減が出来るという。自動車業界もここまで追いつめられて いるのかとしみじみ思った。 このオーナーの友人は矢崎総業の営業マンで、自動車に関するマーケット状況を熟知し ている。彼曰く、製造業(自動車メーカー)よりサービス業はもっと大変な状況とのこと で、自動車関連ではタクシー業界やトラック業界では究極の節減努力をしているという。 でも、「その中にも矢崎総業のニュービジネスがある」との話を付け加えることを彼は 忘れなかった。(内容省略) 今回は大変な経済の勉強もさせていただいた。 (15)帰路 帰路はJFさんの三菱PAJEROのあとについて、藤枝バイパス・ルート(金谷〜藤枝〜焼 津)で帰ることになった。しかも無休憩で自宅まで走り通すとのこと。彼は車なので当た り前なのかも知れないが、二輪車で240km無休憩は私は初めてのチャレンジとなった。 東名道迄は彼の車のあとを走っていたが、三菱PAJEROの様な背の高い車のあとを走ると 、前を走行する車の作る渦流でバイクが走りにくいので彼の車の前に出ることにした。 暫くは、私が追い越せば彼も追い越すと云った具合に一緒に走行していたが、車が詰まっ てくると車は自由にならないらしく私との間が次第に開いてそのうち見えなくなってしま った。少しゆっくり走ってみたが追いついてこないのと、どっちみちSAで休憩しないの で待つ必要もなくマイペースで走ることにした。 無休憩だったので、計画より約1時間早く15:35に自宅に到着した。 今回も無事に、実り多いツーリングを終了した。 ではまた。