Ver.1.01 1999/06/12 Ver.3.01 1999/11/09 ST−21・6月度ツーリング < 高原を走るツーリング+角間渓谷・温泉 > 1、日 程 平成11年6月5日(土)〜6日(日) 2、集 合 中央道・談合坂SA AM8:00集合8:10出発 3、メンバー <ST−21> TS(Tokyo Sunrise) : HONDA VT-1100 TB(Teddy Bear) : HONDA ST-1100 SM(Snow Man) : BMW R1100-RS DB(Dandy Boy) : Nissan Cima (4WD 4000cc) 4、コース [1日目] 8:00集合39km 177km 自宅────八王子IC────談合坂SA────岡谷JCT───みどり湖PA 6:50 7:00 7:25--8:10 9:30--10:05 198km 266km 275km 294km ────梓川SA────長野東IC────善光寺────チェンバロ───── 10:25 11:05 11:35--12:35 13:45--14:20 330km 362km 一茶記念館────中野──GAS────志賀高原────渋峠────万座温泉 15:00 15:55 16:05 455km ────嬬恋村────鳥居峠────菅平ヒュッテ 17:55 [2日目] 菅平ヒュッテ────菅平高原カントリーフェスティバル────菅平ヒュッテ─── 8:00起床 9:50 10:00--30 11:00 528km 534km 角間温泉────軽井沢────碓氷峠・旧信越本線────碓氷峠鉄道文化むら 11:30--12:00 14:20--50 15:00--16:20 540km 624km 松井田妙義IC────藤岡JCT────高坂SA────鶴ヶ島JCT 17:20--45 640km 671km ────入間IC────昭島────GAS────自宅 18:00 18:45 5、費 用 ガソリン 3,286 (956+833+758+739) 高速道路 7,720 (4450+720+2550) 温 泉 800 飲 食 3,427 (540+1393++480+130+600+200+120) 宿泊食材 6,700 (蟹、ミル貝、牛肉、野菜、ワイン等) 博物館 500 ------------------------------------------------- 合 計 22,433 6、走行距離 総走行距離:671.0km 燃料:34.3L 燃費:19.6km/L ( BMW R1100-RS ODO:35535km ) (18.1+16.2) 7、今回ツーリングのポイント ・高原を走る。 ・「第13回菅平高原・カントリーフェスティバル」に参加。 ・角間温泉の秘湯を楽しむ。 ・「碓氷峠鉄道文化むら」の訪問。 8、状況・感想 (1)集合 いつもよりも少し遅く、談合坂SA集合でAM8:00としたが、時間は十分あるの で、ついのんびり準備をし、5:30に起床し、6:50出発となった。談合坂SAに は7:25に到着した。 TSさんは7:40頃に到着した。本当に久々の参加である。HMさんは参加できる か微妙な状況だったが、8:00過ぎに確認したところやはり欠席とのこと残念。 8:10に談合坂SAを出発した。 (2)天気は良好 天気は良好で、順調な走り出しだ。中央高速道を周囲の山々を見ながらゆっくり走行 する。 (3)みどり湖SAで合流 中部支部のTBさんとは長野道みどり湖SAで合流する約束で集合時間の9:30丁 度に到着した。TBさんは既に到着していた。 (4)善光寺の見学 私は善光寺には何度か見学しているが、TBさんは訪問したことがないというので立 ち寄ることにした。いつ来ても落ち着いて良いところだ。丁度、昼食の時間になったの でここで善光寺北にあるいつものレストランで昼食を採った。
善光寺 | 参道 | 大本領 |
(5)喫茶店:チェンバロ ここは、10年以上前から洒落た店で有名だが、いつも通り過ぎてしまう。今回は注 意深く場所を確認しながら走行し、無事見つけることが出来た。 ここでは、自家製の「天然酵母パン」が美味しいことで知られているが、善光寺近く で昼食を採ったばかりなので紅茶をオーダーした。コーヒー紅茶類は470円とやや高 いがそれだけの良さは十分ある。お店の人も上品で店内も洒落ていてしかも落ち着いた 感じがする。出来ればいつまでもゆっくりしたいくらいだ。やはり来てみて良かった。
チェンバロの看板 | お店と看板 | チェンバロの内部 |
(6)一茶記念館 ここは、小林一茶の生まれ育った村で一茶の墓もある。今回は時間がないのでTSさ んとTBさんに所在地の確認をするだけでパスすることにした。 (7)高原を走る 今回の第一の目的「高原を走る」に挑戦。当初計画では、妙高、斑尾、志賀の3高原 、そして万座ハイウェイと高原を満喫する予定であったが、妙高、斑尾は遠回りなので ショートカットして志賀高原、万座ハイウェイを走ることとした。 しかし、時間が遅くなり、厳しいスケジュールとなりつつあった。中野の街からDB さんの別荘に電話をして到着が予定より遅れる旨の電話をしたら、DBさんが夕食の食 材を買って食事の支度をして待ていて下さるとのことでありがたくご厚意に甘えること にした。 中野から志賀高原に向かう、志賀高原から白根山(渋峠)、万座温泉への道路は適当 なワインディング連続でバイクツーリングには最高のコースだ。鳥居峠を経由して無事 、菅平・大松山スキー場にあるDBさん所有の「菅平ヒュッテ」に到着した。 (8)豪華な夕食 DBさんが一人で昨日から車で来られて、我々の夕食の食材と酒類を沢山買い込んで くれて、しかも、到着時にはすぐ食事が出来るように用意してくれていた。だから我々 が到着するとすぐにDBさんが缶ビールを空けてくれて、すぐに飲み会に入った。 豪華料理とは大きなズワイ蟹1パイとミル貝その他沢山の貝類だ。今ではこの山岳部 に活きの良い魚介類が多く入荷するのだそうだ。HMさんの不参加が携帯電話の留守録 機能で旨く伝わってなかったので5人前を用意してくれたので食べきれないほどだった 。 しかも、ミル貝の皮をむくことからおろすところまで全てDBさん一人でやってくれ て、我々3人は只々食べる人に徹した。本当に申し訳ない。
豪華な食材 | 食卓 |
(9)ワインのみ放題そして露天風呂 最初ビール500ml缶を3〜4本空けて、その後、白ワイン赤ワインと続いた。 その後、広いベランダに作られた露天風呂に入ってゆっくり疲れを癒した。 翌朝、酒量を確認したら、なんと5本ものワインを空けてしまっていた。 [2日目] 2日目のテーマは「文化を楽しむ」である。 (1)第13回菅平高原・カントリーフェスティバル ゆっくり8時に起きてDBさんの作ってくれた朝食を採り、第一のイベントである「 第13回菅平高原・カントリーフェスティバル」を見に行くことになった。 これには市長さんも参加して、沢山の人が集まっていた。到着するとすぐにMTB( マウンテンバイク)のイベントが行われており、オフロードバイクによるトライアルの ように、MTBで段階的に3mもの高さの木製の箱の上に乗ってしまい、2mも離れて いる反対側の箱に後輪だけのウィリーで飛び移ったりしている。 その前にMTBが如何に普通の人に難しいかをデモンストレーションするためにバイ ク用の皮ズボン姿の私を連れだして「一本橋走行」をするように指示された。私は自動 二輪での「一本橋走行」は普通の人より上手に走れる自信があったので軽く考えていた ら、MTBは不安定でうまく1本橋走行が出来ない。 これで主催者側の目的(普通の人には容易でないことを証明すること)は達成したの ですぐに選手によるデモンストレーションに入った。 「牛の丸焼き」 この後、アナウンスがあり「牛の丸焼きへの刀入れ式」が行われという。ミス菅平か ら手渡されたリボン付のナイフを持った市長さんと抽選で選ばれた市民(家族)が刀入 れを行った。牛の下の鉄板が熱くなり、宙吊りになった牛から油が滴り落ち時々ジュウ ジュウと音を立てる。 しかしこの巨大な牛の丸焼きを見ているとグロテスクで食欲は全く湧かず早々に退散 した。
一本橋走行テスト | MTBで右側へ跳ぶ | また戻った |
フェスティバル会場 | 牛の丸焼き「刀入れ式」 |
(2)角間温泉 菅平・大松山スキー場から15km程のところに角間温泉がありDBさんのすすめで 行くことにした。 角間(カクマ)渓谷は、十勇士筆頭猿飛佐助が、戸沢白雲斉に忍術の修行をうけたと いう伝説の場所。深山幽谷、奇岩奇石に囲まれた角間渓谷は「日本百選 森林浴の森」 に選ばれている。この谷間に、まさしく秘湯といえるたった一軒だけの温泉宿(岩屋舘 )がある。 ビジター客は内湯しか入れないがそれでも我々は十分堪能できた。 露天風呂はずっと良いらしいが次回宿泊でもして楽しむことにした。 (3)信越温泉・廃線跡 角間温泉で、TBさんとはお別れ。TBさんは上信越道、菅平ICに向かう。我々T Sさんと私はDBさんのアドバイスで高速道には乗らず国道で軽井沢経由で横川駅に向 かう。 軽井沢から横川に向う旧道の碓氷峠は長いワインディングが続く。通行車輌も多いの でワインディングを楽しむという程ではない。かなり飽きる程下りのワインディングが 続く。 かなり下界に近づいたと思った頃、正面に煉瓦作りの眼鏡橋が見えてきた。近くに人が 沢山見学しているので思わずバイクを止めようとすると、山道を下ってきた婦人が「ま だ先に行けますよ」とのアドバイスをくれた。そのままバイクで、全体で1車線の山道 を登っていくと行き止まりとなり、2台ほどの車が止めてあった。ここで車を止めて少 し歩くことにしたが、幸い5分もしないで、廃線となった信越本線の鉄橋によじ登るこ とが出来た。 この鉄橋はトンネルとトンネルを結ぶ橋で、谷間に架かっているのでこの橋からの眺 めは大変良い。ここで記念撮影をしてトンネルの中に入ってみた。トンネルは照明はな いので暗く静かで不気味だ。普通の人は50m位のところで不安になり引き返してしま う。私は行けるところまで行ってみることにした。入り口から100m位のところでは 暗くて足下が見えない。そのうち小さな水たまりに足を踏み入れたので思わず「あれ! あれ!」と声を発してしまった。その声はトンネル内にこだました。懐中電灯があれば トンネルの反対側まで行けるのだが、今回は断念せざるを得なかった。
反対側の橋を臨む | TSさんと旧信越線 | 私と廃線の旧信越線 |
(4)碓氷峠鉄道文化むら ここは今回のツーリングの最後の訪問場所だ。 かつては「日本一の急勾配」で知られた碓氷峠、JR信越線の横川駅近くに「碓氷峠 鉄道文化むら」が今年4月に開業された。 信越新幹線が出来て、旧信越本線が横川・軽井沢間が廃線となり、軽井沢から先は「 しなの鉄道」に移管されたのだ。そのため、横川駅は東京からの終着駅となった。この 駅は今まで碓氷峠を登るために電車を電気機関車で押し上げたのだが、そのために機関 車を連結したり切り離したりするの重要な駅だったのだ。 今はその操車の必要もなくなり、操車場は鉄道記念公園となった。その名が「碓氷峠 鉄道文化むら」である。 ここは入場料が500円で、峠の鉄道史と鉄道体験が楽しめる「鉄道資料館」、活躍 した当時の整備風景を再現した「鉄道展示館」、鉄道車両屋外展示スペース(電気機関 車、客車の展示と乗車体験)、碓井峠専用「EF63形機関車」運転体験コース、2フ ィートゲージ蒸気機関車「グリーンプリーズ」運行コース、ミニSL運行コース、人力 トロッコ、イベント広場(ロコ広場)、芝生広場(ビュウ広場)がある。車の駐車場も 十分あり安心だ。 展示館には開業以来のアブト式機関車やレールの説明から、今までに至る鉄道の歴史 が展示されている。中にはHゲージの模型が横川駅を中心とした立体模型となり、各種 の列車が走っており小学生の人気の的だ。 この公園の入り口付近には峠の釜飯、ラーメン、飲み物など露天の店が並んで結構賑 わっている。
文化むらの展示機関車 | ミニSLで楽しむ子供達 |
(5)今日も無事故で快適なツーリング 帰りは横川ICから上信越道に入り藤岡JCTから関越道に入り、定番の高坂SAで 休憩した。途中、小渋滞が幾つかあったが適当にすり抜けて順調に帰ることが出来た。 鶴ヶ島JCTを通り、圏央道に入ると道路は空いており、最後の高速走行を楽しむこ とが出来た。 今回も何のトラブルもなく、事故もなく、快適なツーリングを楽しむことが出来た。 では、又。