fukushima syumi st21

「各務ヶ原航空宇宙博物館見学ツーリング」

１、日　　程　　平成１１年１０月１６日（土）～１７日（日）

２、目的地　　岐阜県・各務原市（各務原航空宇宙博物館）

３、ハイライト　　　　　　　　(1)犬山城（うな神・釜飯）　　　　　　　　(2)各務原航空宇宙博物館　　　　　　　　(3)香蘭渓／三州足助屋敷　　　　　　　　(4)トヨタ自動車博物館

４、集合場所＆時間　　　　　　　＜東京地区第一集合場所＆時間＞　　　　　　　　　　中央道・談合坂ＳＡ　　　　　ＡＭ　７：００集合　　　　　　　　　　　　　　（ＡＢさん、ＮＢさん、ＳＭ）　　　　　　　＜全体集合場所＆時間＞　　　　　　　　　　中央道・小牧東ＩＣ（出口）　ＡＭ１１：００集合　　　　　　　　　　　　　　（ＴＢさん、ＳＤさん、ＧＢさん）５、参加者　　　　ＳＴ－２１(関西)：ＳＤ(Soft Daddy) 　　：　KAWASAKI ZEPHYR-1100 　　　　　　　　　　　　：ＧＢ(Gentle Boy) 　　：　KAWASAKI ZZR-1100 　　　　ＳＴ－２１(中部)：ＴＢ(Teddy Bear)　　　：　HONDA ST-1100 Pan European 　　　　ＳＴ－２１(関東)：ＡＢ(American Bear)　：　HONDA VALCURE 1500 　　　　　　　　　　　　　ＮＢ(Naniwa Boy) 　　：　BMW R1100-RS　(New Face) 　　　　　　　　　　　　　ＳＭ(Snow Man) 　　　：　BMW R1100-RS

６、コース［第一日目］１０月１６日（土）［ＳＴ－２１関東］（ＡＢ、ＮＢ、ＳＭ）　　　　　　　　　　　　　（集合7:00）67km　　163km 自宅────八王子ＩＣ────談合坂ＳＡ────諏訪ＳＡ───岡谷ＪＣＴ──(1) 6:00(SM)　　6:10　　　中央道　6:35-7:20　　　　8:25--9:00 ［ＳＴ－２１中部］（ＴＢ）　　　　　　　　　　　　　　　中央道自宅──────────────────────────────┐ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ ［ＳＴ－２１関西］（ＳＤ、ＧＢ）　　　　　　　　　　　　　　　　│ 自宅────名阪国道────東名阪道────名古屋ＩＣ───┐　│ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　│ 　　　　　　　　　　　　　281km　　　　　　　　　　　　（集合11:00）327km (1)───駒ヶ岳ＳＡ────恵那峡ＳＡ──────────小牧東ＩＣ──明治村　　　　(PASS)　　　　　　10:05-25　　　　　　中央道　　　10:35-11:00　(PASS) 　　　343km　　　（昼食）346km　　　　　　　　　　　　R41 ───犬山城────うな神────各務原航空宇宙博物館────小牧ＩＣ──── 　　11:35--12:30　　12:50--13:40　　　　14:00--16:00　　　　　　　16:20 　　　　　　16:40 434km　猿投グリーンロード・R153　　　　　　　　　　　　　　　448km 名古屋ＩＣ─────────香蘭渓────足助町────いこいの村・愛知（泊）　16:40　　　　　　　　　　　　(PASS)　　　　　　　　　　　　18:00（計画通り）

［第二日目］１０月１７日（日） 448km　　　　　　　　　　　　　　　　　　467km いこいの村・愛知────足助町の古い街並／香蘭渓／三州足助屋敷───── 　8:40出発　　　　　　　　　　　　　　　　　　9:40---10:40 　　497km　　　　　（昼食）　　　　　　508km　　　　　　524km トヨタ自動車博物館・レストラン────長久手古戦場────名古屋ＩＣ────(2) 　　 11:10----12:00----13:00　　　　　　13:05----15　　　　　　13:25

［関西］（ＳＤ、ＧＢ）　　　　┌────────────東名阪────名阪国道───奈良・自宅　　　　│ 　　　　│ ［中部］（ＴＢ）　　　　│　　　　┌────────────//───中部（犬山）───自宅　　　　│ │　　　　　　637km 　　　　│ │［関東］（ＡＢ、ＮＢ、ＳＭ）753km　　762km (2)──┴────┴─────牧ノ原ＳＡ────足柄ＳＡ─鮎沢ＰＡ─────(3) 　　　　　　　　　　　　　　　　　15:10-30　　16:05(pass)　16:30-５0 　　　　　　（ＮＢ）　　　　┌───────平塚─────茅ヶ崎────────────自宅　　　　│ 　　　　│　　（ＳＭ）　　　　　　　　822km　　　　　　　　　　　　834km 　　　　│　┌─────厚木─────橋本────八王子────(GAS)自宅　　　　│　│　　　　　　　　　　　　17:10　　　　　　　　　　　　17:30 　　　　│　│　（ＡＢ）　　　　　　　　　　　　　　（予定より７０分早く到着） (3)───厚木ＩＣ─────海老名ＳＡ────東京ＩＣ───//─//─────自宅　　　　16:20　802km

７、内　容　今回のツーリングはＳＴ－２１（中部）のＴＢさんが企画してくれた。　関西から２人参加、東京からは３人の合計６人のツーリングとなった。　また、関西、東京から夫々１人ＮｅｗＦａｃｅが参加してくれた。

［１日目］10/16　曇（朝方霧雨）（１）天気は少々雨　天気予報では昨夜からの雨が残るとの予報であったが、起床したときには、時々。小雨がぱらつく程度でどうにか合羽（レインウェア）を着用せずにすみそうだ。　ほぼ予定通り６：００に自宅を出発し、八王子ＩＣで高速道の切符を受けとってポーチに収め、スタートすると、誰かが振り向いた。誰だろうと思いながら後ろについていき、もしや新規参加のＮＢさんかと思ったがお互いに顔を合わせたことが無い。後姿で見たことのある人、即ち、ＡＢさんのようだ。しかし、今回は彼はバイクを買い換えたので私は見たことがないのだ。近づいてナンバープレートを確認すると「春日部」で間違いなさそう。並走して確認。結局彼も私とは確認してなかったらしい。　途中、高尾付近で霧雨に遭ったが、大したこともなく、無事談合坂ＳＡに到着した。　ＮＢさんは、途中Ｒ２０の相模湖付近で渋滞に巻き込まれ７：００丁度に到着した。彼とはインターネットで知り合ったので、私は彼の顔を知らなかったが、彼は私のホームページを見て私の顔を知っていた。それで、彼から声をかけてくれた。

ＡＢさんのバイク HONDA VALCURE 1500

HONDA VALCURE 1500 横からの勇姿

（２）快適な走行
　中央道は車の数が少なく、極めて快調に走ることが出来た。途中、右手に見える八ヶ岳には雲がかかっていたが良い景色を楽しむことができた。諏訪ＳＡで小休止して出発だ。岡谷ＪＣＴを過ぎると、益々道路は空いて気持ちの良い走行を楽しめる。右手は駒ヶ岳、左手は日本アルプスを見ながら快適に走る。駒ヶ岳ＳＡはパスだ。暫く、美しい山並みを楽しみながら走行すると、今度はトンネルでは日本でＮｏ．２の恵那山トンネル（６，３３０ｍ）に突入する。この長いトンネルは何と言っても圧巻だ。
　時間に余裕があるので、恵那峡ＳＡで時間調整、兼トイレ休憩だ。

（３）小牧東ＩＣで全員集合
　我々東京組は３３０kmを走行し、実に正確に予定より５分早く１０：３５に到着した。

（集合時間＝１１：００、到着予定＝１０：４０）
　現地のＴＢさんは既に到着していた。関西組みも集合時間前に到着。ここで、新人２人も含めて全員の紹介が出来た。

（４）犬山城
　今日は犬山城の前の広場で「からくり人形まつり」があり、大勢の人が集まっていた。ＴＢさんは現地を良く知っているので混んだ場所を迂回して我々を駐車場に誘導してくれた。ほぼ満杯の駐車場に特別にバイクを止めさせてくれた。　祭りの準備をしている広場を通り、犬山城に向った。５分ほどで入口に到着。天守閣に上った。　この城は以前台風で一部破損したが修復し、ほぼ昔のままの状態で保存されている。昔のお城の階段は本当に急で上るのも下るのも大変だ。こんな急な階段を昔,お姫様は着物を着て上れたのだろうかと、いつも疑問に思う。変な話、タイトスカートでは上れるものではない。　ま。兎に角、最上階に上ると濃尾平野が一望できて「なるほど、昔の殿様はこのようにして庶民の生活振りを見ていたのか」また、「敵の動きも良く見えたので見張り台の役割もしたのか」等と昔の情景を想像して結構楽しめた。

犬山城から西を臨む犬山城から東を臨む

（註）ＳＴ－２１きっての物知り博士ＤＢさんの話によると、「天守閣の役目は籠城時の最後の場所。神聖で主が敵の介在を防ぎ、自決する場所を確保するための所。従って押し寄せる敵が上って来るのを困難にすべく工夫がされ、その一つが、急な階段。この階段は手早く落とせる構造になっているのが普通。平和時は，無用な建築物。映画等で姫（奥方）が天守から領地を眺める場面がありますが、時代考証が間違っている。因みに女房子供は"奥"と呼ばれる平屋の座敷で滅する場合が多い」とのことでした。

（５）からくり人形　飛騨高山のからくり人形と同じように沢山のからくり人形が展示されていた。しかし、ここの人形は山車の上でなく台の上に人形だけが展示されていた。我々はざっと見ただけでバイク置き場に戻った。ここは、小鳥が多く、何台かのバイクには小鳥の糞（フン）のお土産が付けられていた。

からくり人形からくり人形が並ぶ

（６）「うな神」で昼食　今回のツーリングの「食」のハイライトは「うなぎ料理」だ。関西のＳＤさんがグルメで名古屋市内に「うな釜」という「うなぎの釜飯」が最高に美味いのでコースに入れるよう提案してきたが距離と時間が厳しいので取りやめにした。　その代わり、ＴＢさんが知っている良い店があるとのことで、その店に行くことにしたのだが、名前も「うな神」といって似ており、食した後も美味しさでは甲乙付けがたいとの評がＳＤさんからあったくらいで、それは大変美味しかった。　「うな釜」と「うな神」の違いは釜飯か否かの違いだけで、食し方も全く同じなので驚いた。最初の茶碗一杯はそのまま食べて、２杯目以降は特別のお茶で「茶漬け」にして食べるのである。これがまた最高に良い味なのだ。　ＳＤさんが提案した通りの味で、全員大満足であった。

（６）各務原航空宇宙博物館　(1) 前庭　本ツーリングの最高のハイライト。　まず、前庭にはＹＳ－１１や大型の水上艇、海上自衛隊の哨戒機等が展示されており、「航空博物館に来たな！」とい気持ちにさせてくれる。ＹＳ－１１や哨戒機のコックピットを見ることが出来るのだが、内部は意外と狭いと感じる。私は２回ほどＢ７４７ジャンボ機のコックピットに入ったことがあるので、コックピットの狭さは知っていたが、パイロットはこんな狭い中に閉じ込められているのかと思うと気の毒な気がした。

前庭に展示された水上艇

　(2) 内部
　建物の内部には、実験機として作られたＳＴＯＬ「飛鳥」や海上自衛隊の水上艇実験
機、スマートな機体のＦ１０４Ｊ戦闘機、小型機セスナ、グライダー、人力飛行機等が
沢山展示されている。
　エンジン類も沢山あり、レシプロエンジン、星型レシプロエンジン、ジェットエンジ
ン、ターボファンエンジン等さまざまなエンジンがあり、それらの構造を知ることが出
来る。
　　　（註）ＳＴＯＬ：Short Take Off and Landing

海上自衛隊の水上艇実験機

　(3) シミュレータ等　ヘリコプターのシミュレータを体験でき、ＳＤさんとＡＢさんは体験したとのこと。私はＮＢさんと共にセスナの操縦席に座り、教官からレクチャーを受けた。実際に操縦桿を握り、エルロンや方向舵を動かしてみると、急に実際に飛んで見たくなった。教官の話によると米国でライセンスを取得すれば３５０万円位で出来るらしい。日本では５００万円はかかるようだ。　金と時間があったら是非やってみたい。これでまた、やりたいことが一つ増えた。

　(4) 各種のエンジン　飛行機のエンジンは大きく分けてレシプロとジェットがあるが、レシプロの中でも直列型エンジンから、Ｖ型エンジン、水平対向エンジン、星型エンジンがある。以前から星型エンジンのクランク構造を知りたいと思っていたが、今日、図らずもその分解モデルで構造を知ることが出来た。実物を見てみると意外と単純なのに驚かされる。今日は大収穫であった。　ジェットエンジンも単なるジェットから、ターボプロップ、ターボファンエンジン、そしてジェットヘリ用エンジン等多種多様だ。こちらの方は原理も良く分かっていたので、新しい発見は何も無かった。

　(5) ロケット　ロケットコーナーでは、実機は無いが、映像でＨⅡロケットの発射状況を見ることが出来る。大迫力の音響であたかもそこで見学しているような気持ちになれる。

（７）宿舎「いこいの村愛知」　今回の宿舎は「いこいの村愛知」で東加茂郡足助町大字唄川字通り洞という山の中の寂しいところ。「愛知の屋根」といわれる段戸山系の山麓で伊勢神峠に近い標高８５０ｍ所にある自然に囲まれた静寂卿である。だから、この道路には照明もなく暗い九十九折りの道を安全を確認しながら６台の大型バイクが元気に登っていく。　「いこいの村愛知」に到着すると、支配人が待っていてくれた。バイクを自動車の駐車場ではなく屋根のあるところに置かせていただく交渉をして、玄関前の通路に一列縦隊で並べることになった。床も煉瓦張りになっている廊下のようなところなので、６台の大型バイクが並んでいるのは異様な光景だ。　無事駐車が出来ると、いつもの通りまず湯に浸かって疲れを癒した。そして、楽しい夕食でバイク談義に花を咲かせた。

［２日目］10/17　曇（１）香嵐渓／三州足助屋敷　８時４０分宿舎を出発し、丁度１時間で香嵐渓に着いた。「紅葉の名所」とのことだが、まだ紅葉は早く観光客は少な目だ。　ここには、当時の足助（アスケ）の街並みが再現されており、一つの観光名所になっている。

香嵐渓の紅い橋

（２）猿投(サナゲ)グリーンロード　この道は豊田←→足助（アスケ）間を結ぶ有料の自動車専用道路で中々快適だ。殆どが片道１車線なのだが全体が１直線でアップダウンの連続だ。だから、ジェットコースターに乗っているようで楽しい。しかも、本日の帰路は先に走る車がないので快適な速度で走ることが出来る。今回のツーリングでは、思わぬ収穫となった。　ＡＢさんは都合があるとのことで、「トヨタ自動車博物館」の見学はせずに、ここでお別れとなった。

（３）トヨタ自動車博物館　ここは、本ツーリングの第二のハイライトである。入場料は１，０００円でやや高価い感じがしたが、入ってみると展示されている車種が豊富で、１，０００円は決して高価くはない。むしろ、地方の各所にある自動車博物館とは比べものにはならないスケールだ。　名称からしてトヨタ車ばかりが展示されているのかと思ったら、初期の自動車である蒸気自動車から最近までの世界の名車が所狭しと展示されている。国産車のコーナーではトヨタ車だけでなく、ニッサン、ホンダ、マツダ、三菱、富士重工、日野、いすず、ダイハツとあらゆる日本メーカーの当時の名車が殆ど展示されているのだから驚く。　このように、年代順に展示されているとデザイン、テクノロジー、流行といった流れの変化が手に取るように分かる。　ここはゆっくり見ると丸一日いても良さそうな内容とスケールだ。良くここまで各種の車を収集したものだと感心してしまう。　もう一つ自分なりに感心したのは、どの昔の車も新車の状態に復元されていることだ。特にタイヤは古くなればひびも入るだろうし、昔のサイズの新しいタイヤは今市販されていないのだから、どうしているのかと考えるだけでこのコレクションのすごさが分かるというものだ。　兎に角、期待した以上の感激をして、時間があれば再度見学したいものだと思った。この博物館の中には落ち着いたレストランもあり、結局、予定外でここで昼食を採ることにした。

昔懐かしい大型のアメ車アメ車は皆大きかった

（４）長久手古戦場跡　トヨタ自動車博物館からバイクで５分のところに「長久手古戦場跡」があり、計画通り立ち寄ることにした。ここには小さな展示館があり当時戦った時の様子や甲冑が展示されていて入場は無料だ。１０分ほどで見学は終了した。

（５）帰路　ここから１６ｋｍ程バイクを走らせると、東名道の名古屋ＩＣだ。関西組、中部組、関東組はここでお別れだ。それぞれの方面に向かってバイクを走らせる。お互いに無事の帰宅を祈って。　我々、関東組は計画通り、帰路は東名道を走り、昨日の中央道とつなげると完全な環状に走ったことになる。　牧ノ原ＳＡで休憩、足柄ＳＡをうっかり通過して鮎沢ＰＡで休憩、ＮＢさんとは厚木ＩＣでお別れとなった。　あとは、Ｒ２４６、Ｒ２２９で橋本に、Ｒ１６バイパスを利用して無事自宅に到着した。　今回も事故にも遭わず充実したツーリングを楽しむことが出来た。　また、「ＳＴ－２１無事故」の実績を更新できた。

８、費　　用　　　　月日　　　ＧＡＳ　　燃　料　　高速有料　昼食飲食　　宿泊料酒　入場料　　　　　　　　　Litters　　　Yen　　　　Yen　　　Yen　　　　　Yen　　　Yen １日目　10/16　　　19.2　　　1,875　　　6,500　　　2,000　　　　―　　　1,000 ２日目　10/17　　　27.7　　　2,748　　　6,250　　　1,260　　　10,700　　1,400 ------------------------------------------------------------------------------ TOTAL　33,733　　 46.9　　　4,623　　 12,750　　　3,260　　　10,700　　2,400

９、データ　　　　　総走行距離：　　　８３４．０　km　　（ＯＤＯ＝３７，１２０　km）　　　　　総消費燃料：　　　　４６．９　Litters 　　　　　燃　　　費：　　　　１７．８　km/Litter １０、宿　　泊　　「いこいの村・愛知」　　　　　住　所：　愛知県東加茂郡足助町大字唄川字通り洞１－１１５　　　　　ＴＥＬ：　０５６５－６７－２１０１　　　　　料　金：　１０，０５０円（食事２５００円込み）＜写真データ＞ CAMERA　：　デジタルカメラ　NEC PICONA ストロボ無し（室内撮影のぶれが大きい）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

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ＡＢさんのバイク	HONDA VALCURE 1500
HONDA VALCURE 1500	横からの勇姿


昔懐かしい大型のアメ車	アメ車は皆大きかった


犬山城から西を臨む	犬山城から東を臨む


からくり人形	からくり人形が並ぶ