fukushima syumi st21

【　鹿島神宮、犬吠埼、九十九里浜ツーリング　】

Ver.1.01 2001/02/09

Ver.4.01 2001/04/01

【20001年２月度ＳＴー２１ツーリング・報告書】

１、日　程　　２００１年　２月３日（土）　晴

２、目的地　　鹿島神宮、犬吠埼、九十九里浜

３、集合場所
　　　【第１集合場所】中央高速・石川ＰＡ　　　６：３０集合（ＳＱ、ＰＳ、ＳＭ）
　　　【第２集合場所】首都高速・湾岸幕張ＰＡ　７：３０集合（ＫＢ、ＢＭ）
　　　【第３集合場所】鹿島神宮　　　　　　　１０：００集合（ＤＢ）

４、ハイライト
　　　①鹿島神宮　　　　：交通安全祈願の初詣。
　　　②日川浜海岸　　　：鹿島港～波崎間は松並木の気持ち良い一本道。
　　　③昼　　食　　　　：港の中に「イワシOnly」の食堂あり、賞味するも又一考。
　　　④犬吠埼　　　　　：灯台、地球の丸く見える丘、日本フィリピン友好の碑。
　　　⑤九十九里道路　　：快適なシーサイドウェイ（有料）。
　　　⑥「月の砂漠」像　：「月の砂漠」の歌の舞台になったところで駱駝の像がある。
　　　　　　　　　　　　　あの「金と銀との鞍に乗り、二人の駱駝が行きました、、、、」

５参加メンバー
　　　ＤＢ（Data Base）　　　　　　：　KAWASAKI ZZR-400
　　　ＳＱ（3.3 Square Meters）　：　SUZUKI　Intruder　LC1500
　　　ＰＳ（Public Servant）　　　：　BMW R1100-R
　　　ＫＢ（Kyoto Boy）　　　　　　：　BMW R1100-S
　　　ＢＭ（Bike Mania）　　　　　：　BMW K1200-RS
　　　ＳＭ（Snow Man）　　　　　　：　BMW R1100-RS

６、基本ルール
　今回は、初対面のメンバーが多くお互いを十分に知り得てないので、以下の基本ルールを原則として守って走行することとした。
　　（１）前照灯は常時点灯のこと。　　　　　　　　　　　　　←　　　←　　　←
　　（２）高速道、一般道ともに原則としてチドリ走行すること。　　←　　　←
　　（３）前車との間隔は車１台分を目安としあまり空けないこと。（他車が入るので）
　　（４）グループ走行なので無理をせずに出来るだけ前車に続くこと。
　　（５）信号で渡りきれない車があった場合、先行車は左側に停車し待つこと。
　　（６）万一、はぐれたときには最後に見た場所に戻ること。

７、事前準備
　　（１）仕業点検（ブレーキ、適性タイヤ空気圧、燃料満タン、正常なランプ類）
　　（２）レインウェア常備
　　（３）安全な服装（ヘルメット、パット付きウェア、グラブ、ブーツ）
　　（４）計画表　　（emailにて事前配布済み）

８、スケジュール

　　　　　　　　　　　中央道　6:30集合　中央道　　　　　首都高
自宅――――八王子ＩＣ――――石川ＰＡ――――永福料金所――――箱崎ＪＣＴ―――
6:05　　　　　6:15　　　　　　6:20～30

57km　首都高・湾岸線　7:30合流　　　　　　　　　　　　108km　8:30合流
辰巳ＪＣＴ――――湾岸幕張ＰＡ――――宮野木ＪＣＴ――――酒々井ＰＡ――――
7:15　　　　　　　7:30～40　　　　　　　　　　　　　　　　8:20～40

149km　　R51　10:00合流157km　　　　　　　　　　　　194km（ハマナス生息南限）
潮来ＩＣ――――鹿島神宮――――日川浜海岸線――――風力発電所――――
9:05　　　　　　9:20～10:00　　　　　　　　　　　　　11:30～40

209km　　　　　　　　　213km(Photo)　　　219km　
銚子港（昼食）――――犬吠埼灯台――――地球の丸く見える丘――――銚子有料道路
12:10～13:05(On schedule)13:15～25　　　13:40～14:40(Too much time)

R126　　226km
――――上永井（ＧＳ）――――九十九里浜――――片貝　（九十九里道路）　一宮
　　　　14:45～55　　　　（PASSしてR126）

R128　　　311km　　　　　　　　　R128　　　　　　　　　　　　　　　367km
――――「月の砂漠」の像（御宿）――――茂原―――千葉外房有料道路（？？ＰＡ）
　　　　　16:35～17:10　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　18:30～45

　　　　　　　　　　　（一人給油）　　　383km　京葉道路
――――中山ＩＣ――――（ＧＳ）――――大宮ＩＣ――――宮野木ＪＣＴ――――
　　　　　14:30　　　　　　　　　　　　　　19:05

　　　　　　　　　　　　　　　　首都高・湾岸線　　　　　　首都高
――――湾岸幕張ＰＡ（休憩）首都高料金所――――品川ＪＣＴ――――芝浦――――
　　　　19:20～30　　　　　　　　　　　　（渋滞により品川経由）

芝公園――――霞ヶ関――――新宿――――永福――――高井戸――――三鷹料金所

中央道　　474km　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　479km
－―――石川ＰＡ（最終解散）――――八王子ＩＣ――――（ＧＳ）――――自宅
　　　　　21:15～２0　　　　　　　　　21:25　　　　　　　　　　　　　21:35

９、内　　容
　今回の参加者は６人だが互いに初対面という人が３人もいてよく知らない者同士のツーリングをするのも珍しい。しかし、バイカーは皆気のよい人ばかりなのですぐに友達になってしまうものだ。
　本当は先週の日曜日に行く予定だったのだが、幹事ＤＢさんの「業務上の急用」と「土曜の天気は雪」ということもあったので、結果的に今日は最高のツーリング日和となった。昨夜から晴天で、それだけに今朝は格別に寒く、八王子は－３℃であった。

（１）いつもの起床
　今回は中央道・石川ＰＡに集合なので、私は６：００に自宅を出れば十分間に合う予定だ。従って、いつものツーリングのように４：３０起床、６：００出発とした。

（２）予定通り第一集合場所に集合した
　今回はメンバーの自宅がまちまちなので集合場所を中央道・石川ＰＡを第１集合場所として、首都高速・湾岸幕張ＰＡ、鹿島神宮の３ヶ所を設定した。
　私は出発が５分遅れたものの所用時間予定通り６：２０に到着し３人は揃った。２人は初対面だがemailで互いの名前を知っていたので既に自己紹介済みとのことなので、予定より少し早めに６：３０このＰＡを出発した。途中、黄色表示の渋滞ヵ所が３ヵ所あった。

（３）首都高速・湾岸幕張ＰＡ
　首都高速・湾岸幕張ＰＡには丁度７：３０に到着した。ＫＢさんとＢＭさんはまだ来ていない。そのうち、ＫＢさんから電話が入り、「昨夜遅くまでの勤務で疲れていたので寝坊してしまった」とのことだった。「気にしないで先に行って下さい」との由。それは皆に気を遣っての事と思い「後から追いかけてくるという意味か？」と聞き返すと「そうしたい」との返事だった。我々は大歓迎だ。兎に角、あせらずに安全に来て欲しい旨伝えて電話を切った。
　ツーリングルートは予めemailで詳細を伝えてあるので、何処かで追いつくはずなので我々は計画通りスタートした。

（４）酒々井ＰＡ
　首都高速から東関東自動車道に入り車の流れは順調だ。宮野木ＪＣＴを過ぎて酒々井ＰＡで小休憩をする事になっている。ところが、このＰＡの入口をうっかりすると見過ごしてしまう程分り難い。このＰＡの手前に「佐倉・酒々井」というＩＣの表示が出てくるので、酒々井の文字にとらわれて出てしまう人も多い程だ。車が順調に流れて３車線の一番右側追越車線に出て、前車を追越してすぐに２車線目に戻るとすぐに「佐倉・酒々井」の道路表示版が見えた。私もうっかり酒々井ＰＡかと思い左側に寄った。すると私のすぐ前を走っていたＳＱさんが左出口に出てしまった。その後にいたＰＳさんもそれに続いた。あ～ぁ！やはり間違えたと思ったがどうしようもない。このＩＣは料金所手前でＵターンできない構造らしい。従って、２人は一旦精算して再び高速道に入った。高速料金は距離比例制なので多少の損はあるが殆ど問題なしであった。我々はインター入口と本線が合流する少し先で待機した。５分程で合流できた。
　酒々井ＰＡの表示は本当に見逃しやすいので要注意だ。普通はＰＡ手前に３ヵ所の表示（３km手前、２km手前、１km手前）の表示があるがここはどういう訳か１km手前１つだけなので徐々に左によって準備するということが出来ない。

（５）潮来ＩＣ
　成田空港ＩＣを過ぎると急に車の数が減って快適だ。こうなると、逆にスピードを落として他に車のない高速道路を周りの景色を楽しみながらゆっくり走行する。それでもすぐに潮来ＩＣに着いてしまった。　潮来ＩＣ出口は概略地図で見ると水郷有料道路に直結してい一般道に出られないように見える。しかし、詳細地図で見ると一般道にもつながっているようだ。この件をＢＭさんに聞くと、彼はよく知っているというので、この出口付近から国道に出るまでの間を彼に先頭を走ってもらうことにした。途中バイパスを造っているらしかったが、国道に出る近道は細い田舎道で、流石のＢＭさんはこの細い道を十分バンクして上手に走る。
BMW K1200-RSに乗っているだけあって腕は確かなようだ。

（６）鹿島神宮
　道路標識に沿って走ったら順調に鹿島神宮に到着した。
　神宮近くの有料駐車場のおばあさんが盛んに手招きする。我々は無視して、以前、ＤＢさんから教わったバイクの無料駐車場（市営）に駐車した。数分後にＤＢさんが到着し、まず参道に向かった。本殿で交通安全祈願のお参りをした。あまり手が冷たいのですぐ近くに設営されていたテントの中にあるストーブで手を暖めた。
　バイクはやはり手が冷たい。身体の方は、今良い素材のウェアがあるので寒くはない。私のバイクにはオプションでグリップヒータ（３万円位）がつけられるが、今から付けるのも「癪」な気がしてそのままとなっている。付けると身体まで温まるというが。

鹿島神宮・駐車場にて鹿島神宮・境内案内図交通安全祈願のＳＱさん

（７）ご神水
　楼門、本殿、その先、奥の方に「奥宮」がある。ここでも定番の記念撮影をして、そこから左の方が坂で丘を下りるようになっている。下りきったところにお土産屋や食堂があってそのすぐ前に「ご神水」が涌き出ている。しかし、ここは本当に不思議だ、高低差が１０ｍもない小さな丘なのに何故いつも一定量の水が湧き出てくるのか。初めて来た時も大変不思議に思った。ＤＢさん曰く「利根川の伏流水ではないか」。そうかもしれない。そうでなければ理屈が合わない。「神がかり」とは到底思えない。
　読者の皆様、今度訪問する機会がありましたら、そういう目で観察してみてください。

定番：奥宮前で記念撮影ご神水ご神水を汲む人たち

（８）日川浜海岸線
　ＤＢさん推奨の海岸線だ。彼が言うように快適な一本道なのだが松林の中を延々と走るのでＰＳさんは「海は見えないのか」としきりに聞いてくる。仕方がないので「海に出る横方向の道が時々あるのでその間から少し海が見える」と伝えた。

（９）風力発電所
　今度は海の見える海岸線を走っていると、先方に２基の風力発電の大きなプロペラが見えた。以前、東北一周ツーリングで見た竜飛岬にある風車と同型の３枚羽根型だ。予定にはなかったが、ここでバイクを止めて記念撮影した。物知りのＤＢさん曰く、ここは、「ハマナスの南限」だそうだ。確かに「ハマナス」が生えていた。

風車の前で記念撮影代表的な３枚羽根風車

（１０）ウォッセ２１（水産物卸売りセンター）
　「かつを」が売り物の食堂で昼食を取った。ここ全体がマーケットのようになっており、水産物を売っている。いわゆる「お魚市場」だ。魚屋のおばちゃんが「バイクで来たの？元気がいいね！」と声を掛けたので、バイクの話をした。どんなバイクかと聞くのでＢＭＷの１１００ｃｃだというと、今度は娘さんが「ＢＭＭのオートバイってあるの？」（普通の人は知らない方が多く「定番質問」だ）、「ナナハンより大きいの？」（これも定番質問）「ナナハンとは７５０ｃｃのことなので私のは１１００ｃｃなのでもっと大きい」というと、その店のおばちゃんと娘が一緒に「駐車場まで見に行く」と言って店を留守のまま私について来た。
　我々のバイクがあるところまで来て、娘さんがＢＭＷのエンブレムを見て「あ！本当にＢＭＷのマークがついている！」と大きな声、それで、今度はおばちゃんがＳＱさんの１５００ｃｃイントルーダを見て、「これは大きい」「乗ってもいい？」と言ってＳＱさんのバイクの後部座席に腰掛けて大喜びだ。そこで、「証拠写真？記念写真？」を撮影をした。
「奥さんに知れたら怒られるかもしれない」といいながら抱きつく感じのポーズをとった。

大喜びの魚屋のおばちゃん

（１１）犬吠埼灯台／地球の丸く見える丘
　時間もなくなってきたので灯台までは行かず、灯台が良く見える場所で記念撮影をした。ここは砂地でバイクのサイドスタンドを立てられない。センタースタンドでどうにか写真を撮る程度（不安定だが）に立てられた。
　そしてすぐ「地球の丸く見える丘」に向かったのだが入口が分り難く少し行過ぎたがどうにか到着。展望館は有料で３００円だが、皆も少し疲れ気味故、休憩を兼ねて入る事にした。ただし、強風のため屋上の展望台は閉鎖だ。屋上の１階下の回廊風展望室でも十分に「地球の丸さを体験できる」程度に楽しめる。　この展望室からでも本当に３００度位パノラマで水平線が見えるので「地球が丸く見える」のだ。
　実はこれは目の錯覚で地球がここで見えるくらいの大きさならば、地球は大変小さな星になってしまう。お月様くらいかもしてない。でもそんな事を気にせず、素直に「地球が丸く見えたこと」を楽しんだ方が良さそうだ。右脳で考えて、詩歌の世界に入り込もう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　【「地球の丸く見える丘」にある日比友好の碑】

犬吠埼灯台を背景に日比友好の碑（日本文）日比友好の碑（英文）

（１２）九十九里浜
　「地球の丸く見える丘」で随分時間を費やしてしまった。銚子港（昼食）まではオンスケジュールだったのにここでは既に２時間以上遅れてしまった。この先急がなくては。　燃料が心配になった方がいて探したが近くになし、そのまま「銚子有料道路」に入ってしまった。有料道路出口近くでＧＳを見つけて早速給油、しかし、その後は走るたびにＧＳのオンパレード。皮肉なものだ。
　当初の予定では無料区間の「九十九里浜」を通る予定であったが、予定より遅れているので国道Ｒ１２６を走るコースに変更、その後、「九十九里有料道路」を走る。快適であったが僅か１０分で終点となってしまった。

（１３）「月の砂漠」の歌碑（御宿）
　時間がないので兎に角、今日の最後の目的地｛「月の砂漠」の像（御宿）｝に向かう。　現地に到着した時にはもう夕日が沈む寸前だったので、「月の砂漠の像」に向かった。これは駐車場から見える位置なので楽に行けた。
　早速、記念撮影をしたが夕方で暗い上、ストロボをたいても光が届かない距離なので良い写真は撮れなかった。
　この周辺には、バブル時に作ったリゾートマンションが幾つも建っている。　しかし、住民？の陰は殆どない。

日没を直前に記念撮影ここは「月の砂漠」です林立するリゾートマンション

（１４）帰路に向かう
　当初計画では「大多喜」にもよる予定だったが、十分楽しんだので茂原経由で「千葉外房有料道路」「京葉道路」「首都高速」「中央高速」を経由して帰ることにした。
　「千葉外房有料道路」のＰＡで皆さんの有料道路の精算をして小休憩を取った。中山ＩＣを下りて途中ＧＳに立ち寄り大宮ＩＣから京葉道路に乗った。宮野木ＪＣＴ、湾岸幕張ＰＡで小休憩、その後、湾岸道路から都内中心部は万年渋滞が続いていたので、レインボーブリッジ経由も考えたがこれも渋滞、やむなく、品川ＪＣＴ、芝浦、芝公園、霞ヶ関、新宿、永福、高井戸、三鷹料金所、経由で中央道に入った。
　三鷹料金所から石川ＰＡまではフリー・ランとし、３人が自由に走った。最後に、ＰＳさん（BMW R1100-R）が飛ばしたが、私とＰＳさんの二人が石川ＰＡ到着３分後にアメリカンのＳＱさん（SUZUKI　Intruder　LC1500）が到着したのには驚いた。
　彼曰く、「空いている直線コースを飛ばしただけ」とあっさり。

　今回も、事故もなく楽しいツーリングを終えた。

１０、費　　用
　　　　　　ガソリン　　　２，８６９　(1346+1523)
　　　　　　高速道路　　　５，７７０　(500+700)x2+1900+100+210+200+210+750)
　　　　　　飲　　食　　　１，４６０　(1050+110+300)
　　　　　――――――――――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　合　　計　　１０，１００

１１、走行距離
　　総走行距離：４７９．０ｋｍ　　燃料：２７．２Ｌ　　燃費：１７．６ｋｍ／Ｌ
　( BMW R1100-RS　ODO:40756 km )　(12.7+14.5)　　　総時間：１５時間３０分
　８月にエンジン不調になってから燃費が悪くなった。以前は１９～２０Ｋｍ／Ｌ。

１２、雑　　学

（１）鹿島神宮は鹿嶋市にある。

（２）イヌボウサキは犬吠埼と書く。（通常は「崎」）

（３）地球の丸く見える丘と同様な場所が室蘭にもあり、地球岬という。

以上

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鹿島神宮・駐車場にて	鹿島神宮・境内案内図	交通安全祈願のＳＱさん


定番：奥宮前で記念撮影	ご神水	ご神水を汲む人たち


犬吠埼灯台を背景に	日比友好の碑（日本文）	日比友好の碑（英文）


日没を直前に記念撮影	ここは「月の砂漠」です	林立するリゾートマンション


風車の前で記念撮影	代表的な３枚羽根風車

【 鹿島神宮、犬吠埼、九十九里浜ツーリング 】

【　鹿島神宮、犬吠埼、九十九里浜ツーリング　】