1、日 程 2001年 4月28日(日)
2、目的地 山梨県・南アルプスの麓、夜叉神峠オフロードに挑戦
3、集合場所 中央道・談合坂SA 7:00集合(NP、SM)
4、ハイライト
①夜叉神峠オフロード
夜叉神峠の登山道入り口から先、広河原までまでダートな道が続く。
特に、照明のない狭く長いトンネルの中は泥と水の悪路。
②奈良多温泉
肌がすべすべするラジウム泉、足元も滑るので注意。
③アルプスそば
つなぎ(小麦粉)を使わない本格的なそば
5参加メンバー
NP(Nerves Person) : YAMAHA SEROW 225 神奈川県横浜市
SM(Snow Man) : SUZUKI DJEBEL 250XC 東京都八王子市
6、スケジュール
0km 中央道 36km 94km R20 100km 自宅────八王子IC────談合坂SA────甲府昭和IC────分岐 6:15 6:25 6:47~7:10 7:50 8:00 芦安方面へ104km 写真撮影114km (冬季通行止・引返す)134km 入浴135km ────GAS────鯉のぼり────夜叉神峠登山道入口────金山川温泉 8:30~35 9:10~30 9:40~10:30 175km 187km(逆さ富士) 200km ────道の駅「しもべ」────本栖湖────精進湖────野鳥の森──── 12:15~13:35 13:45~14:00 (Pass) 14:15~30 (雨降り出す)243km 251km 西湖────河口湖IC────大月JCT────カッパ着用────談合坂SA 15:10~20 15:30~50 288km ────八王子IC────GAS────自宅 16:30 16:45
7、費 用
ガソリン 1,100 (496+605) 高速道路 3,500 (1950+1550) 入湯料 550 飲 食 950 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 合 計 6,100
8、走行距離
総走行距離:288.0km 燃料:10.8L 燃費:26.7km/L (SUZUKI DJEBEL ODO:4385 km ) (4.8+6.0) 総時間:10時間30分 8月にエンジン不調、以来燃費が悪化、改善されない。以前は19~20Km/L。
9、内容
今年のゴールデンウィークは天気に恵まれない予報があり、最初の2日はまあまあで4月30日は午後から雨とのこと。「それでは」ということで急遽4/29(日)にオフロードバイクによるツーリングを思い立った。いつもオンロードのBMWに乗っているのでついオフロードバイクに乗る機会が少なく2~3回/年である。(私にとって大変高価な乗り物になっている)そのような事情もあり、無理にオフロードバイクに乗る口実を作った訳だが仲間でオフロードバイクを持っている人は私を含めて3人で1人は休眠中だ。従って、残りの一人NPさんしかいないのだ。
幸い、NPさんは快諾してくれて急に「実行計画」が決まった。
(1)談合坂SAに7:00集合
いつもの通り集合は中央道・談合坂SAに7:00と決まった。
私の場合ガレージが狭いため、一番奥にオフロードバイク、次にBMWオンロードバイク、その他2台の自転車、そして、愛車のプログレが入っているので、オフロードバイクを出すには、先ず、車を出し、2台の自転車を出し、2台のバイクのワイヤのカギを外し、シートを外し、BMWバイクを脇に寄せ、やっとオフロードバイクを出してから、また元に戻すという作業をしなければならず時間がかかる。従って、起床は4:30である。
6:45に談合坂SAに到着すると、NPさんは既に到着していた。
(2)渋滞は僅か
思ったより渋滞は少なく、万年渋滞の元八王子バス停前以外は談合坂SAを出て僅かに渋滞した程度であった。後は出口の甲府昭和ICまで順調であった。
同じオフロードバイクでもYAMAHA SEROW 225 は非力で私の SUZUKI DJEBEL 250XC と走るといつのまにか離れてしまい彼のバイクのライトが見えなくなる。時々スピードを落として彼が追いつくのを待つ。
高速道を降りてR20を少し北上し、芦安方面に分岐してからは道路は順調で快適な走行が続く。
(3) 鯉のぼり
芦安町に入ると大きな川をまたいで沢山の鯉のぼりが見えたので、すぐにバイクを停めて写真を撮った。最近は色々なところでこのような風景を見る事が多くなった。これは不用になった鯉のぼりの二度のお勤めで町興しの一部として役立っているのだろう。
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NPさんと鯉のぼり | 町興しの鯉のぼり | 鯉幟と色を競うバイクと装備 |
(4) 新緑のツーリングは最高
新緑のツーリングは最高である。散歩しながらの新緑も楽しいが、バイクならではの動きのある美しさを味わえる。バイクの走る速さで太陽の光を反射した葉の緑がきらきらと眩しいほどに輝きそして次から次へと前から後に流れ去っていく。
(5) 夜叉神峠登山口から「冬季通行止め」
新緑のツーリングを楽しんでいるうちに、9時前には夜叉神峠登山口に到着した。ここには登山者用の駐車場とトイレがある。トイレ休憩した後、通行止めのバーが降りていることに気付く。近くにゲートの番人がいて「冬季通行止」だと言う。「二輪車でも駄目ですか」と問うと、その人が指差し、その方向を見るとわざわざ「二輪も通行止」と明記してあった。あきらめるしかない。
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夜叉神峠登山口 | 徳仁皇太子登山記念碑 |
(6) 金山川温泉で入浴
この九十九折の道路を少し戻ると途中に金山川温泉がある。町営なので550円と安い。声をかけると年配の女性がニコニコして出てきて「まだ9時半になってないでしょう?」というので「いや9時40分ですよ」というと、その方は「一人でやっているから間に合わない」といってすぐに開けてくれた。軽食レストランと土産コーナーも一人でやっているらしく忙しく動き回っていた。しかし、客は我々二人だけである。
朝早くから温泉に来る人もないらしく我々二人の貸切となった。朝湯に入り「小原庄助」さんの気分で湯を楽しんだ。残念ながら「酒」はないので庄助さんほどではないが長閑でいい気持ちであった。
(7) 下部町へ
甲西町経由で南下し「下部、本栖」の道路標識を頼りに走る。下部には道の駅「しもべ」がある。ここは下部町が町興しで作ったらしくきれいに整備されている。ここ木喰庵(TEL:0556-38-0126)で「山菜おこわ・そば定食」を注文した。丁度、昼時で待ち行列があり20分ほど待たされた。
当初の予定では、夜叉神峠登山口から広河原を経由して奈良多温泉に立寄り、そこから少し南下した所にある「アルプスそば」を食べる予定であった。そこのそばは本格的で本当に美味しいが、ここのそばは腰がなく評価は△だ。「おこわ」はまあまあであったが量が湯のみ一杯分程で少なく、田舎のよさ(量が多い)が全くない。
今日は「アルプスそば」を食べられなかったことが心残りだ。
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水車のある木喰庵 | 展望台への吊橋 | 展望台にあるモニュメント |
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展望台から見た道の駅「しもべ」の全景(パノラマ写真) |
(8) 本栖湖
ここはいつ来ても富士山と湖の水面に映る逆さ富士が美しい。しかし、今日は曇りで見られない。あの五千円札の裏の絵になっている逆さ富士はここ本栖湖での写真を図案化したものだ。今度訪問する機会があったら、是非比べてみてください。
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逆さ富士は曇りで見えない |
(9) 河口湖でお別れ
本栖湖から河口湖の道は一本道で走り易いが、今日は車の数が多く面白くない。従って、「西湖」経由で帰ることにして、左に折れて途中「野鳥の森公園」をPSさんに紹介してここで小休憩。時間があればこの周辺を散策するのも良いのだが天気が気になり帰る事にした。
PSさんは東名道経由で横浜に帰ると言うので、河口湖IC前でお別れした。
(10)中央道で雨
河口湖ICから中央道に乗り、大月JCTを越えた頃小雨が降りだした。天気予報では明日の午後から雨とのことだったので1日早まった感じだ。暫く我慢したが段々雨粒が大きくなり、やむなくカッパを着た。5分程で談合坂SAに着いた。もう少しだったのにやれやれ。
(11)同じバイクが隣に
談合坂SAに到着してすぐ、隣に同じ型のバイクSUZUKI DJEBEL 250XCが駐車した。同じバイクだと何故か仲間のような気になって、互いに会釈し話し始めた。彼(Aさんとしよう)は一人旅で高山・郡上八幡を訪問して来たとのこと。
談合坂SA(上り)は新装され二輪駐車場は屋根付となったのでここでゆっくり話が出来た。その後,また隣に1台KAWASAKI 650(旧タイプ)が到着し、Aさんに挨拶した。友人かと問うと、先程、100km先の双葉SAで知り合ったばかりだとのことだった。バイク同士はこのようにすぐに仲間のようになれるのがよい。
この方をBさんとしよう。Bさんは今年の4月、四国に単身赴任したばかりで、この連休に舞鶴経由で留守宅の所沢に帰るのだと言う。私も5年程前迄、大阪に単身赴任していた頃、よく、大阪・東京(八王子)間の520kmを往復したものだ。
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同じバイクのAさん |
(12)Bさんと同行
Aさんと私の話が続いていると、Bさんは声をかけて先に出発した。それから、5分ほどして私もAさんに「互いに安全を心掛けよう」と告げて雨の中を先に出発した。小仏峠のトンネルを抜けた頃Bさんに追いついき、手で合図して彼の前に入った。追い越し車線が空いたので右に出たら彼も私の後を追ったものの中々私に着いて来れない。仕方がないので左によりスピードを落として彼のペースで走り、無事、八王子ICに到着した。
私が先に料金所を出たので左に寄り彼を待った。ようやく彼が私の近くに来て会釈しそのまま走り去った。私もすぐに彼の後を追いR16に出てすぐ今度は「R16バイパス」に私は入るのでここで実質のお別れとなった。手を上げて合図した。
一寸知り合っただけで、このように旧知の友のような気持ちになれるのもバイクツーリングの楽しい一面でもある。
今回も何のトラブルもなく、楽しいツーリングを終えた。