fukushima syumi st21

【　夜叉神峠オフロードの旅　】

Ver.1.01　2001/07/29

Ver.2.01　2001/08/01

【　７月度ＳＴー２１ツーリング・報告書　】

１、日　　程　　２００１年　７月２８日（土）

２、目的地　　山梨県・南アルプスの麓、夜叉神峠オフロードに挑戦

３、集合場所　　中央道・談合坂ＳＡ　　８：１５集合（仮想）

４、ハイライト
　　　①広河原から奈良田までダートな道
　　　　　夜叉神峠の先、広河原から奈良田までダートな道が続く。
　　　　　特に、照明のない狭く長いトンネルの中は泥と水の悪路。
　　　②奈良田温泉
　　　　　肌がすべすべするナトリウム塩化物炭酸水素温泉。「秘境の霊場・女帝の湯」
　　　③名物アルプスそば
　　　　　つなぎ（小麦粉）を使わない本格的なそば

５、参加メンバー　（ソロ）
　　　　ＳＭ(Snow Man)　：　SUZUKI DJEBEL 250XC

６、スケジュール

0km　　　　　6km　　　中央道　36km　　　　　　　94km　　　　　R20
自宅────八王子ＩＣ────談合坂ＳＡ────甲府昭和ＩＣ────分岐
7:30　　　　7:40　　　　　　　8:03～20　　　　　　8:55

芦安方面へ100km　　　　110km　　　　　121km
────ＧＡＳ────芦安町────夜叉神峠登山道入口────長いトンネル
　　　　9:05～10　　　9:20　　　　　　9:45

　　　　124km(Photo) 137km(Photo) 　　　　　　　　　140km～142km
────夫婦滝────広河原────ダートな道────舗装道路────
　　　　9:55～　　　　10:25～45

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　146km(Photo)
ダートな長いトンネル────ダートな短いトンネル２本────トンネル約１０本
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11:00～10

　　　　　156km　　　　　　　　(Photo)　　　　173km　　　　　　　　　　195km
────奈良田の里温泉────奈良田湖────名物アルプスそば────下部温泉
　　　　11:30～12:45　　　　　　　　　　　　　13:10～13:55　　　　　14:15(Pass)

　　　　　203km　　　　　　　　214km（逆さ富士）　　238km　　　　　　　260km
────道の駅「しもべ」────本栖湖展望台────河口湖ＩＣ────大月ＪＣＴ
　　　　14:25～35　　　　　　　　14:55(Pass)　　　　15:20　　　　　　　15:35

　　　　274km　　　　　　　303km　　　　　　　　　　　　　312km
────談合坂ＳＡ────八王子ＩＣ────ＧＡＳ────自宅
　　　　15:45～16:10　　　16:35　　　　　　　　　　　　　16:50

７、走行距離

　項　　　目　デ　ー　タ　(SUZUKI DJEBEL)

　総走行距離　　　３１２．０ｋｍ　(　ODO:4696 km　)　　

　燃　　　料　　　　１２．０Ｌ　　(4.7+7.3)

　燃　　　費　　　　２６．７ｋｍ／Ｌ　　

　総経過時間　　　　　　　９時間　２０分　　

項　　　目	デ　ー　タ　(SUZUKI DJEBEL)
総走行距離	３１２．０ｋｍ　(　ODO:4696 km　)
燃　　　料	１２．０Ｌ　　(4.7+7.3)
燃　　　費	２６．７ｋｍ／Ｌ
総経過時間	９時間　２０分

８、内容
　今回は４人で甲府方面をツーリングの予定であったが、１人が母親の様態が悪くなり急遽欠席、幹事のＴＳ(Tokyo Sunrise)さんが急遽休日出勤となり、昨日の夜７：００にツーリング中止の連絡が入った。両者共に止むを得ない状況ゆえ中止を承諾した。
　当方は明日のための準備を完了しビールを飲み始めた段階だった。自分自身どうするか迷ったが、心の準備が完了してしまったので１人で出かけることにした。４月にチャレンジして駄目だった（夜叉神峠から先「冬季通行止め」）のでこれにチャレンジすることに決めた。

（１）談合坂ＳＡに８：１５集合（仮想）
　当初の予定通りであれば中央道・談合坂ＳＡに８：１５集合の予定であったので、これを仮想の集合時間として、出発準備をした。
　例によって、先ず、車を出し、２台の自転車を出し、２台のバイクのワイヤのカギを外し、シートを外し、ＢＭＷバイクを脇に寄せ、やっとオフロードバイクを出してから、また元に戻すという作業をしなければならず時間がかかる。
　今回はそれに加えて、タイヤの空気圧がやや少なくなっていたので電動ポンプを取り出し自動車のバッテリーから電源を取り、空気を入れた。事前の準備にまた余計な時間がかかった。
　それでも８：０３に談合坂ＳＡに到着できた。

（２）渋滞は僅か
　思ったより渋滞は少なく、万年渋滞の元八王子バス停前以外は出口の甲府昭和ＩＣまで順調であった。最近は藤野バス停から談合坂ＳＡまで片道３車線になったので談合坂ＳＡまでは極めて順調だ。

（３）芦安町までの道は前回で承知
　高速道を降りてＲ２０を少し北上し、芦安方面に分岐してからは道路は順調で快適な走行が続く。
　前回と同様途中のＧＳで給油し「夜叉神峠の天候」をスタンドマンに聞いた。「雲が山の中腹まで垂れ込めているので多分雨だろう」との返事。でも行くしかない。
　山に登っていくと雲は思ったより薄くなり結局普通の曇り空程度であった。ラッキー。

（４）夜叉神峠登山口の駐車場は登山者の車で満車
　順調に夜叉神峠登山口に到着した。ここには登山者用の駐車場とトイレがある。
今の時期は登山シーズンで登山者の車で一杯だ。また、ワンボックスタイプのタクシーやマイクロバスで登山者が続々とここに集まってくる。

　
　

夫婦滝の前にて夫婦滝

（６）広河原までは舗装道路
　２年程前に来たときの記憶では夜叉神峠登山口から広河原までがダートだと思っていたが舗装されていて拍子抜けした。
　広河原には沢山のレジャー客で駐車スペースが満車になっている。前回同様に広河原の橋の上で記念撮影をした。

　
　

広河原にて車も一杯駐車して

　
　
　

広河原下流広河原上流登山客が多い

（７）広河原から奈良田温泉までがダート
　実は勘違いしていた。ダートはこれからであった。先の広河原の橋の端から先はすぐにダートでオンロード車では危険である。一部ほんの僅か数キロの間舗装されていたがそれ以外はかなりのダートであった。特に、あの長いダートのトンネルは圧巻だ。何しろ照明は全くなく、トンネル内は湧水が上から落ちてくるし、そのため道路は泥水で一杯だ。しかも、舗装されてないので大きな穴が連続して左右交代であいている。トンネルは狭く大型トラックが来ると中でのすれ違いは出来ない。
　トンネルに突入したが反対側には今のところ車の気配はない。万一車が入ってきたらよけるのが難しい。何せ、泥んこであなぼっこの道ゆえよけるところがない。運を天に任せて一気に走り抜ける。兎に角、早く抜け出ることが肝要なので、穴など気にせずに船のピッチングのように前後上下に揺れながら走る。穴に溜まった泥水がブーツの上のほうまで跳ね上がってくる。でも泥んこ遊びのようで結構楽しい。
　トンネルを出てすぐに乗用車と大型トラックがすれ違った。ラッキーであった。こういう一寸したこと（幸運）がとてつもなく「幸せ」に感じるものだ。子供のように嬉しくなってしまう。

　

渓谷が美しい

（８）奈良田の里温泉に無事到着
　奈良田の里温泉に無事到着した。この温泉は町営で少し小高いところに位置している。県道と同じ高さのところに町営の無料駐車場があるが、今回はバイクで１人なので温泉の近くまで登って行った。やはり駐車するところがない。
　お寺の閉鎖された裏口に広い所があったが躊躇し、温泉の裏側近くの道路に停めた。そしたら、温泉の裏にいた人が出てきた。注意されるかと思ったら、「本当は下の駐車場に置いてここに来ることになっている。でも来てしまったのなら特別にこの裏の駐車場（業務用）においてください。その方が安全で安心して休めるでしょう」と言って下さった。「本当はルール違反ですよ」と念を押されてしまったが「丁重に御礼を申し上げ」、その方もニコニコして「ゆっくり休んでください」と言ってくださった。

　
　
　

温泉は登山客の休息所秘境の霊場・女帝の湯楓館「よく来てに」（方言）

（９）ナトリウム塩化物炭酸水素温泉
　ここの温泉は「ナトリウム塩化物炭酸水素温泉」で肌がすべすべする。風呂場の敷石も滑るので石に網目状の溝が彫ってある。最初来た頃はこの溝が彫ってなかったので滑って危険だった。この「すべすべ」は本当に気持ちがいい。
　こんな早くからもう湯治客が５人も入っていた。お年寄り３人、中年２人であった。　浴槽に流れ込む源泉はコップが置いてあって飲むことが出来る。早速飲んでみたら、スポーツ飲料のような味がした。
２０分ほどゆっくり温泉に浸かり出ようとしたらもう客は残り2人で結局一番多いときに浸かっていたことになる。その後から若い人が1人が入ってきた。
　以前はこの浴槽から早川の河原が見えたのだが、前庭に植えた桧（ヒバかも）が大きくなり見えなくなってしまったのが残念であった。

（１０）名物アルプスそば
　奈良田温泉から１７kmのところに「名物アルプスそば」があり美味しい。この場所を見逃さないように看板を探しながら注意深く走った。途中、事前の案内看板が見えたのでほぼその位置を確認できた。
　１３：１０に到着したとき、駐車場には車がなく、お休みではないかと心配したが幸い「営業中」の看板が見えてほっとする。中に入ると私一人でゆっくり食べることにした。椅子に座った１３：１５時点で1人だったのが次から次と二人ずつの客が入ってきて１３：３０時点で4人席用の６卓全てが塞がってしまった。その上、1人客が来て私のテーブルに合い席となった。
　誠に不思議な現象である０人から満席までたったの１５分であった。
　ともかく、「名物アルプスそば」は「つなぎ」（小麦粉）を使わない本格的なおそばで本当に美味しかった。

　
　
　

名物アルプスそば１５分で満席になった店内の早川町ポスター

（１１）下部町へ
　ここから南下し「下部、本栖」の道路標識を頼りに走る。下部温泉を経由して道の駅「しもべ」に到着。ここは下部町が町興しで作ったらしくきれいに整備されている。４月来た時はここでそばを食べた。

（１２）本栖湖をパスし河口湖ＩＣに向かう
　ここはいつ来ても富士山と湖の水面に映る逆さ富士が美しい。しかし、４月にも立寄ったので今回はパスすることにした。そして勿論、精進湖、西湖はパスし一直線に河口湖ＩＣに向かった。割と順調に流れた。

（１２）談合坂ＳＡでＫＢさんに会う
　高速も渋滞することなく、スムーズに流れた。新装なった談合坂ＳＡに立ち寄り小休憩を採った。出発準備をしていると３台ほど先に黄色のBMW R1100-S が停まった。もしかして、仲間のＫＢさんではと思ったとおり、ヘルメット姿の彼が会釈した。そして、ヘルメットを取り「ＳＭさん今日も走っているのですか？」と自分のことを棚に上げて言った。彼も同様、１０人のインターネット仲間とツーリングの帰りであった。数分の違いですれ違うところだったのに本当に奇遇である。１０分お話して別れた。

（１３）片側３車線
　今まで中央道は片側２車線であったが、最近、談合坂ＳＡから暫く３車線になった。つい今までの習慣でＳＡを出たら右側の走行車線に出ようとする。しかしその必要はない。出た線が左側の車線なので右による必要は無いのだ。殆どの人が右によるので、左端の車線は車が走っていない。私は前に車のない左端車線を快適に走行で来た。

　
　
　

ダート走行後の汚れたバイクエンジン、ホイールも泥だらけ泥だらけの車輪

　今回も何のトラブルもなく、楽しいツーリングを終えた。

９、費　　用

　項　　　目　費　　　用　（円）

　ガソリン　　　１，２２３　　(494+729)　　

　高速道路　　　３，５００　　(1950+1550)

　入　湯　料　　　　　４００　　

　飲　　　食　　　１，３２０　　(800+400+120)　　

　合　　　計　　　６，４４３　　

項　　　目	費　　　用　（円）
ガソリン	１，２２３　　(494+729)
高速道路	３，５００　　(1950+1550)
入　湯　料	４００
飲　　　食	１，３２０　　(800+400+120)
合　　　計	６，４４３

以上

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項　　　目	デ　ー　タ　(SUZUKI DJEBEL)
総走行距離	３１２．０ｋｍ　(　ODO:4696 km　)
燃　　　料	１２．０Ｌ　　(4.7+7.3)
燃　　　費	２６．７ｋｍ／Ｌ
総経過時間	９時間　２０分


温泉は登山客の休息所	秘境の霊場・女帝の湯	楓館「よく来てに」（方言）


名物アルプスそば	１５分で満席になった	店内の早川町ポスター


ダート走行後の汚れたバイク	エンジン、ホイールも泥だらけ	泥だらけの車輪

項　　　目	費　　　用　（円）
ガソリン	１，２２３　　(494+729)
高速道路	３，５００　　(1950+1550)
入　湯　料	４００
飲　　　食	１，３２０　　(800+400+120)
合　　　計	６，４４３


夫婦滝の前にて	夫婦滝


広河原にて	車も一杯駐車して


広河原下流	広河原上流	登山客が多い

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