【赤城山と温泉の旅】


【8月度STー21ツーリング・報告書】
Ver.1.01 2002/08/26
Ver.3.03 2002/09/14
1、日  程   平成14年(2002)8月25日(日)、晴

2、集  合

   集 合 場 所  集合時間  メンバー 
 第一集合場所  圏央道・日の出IC    6:30  GP、SM 
 第二集合場所  関越道・高坂SA    7:30  SP 

3、目的地
         赤城山


4、メンバー

 記号  メンバー愛称  所  有  車 
GP Global Person  BMW R1100-RS 
SP Strain Person  BIMOTA SB6 1100cc 
SM Snow Man  BMW R1100-RS 

5、コース

    6:30集合出発16km    58km     7:30集合64km    100km
自宅────日の出IC────鶴ヶ島JCT────高坂SA────藤岡JCT
6:00    6:20〜25      6:40     6:45〜7:40     7:55


関越道 132km   K20     R353 151km    153km         R353
────赤城IC────溝呂木────GAS───富士見温泉・見晴らしの湯────
    8:15      (直進)    8:55  9:00(10:00開場のためパス)

      K4(赤城道路) 170km     K4  173km〜〜175km   K4  181km
畜産試験場───────エネルギー資料館────赤城神社・大沼一周────展望台
(左折)         9:25〜10:20(見学)  10:25〜11:15〜11:30   11:35〜

    184km     186km     K4   205km   林道&赤城西麓広域道
────小沼────大沼(いわな亭)────しゃくなげの湯────────二本松
  11:45〜12:20 12:30〜13:30(昼食)    14:00〜15:50        (直進)

赤城西麓広域道  234km              314km
────────赤城IC────藤岡JCT────高坂SA────
         16:35             17:25〜55(休憩)

 320km      340km            366km
鶴ヶ島JCT────日の出IC────八王子────自宅
 18:05      18:20            19:10

6、走行距離

項   目デ ー タ ( BMW R1100-RS )
 総走行距離    366.0km   (ODO:47,327km)  
 燃   料     18.5L    (7.5+11.0)  
 燃   費     19.6km/L  
 総経過時間     13 時間 10 分  

燃料漏れが確認され出発時既に2L減っていた。
最初の給油時の計測で燃費が19.6km/Lとよい。
燃料漏れ修理の都合上最後の給油(満タン)なし。後半は前半の換算値。

7、今回のツーリング・ポイント

 名   称  説      明 
 初体験「赤城山ツーリング」   GPさんの希望を取り入れ実施 
 GPさんのバイクのご披露   GPさんのBMW R1100-RS のご披露(前回カメラ電池切れ) 
 のんびり公営温泉を楽しむ   富士見温泉・見晴らしの湯(Pass) しゃくなげの湯
 赤城西麓広域農道の利用   広域道は信号が少なくウップダウンのほぼ直線道路 

7、状況・感想
 今回は、GPさんの希望で赤城方面の旅を企画した。初体験の赤城山コース、特に二輪には楽しいワインディングのオンパレードである。それに、温泉、エネルギー資料館の見学、食の楽しみ「岩魚定食」など楽しい企画である。

(1)集合
 第一集合場所:圏央道・日の出ICに6:30集合と決めた。私が6:20に到着したらGPさんは既に到着していた。第二集合場所:関越道・高坂SAに7:30集合と決めていたが我々は6:45に到着してしまった。SPさんは集合時間10分前に到着した。
 皆さん、本当に時間に正確で我々のグループはいつも計画どおりツーリングできる。

(2)富士見温泉・見晴らしの湯
 赤城ICからR353に入るつもりがどこかで間違い農道を走っていたらしい。目標の富士見温泉・見晴らしの湯が見つからず周囲の農家に訪ねたら並行して走っている北側の道を走っていたのだ。
 ようやく探し当ててこの温泉に到着したのが丁度9:00だった。この温泉は10:00開場とのこと、1時間待つのは時間が惜しいのでこの温泉はパスと決めた。

(3)ワインディングを楽しむ
 今回は赤城道路と赤城西麓広域道のワインディングを楽しむのも目的の一つである。
 【赤城道路】
 @ 箕輪から先、白樺の美しい道(勾配きついが道路幅十分)。
 A その先大沼まで幅は広いが急カーブの連続。
 B 大沼の先(下り)大きなカ−ブが続く。
 【赤城西麓広域道】
 @ 道幅広くアップダウンのあるワインディング。

(4)エネルギー資料館
 地図にあったので尋ねることにしたが、あまりに小さいので驚いた。何処にでもある電力会社の電力館を想像していたのだ。
 ここの係員に聞くと、当初は群馬県が風力発電機を一機設置してここのエネルギー資料館の電力を賄う計画だったが、その後、強風で風力発電機のプロペラがもぎ取られて廃止になったとのこと。その後、富士見町が管理を引き継ぎパネル展示をしているというものだ。
 ここの展示での新発見は「小型の一体型発電機」だった。写真でご覧ください、水車の周りに直接発電機がついているのです。これは実際に天狗岩発電所用に開発されたもので有効落差7.36mという低いところで機能する発電機なのだ。電圧は420V、出力170KWという小型の発電機だ。
 ここで、休憩をかねてドリンクを飲み、記念写真を撮った。
エネルギー資料館 珍しい一体型発電機 チューブラータービン型 通常の大型水力発電機

SPさんとBIMOTA SB6 GPさんとBMW R1100-RS 私とBMW R1100-RS 2台揃ってBMW R1100-RS

(5)赤城神社・大沼一周
 今日はたまたま大沼一周マラソンが開催されており、この沼の周遊道路は反時計回りに一方通行になっていた。左車線をマラソン選手が走り、車は右車線を走るというシステムだ。
 途中、赤城神社を参拝してツーリングの安全を祈願した。ここに隣接した土産店でお土産を買い、新鮮な牛乳を飲んだ。ここから見る大沼の景色は小型ながら日光の男体山と中禅寺湖の景色に似ている。
 売店のおばさんが「バイクで来たの?」と聞き、その旨話すと「さっき大きなバイクが3台来るのを見たがあなた達だったのかね」と我々の到着を見ていたらしい。
大沼全景 (日光の「男体山と中禅寺湖」に似た景色)

赤城神社 のどかさを堪能一休み のどかな光景

(6)ケーブルカーの展望台駅
 ここは昔300m下の御泉水からケーブルカーで登ってくる展望台であったらしい。今はケーブルカーの駅の面影はあるがケーブルカーのレールは無く急斜面が残るだけだ。今は荷物を運搬するためのモノレール(ゴルフ場のカート用モノレールと同じ)が設置されていたがたまにしか使用しないらしくレールは真っ赤に錆びていた。
 これを見ていると時代の変化を感じさせる。当時は観光客で賑わったのだろうと想像し、今は寂しさを感じる。

(6)小沼
 大沼から東方に4km行ったところに小沼がある。当時は多少人も来てボート遊びをしたらしく小さな船着場跡があった。今は小沼全体を見に来る程度の客ばかりで道路も雨水で抉られたままだ。かえってその寂れた感じが旅情を誘う気がする。
 古い歌で恐縮だが高嶺美枝子の「湖畔の宿」(実際は榛名湖)のように静かで侘しい感じの沼である。
小沼にて

(7)大沼「いわな亭」
 小沼からまた大沼に戻り「いわな亭」を探した。途中の土産店で聞いたら大まかの場所は分かったもののその界隈では中々見つからない。ようやく大きな看板を見つけて行ってみると昔のバラックしかない。よく覗いてみると中がお店のようだ。名が売れているので立派な建物かと思って探していたのでここが店なのかと驚いてしまう。
 その店の敷地らしいところの枠の中(物干し竿で四角に囲ったところ)の砂地にバイクを止めたので念のため魚焼きをしている店主(らしき人)に「あそこにバイクを止めてもよいですか」と言うと答えは「ああいいよ!」であった。昔ながらの名物親爺らしい。
 土間に古い一枚板の長テーブルを四角に並べただけの店でここだけがタイムスリップした大昔の店のようだ。勿論クーラーなどは無く自然の風のみ。それでも店主は長袖Yシャツにスーツについているようなしっかりしたチョッキを着て炭火で岩魚を焼いている。
 我々は当店の目玉「いわな定食」をオーダーした。すると店主は「若い人向けに大サービス3丁」と言ってお勝手(厨房などという立派なものではない)係のおばさんに伝える。「若い人向け」とは我々の高齢を皮肉って言ったのだが、料理が来ると確かに若者向けで、ご飯は大きなどんぶり風茶碗に山盛りなのには驚いた。親爺が「岩魚も今回は特別サービス」と言っていたが、確かに岩魚もいつもの倍(メニューでも通常は1匹)で2匹載っている。その他に、岩魚の甘露煮、岩魚の佃煮がついている。この「いわな定食」は1600円であるが量も多く味も大変よい。
 隣に4人家族が座った。親爺はその人たちに(特に子供を意識して)「岩魚は頭から食えよ」「尻尾を残すなよ!」と念を押した。私は頭から尻尾まで食べたのでほっとした。

 名前が売れているはずだ。「実で勝負」という感じで頼もしい。最後に料金を払うと、「2千万円預かりで、4百万円のお返し!」そして元気な声で「まいどぉ〜!」で終わった。
 久々の「名物親爺」を見た気がした。次来る時もまた立寄ろう。

美味しい「いわな定食」 かような店の中 土間に粗末なテーブル 隣の席の家族連れ

(8)しゃくなげの湯
 富士見温泉・見晴らしの湯は時間が早すぎて入れなかったが、エネルギー館の係員から聞いた「しゃくなげの湯」に行くことにした。大沼の北、園原湖の手前に昨年9月にオープンしたという新しい自然の温泉だ。男女別に「内風呂」「露天風呂」があり、「石風呂」と呼ばれる丸い玉石で囲まれた湯と、「桧風呂」と呼ばれる総桧で浴槽が出来た湯がある。二つは月毎に男女風呂が入れ替わるらしい。その他、家族風呂が2つあり予約制で1時間の時間制限つきだ。
 この露天風呂に入っていると年配の方が話し掛けてこられた。この方は、写真と温泉が趣味で群馬県内の風呂は全て入り、好みの温泉は100回以上も入っているというお馴染みさんらしい。自動車メーカー定年退職後は趣味だった柔道の指導を高校で行っているとのこと、御年67歳で顔もつやつや元気一杯の方だった。このように、色々な出会いがあるのもまた楽しい。
しゃくなげの湯

(8)赤城西麓広域道
 帰りは、赤城山の西麓を走る「赤城西麓広域道」を走って関越道・赤城ICへ行く計画だ。これで赤城山の周辺を丁度1周することになる。
 この広域道は正式には広域農道であり、農道のため殆ど信号が無い。その上ほぼ一直線なので走りやすい。その代わり自然のままなのでアップダウンの連続だ、しかし、バイクではそれがまた楽しい。

 今回も事故も無く、無事ツーリングを終了した。
 

8、費  用

 項   目    費     用   (円)
 ガ ソ リ ン    2,002  (812+1190)
 高速道路    5,800  (2900x2)
 飲   食    2,440  (120+300+120+1600+300)  
 入 湯 税      500  
 土   産    1,800  
 合   計   12,542  

以上


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