【 桃の花鑑賞ツーリング 】


【 2006年4月度STー21ツーリング・報告書 】
< 山梨県笛吹市一宮町の桃の花鑑賞 >
Ver.1.1 2006/05/28
Ver.2.1 2006/05/29

<プロローグ>
 今回は2年前に行った山梨県「一宮・勝沼周辺のの桃の花」を鑑賞するツーリングと同様のコースで行くことにした。何故なら、その時と同様に山梨県都留市在住のBPさんが参加してくれるというので相模湖から甲州街道(R20)を走って勝沼に抜けるルートを計画した。しかし、実行の段になって彼がキャンセルして来たので中央道を八王子ICから勝沼ICに抜けるルートに変更した。
 その上、予定日が近づくに従い各種事情で一人抜け二人抜け三人抜け結局当初5人参加のツーリングが2人になってしまった。それでもCMさんは人数減少を理由に取止めとは言わない人だと確信していたので中止の心配はしなかった。
 当初計画のポイントは「桃の花鑑賞」を楽しみ、「皆吉(ほうとう)」で昼食をして、「ぶどうの丘」にある「天空の湯」で甲府盆地全体の桃の花の絨毯を観賞し、最後は恵林寺を参拝して恵雲亭のコーヒーを楽しむ予定であった。
山梨県一宮町・釈迦堂遺跡博物館にて
1、日  程   平成18年(2006) 4月22日(土) 晴

2、集  合
 集 合 場 所集合時間仲  間
集合場所中央道・談合坂SAAM 9:30CM、SM

3、目的地
     「山梨県一宮町&河口湖町」

4、メンバー
 記号  メンバー愛称  所  有  車 
CM Curious Man  BMW F650-GS 
SM Snow Man  BMW R1100-RS 

5、コース

          中央道 9:30集合36km中央道       76km 桃の花観賞
自宅―――八王子IC――――談合坂SA――――勝沼IC―――釈迦堂遺跡博物館周辺
8:30     8:40     9:15〜50             10:15〜13:45

 90km桃源郷の展望  昼食(ほうとう)               108km
――――花見台――――郷土料理「不動」――――河口湖大橋――――河口湖IC
   14:00〜50    15:15〜16:10     16:15〜16:25    16:35

    131km               177km            184km
――――大月JCT――――談合坂SA――――八王子IC――――GS――――自宅
    16:45      Pass       17:15            17:30
突然のエンジンストップ(最後尾に記述)

6、走行距離

【 BMW R1100-RS 】 ( ODO:58,216km )
走行距離燃  料燃  費経過時間
184km  9.2Litters 20.0km/L  9時間 0分
今回燃費が極めてよい。この位の速度がいいらしい。

7、今回のツーリング・ポイント

名   称 説      明 
釈迦堂遺跡博物館 釈迦堂PAのすぐ上にあり、山梨県笛吹市一宮町の「桃の花観賞」ができる。
花見台 桃の花を見るための櫓(台)があり、谷間と甲府盆地の桃の花が展望できる。
郷土料理「不動」 河口湖畔にあるほうとう料理の店。ほうとうはこだわりの一種類のみ。人気の店。
河口湖大橋 大きな円弧上の橋で最高点から見た富士山は素晴らしい。

8、状況・感想
 今日は天気もよく良いツーリングになりそうだ。
 プロローグの通り、参加者が大幅に減少して2人になったのでルートは自由変更できるので自然を楽しむに重点を置いた計画に変更した。2年前より11日遅いので桃の盛りは越えていた。それでも、山梨県笛吹市一宮町・釈迦堂遺跡博物館周辺の桃はまだ十分鑑賞できる状況であった。

(1)談合坂SAで集合
 今回も談合坂SAで集合とした。集合時間の15分前に到着できた。5分後にCMさんが到着した。いずれも早い到着である。天気が良いのでバイクも沢山繰り出しており賑やかであった。

(2)一宮町での「桃の花観賞」
 「桃の花観賞」には山梨県笛吹市一宮町の釈迦堂遺跡博物館付近が最高である。車の便良し、桃の花の種類も多い。ここは中央道・釈迦堂PAのすぐ上にあり、PAに駐車したまま外に出ることが出来る。
 今回は冠雪のアルプスがはっきり見える幸運にめぐり合った。この博物館の職員の方の話によると桃の花の季節にアルプスがはっきり見えるのは2年に1日しかないという。このこうな幸運をそのままにすることは無いのでもっぱら桃の花とアルプスを入れるアングルで沢山の写真を撮った。外国人家族もアルプスを背に若夫婦に頼んで記念写真に収めていた。それらの一部を以下にご紹介する。

桃の花とアルプス 一本の細い桃木とアルプス 細い樹に大きな桃の花 アルプスを背に撮影の人達

チューリップとアルプス 桃畑とアルプス 桃の花の先のアルプス 桃の花とアルプス

(3)花見台
 「釈迦堂遺跡博物館」で桃の写真を撮った後帰り支度をしていると隣に駐車していたタクシーの運転士さんが桃の花のもう一つの名所「花見台」を教えてくださった。
 早速そこへ行った。小さな扇状地に「花見台」があり子ども連れの人達が楽しんでいた。この展望台(花見台)から眼下を見下ろすと甲府盆地の「桃色の絨緞」を見ることが出来る。しかもその遠方には冠雪のアルプス(白い嶺)が見えて大変よい光景である。
 ここの少し下の臨時駐車場ではおばあさんが一人で手作りの「カリン・ジャム」を販売していたので、自然食品としてもよいので今日のお土産とした。

桃の花遠き白嶺引き立たす

花見台近くで遊ぶ人達 花見台からの眺望/白い嶺と桃の花

(4)御坂峠を経由して河口湖へ
 昼食を忘れて桃の花の撮影をしていて14:50になってしまったので、ルートを変更して御坂峠を経由して河口湖へ抜けることにした。新しくなったR137は快適な道路で長い御坂トンネルを抜けると眼下に河口湖が見えてくる。正しくは御坂トンネル(新道)を通ると御坂峠(旧道)は通らない。御坂峠は五百円玉の富士山の図柄になったことで知られている。

(5)夕暮れの富士山
 いつも立ち寄るほうとうの店「郷土料理・不動」で遅すぎた昼食を摂った。そこで1時間ほどゆっくりして帰路に着くことにした。
 CMさんは釣りでよく行くルートで帰るというので河口湖大橋手前で分かれた。私はゆっくり河口湖大橋を渡ったのだがここから見る富士山が素晴らしい。この橋の上での駐車は危険なので橋を渡りきれたところにバイクを停めて徒歩で橋の天辺に戻った。
 ここからの夕暮れの富士山はご覧のように素晴らしかった。
         河口湖大橋からの霊峰富士

9、費  用
 項   目    費     用   (円)
ガ ソ リ ン   1,244  
高速道路   3,050  (1500+1550)
飲   食   1,400  (350+1050)
土   産     700  
合   計   6,394  

 今回は計画を大幅に変更して無事「桃の花鑑賞ツーリング」を終えた。

以上
 [使用カメラ] CANON Kiss Digital (6.3Mpixel)  [使用レンズ] CANON LENS EF-S 18〜55mm (35mm フィルム換算 29〜88mm)

突然のエンジンストップ
 8:43 八王子ICを通過して走行車線から追越車線に移り加速してすぐに突然エンジンがストップした。急にエンジン音が無く静かになったのだ。咄嗟の機転で走行車線の後続車を確認して左ウインカーを点滅させバイクを左に寄せながら慣性で走る。路側帯に入りバイクを停めた。
 昨年2005/11/23に恵那峡ツーリングの最後、自宅から50m手前で突然前照灯が消えエンジンが停止したことがあった。この時も冷静に対処できたが、走行中突然のエンジン停止は人によってはパニックになるかもしれない。
 さて困った、私は携帯電話を持っていないのでCMさんに連絡する術がない。レッドバロンに救助を求めるにも緊急電話迄歩かねばならない。走行計を見ると八王子ICから丁度3km地点であった。しかし、ICまでバイクを引いていく事はできない。何故なら、路側帯は狭くここでのUターンは不可、また走行車線には車が頻繁に来るのでバイクを走行車線上でUターンさせることは出来ない。前進でも重量250Kgのバイクを引いて3Km歩くのも大変なのにバックではまず無理である。方法論は後にしよう。まず点検だ。
 メーターパネルを見るとバッテリーと燃料の赤ランプが点灯、どうなったのだろう? まずはヒューズボックスを点検、全てのヒューズは切れていない。ということは前照灯もOK。ウィンカーは先程出したのだからOKのはず。確認すると左右共にOK。う〜ん、原因は分からず。
 色々考えているうちに思いついた。もしかしてキルスィッチが切れたか? 推測が的中した。キルスィッチ(Kill Switch)とは立ちゴケなどした時に危険回避のためにエンジンを強制的に停止させる機能である。何らかの原因でKill Switchが「切る」「入る」の中間点にセットされバイクを加速した加速度でSwitchが「切る」に成ってしまったらしい。
 あとは点検状態を元に戻して8:55修復完了。これだけのことが所要時間12分で完了した。
 さ〜あ、晴れやかに出発だ。
MT=10 

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