さあ、一般道を走るには免許を取得するときに走行したのと基本的には同じですが、教習所内とは異なる点が幾つかありますので6項目程、お話しましょう。
(1)前照灯の点灯
二輪車は自動車から見て確認しにくいので、常に点灯した方がよいでしょう。最近生産される国産で750cc以上の二輪車は、殆ど常時点灯するようになっておりスイッチがありません。
対向車だけでなく、前方を走る車にも注意を促す効果もあるのです。
(2)マンホールを避ける
マンホールは表面が滑りやすいので、避けて走行した方がよいでしょう。
特に交差点内にマンホールがあり、自分が曲がるときにはマンホールに乗ってはいけません。スリップしてすぐに転倒します。
国道などで直進走行するときにも、マンホールを踏むと少し高くなっているため、ガタンとなり乗り心地も悪いので私は避けて走行します。特に雨天にはマンホールの上は極めて滑りやすいので注意が必要です。
(3)道路の白線と文字
道路には白線や文字が書いてあります。この線の上は摩擦抵抗が少ないので滑り易すく危険です。緊急時にブレーキを掛けると滑り転倒することがあります。文字も同様で道路の文字は運転者から見て普通にみえるように縦に長く書いてあります。従って、走行していると線と同じなので、同様の注意が必要です。
私は、文字の間(線の間)を通る様にしています。
(4)路面上の砂
少し田舎の道や山道には、雨で流された砂などが薄くかかっていることがあります。
カーブでこの上に乗ると大変危険です。すぐにスリップします。ブレーキを掛けたらまず転倒するでしょう。
晴天時に、薄く砂がかかっていると目に見えにくいので注意が必要です。
(5)道路渋滞時のすり抜け
道路渋滞時に自動車の左側や、二車線ある時は自動車の間を走行したりします。もっとも危険なのは、停止している車が突然ドアを開けることがあるということです。
ですから、通過するときには前の車の状況をよく見ている必要があります。
高速道路の渋滞で車が停止している時でさえ、ドアを開ける人がいるくらいですから恐ろしいことです。
又、渋滞していても車がゆっくり流れているときには、方向指示器を出さずに進路変更をする車がかなりあります。これも大変危険です。ですから、そのような動きをする車を早く察知して衝突をしないように注意します。
(6)中央線をはみ出す車
山道などでよくあるケースです。車が追い越しを掛けたりして、対向車が中央線(センターライン)を越えて来ることがあります。それもカーブで見えない時にでもあるのです。これはもう注意のしようがありませんが、私は万一そのような状況になったらどうするかを常に考えて走っています。
よくあるのは、はみ出し禁止の黄色のセンターラインのあるカーブで車が黄線を越えて走って来ることがよくあります。この場合、衝突すれば被害を被るのは二輪車の方です。ですから、このような状況では左半分の部分を走るように心掛けましょう。
以上の点を気をつけて走れば事故に巻き込まれないでしょう。
自分の走行だけでなく、他の車の走行を常に監視しながら走れば安全が確保されます。
さあ!一般道を安全に走りましょう。
ではまた、お会いしましょう!