<二輪車ツーリングのすすめ>


第4回 さあ! ツーリングに行こう。

一般道を自由に走れるようになったら、いよいよ二輪車の醍醐味であるツーリングに行こう。
ツーリングにはソロといって、一人でのんびり気の向くまま走るのもよし、タンデムといって二人乗りで楽しむのも良いでしょう。しかし、日本の法律ではタンデムは一般道だけであり、高速道路は走れません。(先進国では日本だけ)
 何といっても楽しいのは、仲間数人で出掛けるツーリングでしょう。
仲間で行くツーリングの良い点は沢山あります。

 (1)色々な人と話したり、趣味を拡げたり出来ます。
 (2)万一gラブルがあっても相互に助け合えます。
 (3)連帯意識の高揚と責任感の醸成が出来ます。

綿密な計画をすればするほど、充実したツーリングが期待できます。従って、以下の点を考慮するとよいでしょう。

 (1)目的地の選定:ツーリング雑誌、旅行雑誌、新聞情報等から訪問先のビューポイントを幾つか選定します。
 (2)地図上の距離から、走行距離・時間等を算出して目的地へのスケジュール(線表)を作ります。
 (3)全体を「ツーリングプラン」としてまとめ上げ、参加者に事前配布し、予め大まかの計画を知ってもらいます。

 このように、十分な準備をすれば、ツーリングが一層充実し、楽しいものになります。
 このような準備の中から、思わぬ知識も深まり、一層ツーリングを発展させる力が働くのです。

 さあ!いよいよ実行です。集合場所の時間は厳守です。ゴルフと同じように、遅れた場合の理由は何の意味もなしません。大勢の人に迷惑を掛けるだけなのです。だから、時間が不安な場合は自分の考える時間より30分程早めに出発するのが良いでしょう。

 さあ!出発です。十分暖機してから、前照灯を点灯し、スタートしましょう。あとは、法規に則り安全運転を心掛けましょう。
 ツーリングには色々の楽しみがありますが、まずは、名所旧跡訪問でしょうか。あとは神社仏閣めぐり、美術館めぐり、温泉めぐり、海の幸を求めて、きりがありませんが、それらの組み合わせが一般的です。
 仲間でツーリングするとその中に必ず、あるものに造詣が深いという人がいて大変勉強になります。こうしてお互いに刺激しあって沢山の知識がついてきますので、ツーリングが一層楽しくなるのです。

 最後にツーリングレポート(日誌)です。私はすスケジュール表をいつも手元に持ち、出発・到着時間等をメモしておきます。それをもとに、ツーリングレポートを作りますが、このレポートをまとめると色々な情報がノウハウとして残ります。

 (1)走行距離・走行時間 (2)燃料量・燃比 (3)全体スケジュール 等々、次のツーリング計画の参考データとなるのです。
 これを繰り返し行っていると、かなり正確なツーリング計画表を作ることが出来ます。

昨年の浜名湖ツーリングでは、走行距離、費用ともほぼ計画どおりで98%以上の正確さでした。

次回をお楽しみに!

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