【二輪車ツーリングのすすめ】 Motorcycle Technique

第19回:ダートな道の走り方  How to run in a dirt road.


Ver.1.1 2003/10/20
 走り抜けることの重要さ

 < 速く走ること >

(1)オンロード車でのケース
 オンロード車でよくあるケース。山道で途中道路工事をしている場合、当然ながら舗装ではなく砂利道か泥道になったところを走らざるを得ないことがあります。
 このような時、ビギナーは躊躇して速度を極端に遅くして走る人があります。ところが速度は遅いとバイクは不安定になり転倒し易くなります。従って、このようなときにはむしろスピードを上げて走りぬくことが重要です。
 私は経験上何度も言っている事なのですが、「バイクはコマと同じでスピードが速いほど安定します」。逆にコマの回転が遅いと倒れるのと同じように、バイクの速度が遅いと不安定になり転倒し易くなります。
 オンロード車で砂利道などに入ったら躊躇せずに走りぬくことです。そうすれば多少砂利で車輪が振られても安定して走行できます。

(2)オフロード車でのケース
 オフロード車では、ダートは得意でしょから特段のアドバイスはありませんが、オンロード車より簡単で躊躇せずにある程度の速度で砂利道や泥道を走りぬけることです。途中、躊躇して遅くなったり止まったりしてはいけません。止まったら最後スリップするか転倒するかになります。

 要は、いずれのバイクでも「エイ!ヤ!」と走り抜けることが重要なのです。「コマは回転が速ければかなりの外力にも屈する事はありません」自身の心にハッパ(発破)を掛けて「エイ!ヤ!」と走り抜けましょう。

以上

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