第24回 定期点検(車検用)
No.24 : The bike serviced by my self.(For bike inspection)
【定期点検】
定期点検の主たる項目は足回りでタイヤの磨耗度測定、ブレーキパッドの磨耗度測定です。その他、ハンドルの緩み等がないか点検項目に従って一つ一つ入念に点検します。
(1)タイヤの磨耗度測定
タイヤの磨耗度をノギスを使って正確に測定し点検簿に記入します。
(2)ブレーキパッドの磨耗度測定
ブレーキパッドの磨耗度測定は多少手間が掛かります。特に前輪の点検は後輪のそれより手間が掛かります。キャリパー全体を大きな2本のネジを緩めて外します。そして、リムぎりぎりに取り付けられたキャリパーをブレーキディスクから外に外します。そして、ブレーキパッドを吊り下げている2本の留めピンをポンチとレンチを使って外します。
すると、ブレーキパッドが外せるので、パッドの磨耗度をノギスで正確に計測します。 私のBMW R1100-RSでは前輪のブレーキディスクが2枚なので、左右同じ作業をして終了です。
後輪の点検は割合簡単です。キャリバーのプラスティックカバーをスクリュードライバーで取り外し、ブレーキパッドを吊り下げている2本の留めピンをポンチとレンチを使って外します。
すると、ブレーキパッドが外せるので、パッドの磨耗度をノギスで正確に計測します。
(3)緩み確認
ハンドルやその他主要なネジ類の緩みがないかを点検します。緩みのあるものは必要なトルクで締め付けます。
(4)光軸調整
車検で最も厳しいのは光軸です。通常は夜間道路上で前照灯が正常の位置を照射しているか確認するだけでOKですが、自信のない方は修理業者に光軸だけを調整してもらうことが出来ます。一般的に1000円程度です。
(5)ホーン/電球類の点検
ホーンが正常に鳴るか。ウインカーやブレーキランプが正常に点灯するかを点検します。
【今回はブレーキフルードの交換も】
前回はブレーキフルードの交換をプロにお願いしたら1万円くらい掛かったので、今回は自分で行った。以前、この作業をしたことがあるので容易に出来た。
(1)前輪は多少面倒
本来はブレーキフルードを全て抜いてから、新しいブレーキフルードを注入するのだがそうすると中に入った空気を抜く作業が大変なので以下のように行った。古いブレーキフルードを少しずつ抜いて、新しいものを注入しこれを繰り返し新しいものと入れ替える。
後輪は前輪よりも位置的にも簡単である。
【費 用】
今回はプレーキパッドもタイヤも磨耗が少なく、交換の必要もないので費用は掛からず。ブレーキフルード(DOT4 800円相当)は以前購入したものがあったので新たな支出はなかった。
【使用工具】
項番 | 使用工具 | 用 途 |
---|---|---|
1 | +ドライバー | カウル取外し/フルードタンク開け |
2 | −ドライバー | キャリパーカバー外し |
3 | ヘキサ(6角)レンチ | 前輪キャリパー取外し |
4 | ポンチ/ハンマー/プライヤー | ブレーキパッド取外し |
5 | ワイヤブラシ | 錆び取り |
6 | ノギス | タイヤ溝/ブレーキパッド厚の計測 |
【所要時間】 2008/04/05(SAT)
13:30〜17:30 4時間