【2003年3月度 旅日記】

「高校クラス会幹事の引継旅行」


【このレポートは2003年3月のの旅行を回想して2004年2月に書いたものです】
Ver.1.1 2004/02/13
埼玉県川越市・喜多院にて  .
1、日  程  平成15年3月13日(木)〜14(金)

2、目  的  高校クラス会幹事の引継

3、場  所  埼玉県川越市

4、メンバー  女性2人、男性2人

5、状況
 私達が卒業した高等学校のクラス会を3〜5年間隔で開催している。前回幹事と今回幹事(私を含む)と引継ぎの会を計画したのだが、互いに時間にゆとりのある年齢になったので近くの観光地に旅行を兼ねて催す事となった。
 新幹事のSHさんの発案で川越(埼玉県)の歴史探訪という事になった。私は訪問したことがないので大賛成、皆様も異論なくすぐに決まった。元々は「ドライブ旅行」の予定だったが「川越の町」は私達夫々の住居から割合近く、市内観光が中心なので電車の方が便利との理由でJRと私鉄を利用しての旅となった。

(1)喜多院の観梅
 川越は小江戸と呼ばれる程の町で、昔の江戸情緒を残す町なのだ。私達は4人が集合し易いように西武新宿線本川越改札口で待ち合わせるという事になった。近くの喫茶店でSHさんから観光ルートのオリエンテーションを受けて早速散策に入った。
 最初はやはり有名な「喜多院の観梅」という事でそこへ直行した。
 「喜多院」は川越大師の名で親しまれている徳川ゆかりの寺で、現存の建物は寛永15年(1638)の大火により山門を残し全ての建造物が焼失した後、三代将軍家光公の命によって復元されたもの。
 何はともあれ「喜多院の観梅」を楽しむことにした。

喜多院入口の紅梅 喜多院中庭の白梅紅梅 喜多院庭園の白梅

(2)川越は歴史の宝庫
 川越は大戦の戦火を免れたため江戸時代からの建物などが保存されていて将に「小江戸」の名にふさわしい街である。

川越城本丸御殿 川越市立博物館 大鳥居と洋館 菓子屋横丁

(3)川越の種々の工夫
 町の中には色々な工夫があり感心させられる。街中の清水の堀には緋鯉が放たれていて見ていても心が和む。その堀の上には木製のベンチが備えられ空間の有効利用と鯉を見ながらの休憩ができるという「粋な計らい」がされている。
 酒屋さんに入ったら店の中にトロッコのレールがあった。このレールは店の入口から奥の倉庫まで繋がっており酒瓶の箱詰めを運ぶために作られ今も使っているという。小さな間口を多目的に使う工夫が見えた。

緋鯉とベンチ 酒屋のトロッコとレール

(4)佐久間旅館
 川越にふさわしい日本旅館を新女性幹事のSHさんに選んでいただきここで純日本調の宿を楽しんだ。部屋も落着いていて料理も心のこもったものであった。

落着いた部屋 心こもった夕食

(5)重要文化財の屋根
 この旅館の階段の屋根が曲線を描いていてこれが国の重要文化財との事。兎に角、見学させていただいた。「重要文化財」を示す盾の他、この二階の部屋で将棋の名人戦が開かれ過去の有名な名人戦を記念する駒形の置物があった。それには、「第39期名人戦 第一局対局室 昭和56年4月10・11日 名人:仲原誠 八段桐山清澄 於:川越佐久間旅館 と書いてあった。

重要文化財の屋根 内部からの屋根 重要文化財を示す盾 名人戦を記念

(6)川越の街並み
 なんと言っても川越はやはり「時の鐘」(鐘楼)と江戸時代からの「街並」であろう。この近くには旧小山家住宅(酒造り資料館)もあり昔の生活状況が見て分かるようになっている。

時の鐘(鐘楼) 江戸時代からの街並

(7)昔ながらの店
 川越には当然ながら江戸時代から延々と続けられている商店がたくさんある。私達は刃物屋に入り若手の主人に刃物の薀蓄をゆっくり伺った。その後、昔情緒豊かなお店「京割烹〔松鮨〕」で寿司を食したが写真のように大変お洒落だった。

刃物の薀蓄を伺う お洒落な寿司膳

以上  

MT=4

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